いき‐ようよう【意気揚揚】
[ト・タル][文][形動タリ]得意なさま。「試合に勝って—と引き揚げる」
いきり【熱り】
熱気。湯気。いきれ。「コークスが炎天に—を上げて」〈谷崎・悪魔〉
いきり‐た・つ【熱り立つ】
[動タ五(四)]激しく怒って興奮する。「審判の判定に観衆が—・つ」
いき‐りょう【生き霊】
生きている人の怨霊(おんりょう)で、恨みのある他人にとりついてたたりをするといわれるもの。いきすだま。⇔死霊(しり...
いきる【生きる】
乙川優三郎の時代小説。藩主亡き後、追い腹を禁じられながら生きる武士の苦悩を描く。平成14年(2002)刊行。同年、...
いき・る
[動ラ五]《「粋がる」からか》俗に、虚勢を張る。「後輩に—・る」
い‐き・る【射切る】
[動ラ五(四)] 1 矢を射尽くす。「携えた矢を—・る」 2 矢を射当て、物を切り離す。「扇のかなめぎは一寸ばかり...
いき・る【熱る/熅る】
[動ラ四] 1 あつくなる。ほてる。むしむしする。「眼かかやき、耳—・り、血のみちのび」〈醍醐寺本遊仙窟康永三年点...
い・きる【生きる】
[動カ上一][文]い・く[カ上二]《古くは四段活用であったが、中世ごろから上二段に活用》 1 人間・動物などが、生...
いきるべきかしぬきか【生きるべきか死ぬべきか】
《To Be or Not to Be》米国の映画。1942年作。監督はルビッチ。第二次大戦のドイツによるポーラン...
いきれ【熱れ/熅れ】
蒸されるような熱気。ほてり。いきり。「草—」「人—」「むっと—のするうす汚い土手で」〈滝井・無限抱擁〉
いき・れる【熱れる/熅れる】
[動ラ下一]熱気のためにむっとする。「梅雨後(つゆあがり)の勢のよい青草が—・れて」〈啄木・鳥影〉
いき‐わかれ【生(き)別れ】
肉親などが生きたままで離れ離れになること。生別(せいべつ)。⇔死に別れ。
いき‐わか・れる【生(き)別れる】
[動ラ下一][文]いきわか・る[ラ下二]肉親などが生きたままで離れ離れになる。「小さいときに—・れた兄」
いき‐わた・る【行(き)渡る】
[動ラ五(四)]⇒ゆきわたる
息(いき)を入(い)・れる
仕事などの中途で休憩する。ひと休みする。「ここらでちょっと—・れよう」
息(いき)を切(き)ら・す
運動などをして、せわしく呼吸をする。「—・して駆け戻る」
息(いき)を凝(こ)ら・す
呼吸を抑えてじっとしている。息を詰める。「—・して見つめる」
息(いき)を殺(ころ)・す
呼吸の音もさせないで、じっとしている。「—・して物陰にひそむ」
息(いき)を吐(つ)・く
1 ためていた息をはく。大きく呼吸をする。 2 苦しみや緊張から解放される。ほっとする。「多忙で—・く暇もない」
息(いき)を継(つ)・ぐ
1 息継ぎをする。 2 休息する。息を入れる。「—・ぐ間もなく次の仕事に取りかかる」
息(いき)を詰(つ)・める
「息を凝(こ)らす」に同じ。「—・めて勝負の成り行きを見守る」
息(いき)を抜(ぬ)・く
物事の途中でひと休みする。「強豪との対戦が続き、—・くことができない」
息(いき)を延(の)・ぶ
安心してほっとする。「—・べ給ひてぞ、悲しき事もおぼされける」〈源・夕顔〉
息(いき)を呑(の)・む
おそれや驚きなどで一瞬息を止める。「思わず—・む美しさ」
息(いき)を弾(はず)ま・せる
運動したり興奮したりして、激しい息づかいをする。「—・せて報告する」
息(いき)を引(ひ)き取(と)・る
呼吸が止まる。死ぬ。「眠るように—・る」
息(いき)を潜(ひそ)・める
そこにいると分からないように、息をおさえてじっとしている。「物陰に隠れて—・める」
息(いき)を吹(ふ)き返(かえ)・す
1 生き返る。 2 だめになりそうだったものが立ち直る。「再開発で町が—・す」
い‐きん【衣衾】
衣服と夜具。
い‐きん【遺金】
1 延べ棒・馬蹄(ばてい)形などにして残した軍用金。「慶長—」 2 落とした金銭。「廉士は—をかへりみず」〈読・胡...
いきん‐の‐えい【衣錦の栄】
《欧陽修「相州画錦堂記」から》富と地位を得て、錦(にしき)の衣服を着て故郷に帰る名誉。