あと‐ばらい【後払い】
品物を先に受け取り、あとで代金を支払うこと。ごばらい。「—決済」⇔先払い/前払い。
あとばらい‐けっさい【後払い決済】
品物を受け取ってから代金を支払う決済方法。
後腹(あとばら)が病(や)・める
事がすんだあとに、出費がかさんだり、障害が生じたりして苦しむ。「それは利害に打算して、跡腹の病めないものは無い」〈...
あと‐ひき【後引き】
飽きることなく、次々に物を欲しがること。多く酒についていう。
あとひき‐じょうご【後引き上戸】
飲みはじめると、際限なく酒を欲しがる癖のある人。
あとひき‐まめ【後引き豆】
《食べ始めるときりがないことから》落花生の異称。
あと‐び【後火/跡火】
1 嫁に行く娘を生家から送り出したあと、門前でたく火。 2 葬式を出したあとに門前でたく火。送り火。「—の火箸とい...
あと‐びき【後引き】
酒などをつぐとき、銚子(ちょうし)の口を伝って滴ること。また、その滴り。
あと‐びさり【後びさり】
[名](スル) 1 「あとずさり」に同じ。「蟹なら横に這う所だが今年の気候は—をするんですよ」〈漱石・吾輩は猫であ...
アト‐びょう【アト秒】
《atto second》時間の単位の一つ。100京分の1秒。10−18秒。アトセコンド。as。asec。
アトびょう‐パルスレーザー【アト秒パルスレーザー】
アト秒(100京分の1秒)という、きわめて短い時間幅のパルスで発振するレーザー。2001年、フェムト秒パルスレーザ...
アトびょう‐レーザー【アト秒レーザー】
⇒アト秒パルスレーザー
あと‐ピン【後ピン】
写真で、ピント(焦点)が被写体より後ろにずれていること。⇔前ピン。
アトピー
生まれつき、特定の物質を抗原として感じやすく、過敏症を起こす傾向。
アトピーせい‐ひふえん【アトピー性皮膚炎】
《atopic dermatitis》アトピー体質の人に生じる湿疹(しっしん)。乳児型は顔や頭に湿潤性の湿疹ができ...
あと‐ふところ【後懐/跡懐】
実の親にかわって、養い親が子を大切に育てること。「—で生(お)ほし立てて、心の底までよくよく知って候」〈平家・四〉
あと‐ぶつ【阿堵物】
金銭。お金。 [補説]中国六朝(りくちょう)時代の俗語で、このもの、の意。晋の王衍(おうえん)が金銭を忌んで呼んだ...
あと‐ぶね【後船】
1 後から入港する船。 2 江戸時代の劇場で、2階正面の桟敷(さじき)の後方の席。
あと‐べ【後方/脚辺】
《古くは「あとへ」》 1 (後方)後ろの方。「鉄柵よりは数尺ばかりも、—に立ち」〈竜渓・経国美談〉 2 寝るときの...
後(あと)へも先(さき)へも行(い)かぬ
動きがとれない。どうすることもできない。にっちもさっちも行かぬ。
あと‐へん【足偏】
1 ⇒あしへん 2 《「跡」が足偏であるところから》 ㋐あとの祭り。手遅れ。「残暑の桃湯(=アセモヲ防グ湯)—なる...
あと‐ぼう【後棒】
駕籠(かご)や輿(こし)の担ぎ棒の後ろのほうを担ぐ者。後肩(あとかた)。⇔先棒(さきぼう)。
後棒(あとぼう)を担(かつ)・ぐ
首謀者の手助けとして加わる。
あと‐ぼけ【後暈け】
写真で、被写体に焦点を合わせたときに後景がぼけること。また、そのぼけを効果的に利用すること。うしろぼけ。→前暈け
アトマイザー
噴霧装置。殺虫剤をまいたり、香水を振りかけたりするのに用いる。霧吹き。
あと‐まく【後幕】
1 芝居で、次に演じられる狂言。 2 次にする仕事。「よくよくこの—をこころみ給へ」〈洒・辰巳婦言〉
あとまく‐シンクロ【後幕シンクロ】
スローシンクロにおいて、シャッターが閉じる直前にフラッシュを発光させること。動きのある被写体の場合、被写体の後方に...
あと‐まくら【後枕】
寝たときの足の方と頭の方。足もとと枕もと。「男女の君達—にさし集ひて、いかにせんと嘆き悲しみ給へども」〈平家・六〉
後枕(あとまくら)も知(し)ら◦ず
物の前後がわからない。どうしてよいかわからない。後枕も覚えず。「頼基(よりもと)入道も病つきて、—◦ずまどひながら...
あと‐まわし【後回し】
順番を変えてあとに遅らせること。「宿題を—にする」
あと‐み【跡見】
「跡見の茶事」の略。
アトミウム
1958年、ベルギーのブリュッセルで開催された万国博覧会のために造られたモニュメント。鉄の結晶構造(体心立方格子)...
あとみ‐かけい【跡見花蹊】
[1840〜1926]女流教育家。大阪の生まれ。名は滝野。父の私塾を継ぎ、また京都に開塾。のち東京に移って、明治8...
あとみがくえん‐じょしだいがく【跡見学園女子大学】
埼玉県新座(にいざ)市などにある私立大学。昭和40年(1965)に開学した。明治8年(1875)開学の日本人創設の...
アトミズム
原子説。また、原子論。
アトミック
多く複合語の形で用い、原子の、原子力の、の意を表す。「—エナジー」「—エージ」
アトミック‐クロック
⇒原子時計
アトミック‐ソルジャー
1945〜60年代初めの原水爆実験・演習に参加し、放射線に被曝(ひばく)した米軍兵士たち。残留放射能汚染による被曝...
アトミック‐ベテランズ
全米被曝退役軍人会。1945〜1963年にわたる核実験に参加し被曝した兵士が、被曝の後遺症による癌(がん)や白血病...
あとみ‐の‐ちゃじ【跡見の茶事】
茶事七式の一。茶会のあとで、参会できなかった希望者に、その道具の取り合わせや趣向などを見せるために行う会。
アトム
《atmosphereの略》圧力の単位。1気圧=1013.25ヘクトパスカル=1.01325bar。
アトム
《ギリシャ語で、これ以上分割できない物の意のatomosから》原子。
あと‐むかし【後昔】
⇒のちむかし
アトム‐きゅう【アトム級】
《atomweight アトムは原子の意》ボクシングなどの体重別階級の一。女子プロボクシングでは102ポンド以下。...
アトムス‐フォー‐ピース
米国のアイゼンハワー大統領が1953年12月8日に国連総会で行った演説の題名。米国による核技術の独占を過去のものと...
あと‐め【後妻】
後添(のちぞ)いの妻。ごさい。
あと‐め【跡目】
1 家長としての身分。家督。「—を継ぐ」 2 家督を継ぐこと。また、その人。跡取り。跡継ぎ。「—を立てる」 3 先...
アト‐メイダヌ
《トルコ語で馬の広場の意》イスタンブールにある古代ローマ時代の遺跡ヒッポドロームのこと。
あとめ‐そうぞく【跡目相続】
跡目を受け継ぐこと。
アトモスフィア
《「アトモスフェア」とも》 1 空気。大気。 2 雰囲気。