いき‐しょうちん【意気消沈/意気銷沈】
[名](スル)意気込みがすっかり衰えること。元気がなくなること。意気阻喪(いきそそう)。「惨敗して—する」
いき‐しょうてん【意気衝天】
意気込みが天を衝(つ)くほど、激しく盛んなこと。「—の勢い」
いき‐しょうにん【生き証人】
事件や出来事を直接経験し、その体験や事実を語ることができる人。「戦争の—」
いき‐じ【意気地】
自分自身や他人に対する面目から、自分の意志をあくまで通そうとする気構え。意地。いくじ。「—を立てる」
意気地(いきじ)が悪(わる)・い
心、気立てが悪い。意地が悪い。
いき‐じごく【生き地獄】
生きながら地獄にあるようなひどい苦しみにあうこと。また、そのありさま。「被災地に—を見る」
いき‐じびき【生き字引】
博識の人。特に、会社・役所などで過去の出来事や規則などに通じている人。
いき‐すいどう【壱岐水道】
長崎県壱岐島と佐賀県東松浦半島との間の海峡。古来、朝鮮・中国方面への交通の要地。壱岐海峡。
いき‐すぎ【行(き)過ぎ】
⇒ゆきすぎ
いき‐す・ぎる【行(き)過ぎる】
[動ガ上一][文]いきす・ぐ[ガ上二]⇒ゆきすぎる
いき‐すじ【粋筋】
1 粋な方面。花柳界。「—に通じた人」 2 男女の情事。色恋沙汰。「夫人から、昨日の—を聞かせられた」〈花袋・妻〉
いき‐すじ【息筋】
力を入れた時に、顔に出る筋。
息筋(いきすじ)張(は)・る
精一杯、努力する。また、大いに怒る。
いき‐すだま【生き霊/生き魑魅】
《古くは「いきずたま」とも》生きている人の怨霊(おんりょう)。いきりょう。「物の怪(け)、—などいふもの」〈源・葵〉
いき‐せい【息精】
《呼吸と精力の意》気力。意気込み。「惣々(そうぞう)の—でもお産を安うさせまする」〈浄・布引滝〉
息精(いきせい)張(は)・る
あるだけの気力を尽くす。意気込む。「そのやうに—・るは大きな毒」〈浄・歌祭文〉
いき‐せき【息急き】
[副]息をはずませて急ぐさま。「小さい軌道列車が大粒な火の粉を散らしながら、—彼等を追い抜いて行った」〈志賀・真鶴〉
いきせき‐き・る【息急き切る】
[動ラ五(四)]激しい息づかいをする。あえぎながら急いで行動するさまにいう。いきせく。「—・って駆けつける」
いき‐せ・く【息急く】
[動カ五(四)]「息急き切る」に同じ。「老婆は—・きながら」〈独歩・死〉
いき‐そそう【意気阻喪/意気沮喪】
[名](スル)意気込みがくじけ弱ること。意気消沈(いきしょうちん)。
いき‐たい【生き体】
相撲で、両者がほとんど同体に倒れたとき、爪先が下を向いて土俵内の地についている状態。⇔死に体。
いきたい【生きたい】
新藤兼人監督・原作・脚本による映画の題名。平成11年(1999)公開。認知症の父親と娘の暮らしをユーモラスに描きつ...
いき‐た・える【息絶える】
[動ア下一]呼吸が止まって死ぬ。息が絶える。
いきた‐かせき【生きた化石】
1 現在でもほとんど姿形を変えずに生き続け、化石としても発見されている生物のこと。植物のメタセコイア・イチョウ、動...
いき‐たけ【裄丈】
「ゆきたけ」の音変化。「—知れたる猟師一人」〈浄・浦島年代記〉
生(い)きた心地(ここち)もし◦ない
恐ろしさで生きている感じがしない。「地震が収まるまでは—◦なかった」
生(い)きた空(そら)がな・い
恐ろしさや苦しみのあまり生きている気持ちがしない。
いき‐だおれ【行(き)倒れ】
⇒ゆきだおれ
いき‐だし【息出し】
1 通風や換気のために設けた穴・窓など。いきぬき。 2 酒や醤油などの樽の上部にあけた空気抜きの穴。 3 兜(かぶ...
いきだわし・い【息だわしい】
[形][文]いきだは・し[シク]《「いき(息)いたわし」の音変化》 1 息が詰まるようである。「朝から籠っていた—...
いき‐ち【生き血】
生きている動物の血。
いき‐ち【閾値】
1 ある反応を起こさせる、最低の刺激量。しきいち。 2 生体の感覚に興奮を生じさせるために必要な刺激の最小値。しきいち。
いき‐ちがい【行(き)違い】
⇒ゆきちがい
いき‐ちが・う【行(き)違う】
[動ワ五(ハ四)]⇒ゆきちがう
いきちし‐ざい【遺棄致死罪】
⇒遺棄等致死傷罪
いきちししょう‐ざい【遺棄致死傷罪】
⇒遺棄等致死傷罪
いきちしょう‐ざい【遺棄致傷罪】
⇒遺棄等致死傷罪
しきいちなし‐ちょくせんかせつ【閾値無し直線仮説】
放射線の被曝線量がどれほど少なくても、その線量に比例して人体への影響があるとする考え。LNT(linear no-...
いき‐ちょん【意気ちょん/粋ちょん】
[名・形動] 1 いきなこと。通(つう)なこと。また、そのさま。「—の魔道に引き入れんとおもへども」〈黄・高漫斎〉...
生(い)き血(ち)を搾(しぼ)・る
情け容赦なく人のものを取り上げて自分の利益とする。生き血を吸う。生き血をすする。
いきつき‐しま【生月島】
長崎県北西部、平戸(ひらど)島北西にある南北に細長い島。平戸市に属する。面積16.6平方キロメートル、最高点は番岳...
いき‐つぎ【息継ぎ】
[名](スル) 1 歌唱・吹奏や朗読などの途中で息を吸いこむこと。「小節間で—する」 2 水泳中、水から顔をあげて...
いき‐つ・く【行(き)着く】
[動カ五(四)]⇒ゆきつく
いき‐つけ【行(き)付け】
⇒ゆきつけ
いきつしま‐こくていこうえん【壱岐対馬国定公園】
長崎県、壱岐・対馬の海岸を中心とする国定公園。海食崖(かいしょくがい)や古墳・史跡に富む。
行(ゆ)きつ戻(もど)りつ
同じ所を何回も行ったり戻ったりするさま。「—して待つ」「思考が—する」
いき‐づえ【息杖】
駕籠(かご)かきや重い物を担ぐ人が、ひと休みするときに荷物を支えたり、からだのバランスをとったりするために使う長い杖。
いき‐づかい【息遣い】
呼吸のようす。また、呼吸の調子・しかた。「—が荒い」
いきづか・し【息衝かし】
[形シク]《動詞「いきづく」の形容詞化》ため息が出そうである。嘆かわしい。「波の上ゆ見ゆる小島の雲隠りあな—・し相...
いき‐づき【息衝き】
1 呼吸。 2 感情の高まりなどから大きく息をすること。ため息。「父の介は泣くにもえ泣かず、ただ—をし入りたらんや...