跡(あと)を追(お)・う
1 追いかけていく。 2 関係の深かった人の死に続いて死ぬ。また、亡くなった人を慕って自らも命を絶つ。「愛する人の...
跡(あと)を隠(かく)・す
1 行方が知れないようにする。「—・す師の行き方や暮れの秋」〈蕪村句集〉 2 死骸を葬る。「我空しくなるならば、…...
跡(あと)を暗(くら)ま・す
逃げた先がわからないようにする。行方をくらます。「忽然(こつぜん)と—・す」
跡(あと)を絶(た)・つ
ある事がすっかり起こらなくなる。絶えてしまう。「その種の事故は—・った」「訪れる人が—・たない」
跡(あと)を絶(た)・ゆ
1 世間をのがれる。姿を隠す。「深き山に—・えたる人だにも」〈源・澪標〉 2 人の行き来や便りがとだえる。「雪深み...
跡(あと)を垂(た)・る
1 《「垂迹(すいじゃく)」を訓読みにした語》仏や菩薩(ぼさつ)が衆生(しゅじょう)を救うため、仮に神の姿になって...
跡(あと)を継(つ)・ぐ
先代から、その身分・地位・役職などを受け継ぐ。「父の—・ぐ」
跡(あと)をつ・ける
1 痕跡(こんせき)をとどめる。跡を残す。 2 人・車などのあとを悟られないようについて行く。尾行する。「怪しい人...
跡(あと)を弔(とむら)・う
何らかの因縁のある人の死後の供養をする。 [補説]「後を弔う」とも書く。
跡(あと)を濁(にご)・す
立ち去ったあとに醜い状態を残す。「立つ鳥—・さず」
後(あと)を引(ひ)・く
1 余波がいつまでも続いて、きまりがつかない。尾を引く。「三年前の事故が—・く」 2 いつまでも欲しい感じが残る。...
跡(あと)を踏(ふ)・む
先人の事跡を手本にして行う。「わが山のさかゆく道を尋ねつついかで昔の—・ままし」〈続拾遺・雑上〉
跡(あと)を守(まも)・る
1 留守の間を守る。 2 親や夫、あるいは師の死後、故人の業を受け継ぎ、それを絶やさないようにする。