いっ‐しつ【逸失】
[名](スル)《「逸」は失うの意》失うこと。手に入れられずになくしてしまうこと。
いっしつ‐りえき【逸失利益】
債務不履行や不法行為がなければ得たであろう利益。→損害賠償
いっし‐どうじん【一視同仁】
《韓愈「原人」から》すべての人を差別なく平等に愛すること。
いっし‐の‐へん【乙巳の変】
大化元年(645)、蘇我入鹿が中大兄皇子に暗殺され、蘇我氏宗家が滅亡した事件。大化の改新の端緒となった。
いっし‐はんせん【一紙半銭】
《紙1枚と銭5厘の意から》ごくわずかなもの。特に、仏家で寄進の額のわずかなことにいう。「—の施し」
いっし‐ほうこく【一死報国】
命を捨てて国のために尽くすこと。
一糸(いっし)纏(まと)わ◦ず
1枚の衣服も着ていない。すっぱだかである。一糸挂(か)けず。「—◦ぬ姿」
一糸(いっし)乱(みだ)れ◦ず
少しも乱れず、整然としている。「—◦ず行進する」
いっ‐しゃく【一尺】
1 尺貫法の長さの単位。→尺 2 サケ・タラなどの魚1尾。「—より定まりて腹もみちあひ、はらわたも出でたる故に、鮭...
いっ‐しゃく【一酌】
[名](スル) 1 1杯の酒。 2 ちょっと酒を酌み交わすこと。一献(いっこん)。「相共に—して諸子に別れを告げ」...
いっしゃく‐はっすん【一尺八寸】
1 《江戸時代、揚げ代が18匁(もんめ)であったところから》囲ひ女郎の異称。 2 《笠(かさ)の直径が1尺8寸(約...
いっしゃ‐せんり【一瀉千里】
《川の水が一度流れだすと、またたく間に千里も流れる意から》 1 物事が速やかにはかどり進むこと。「仕事を—に片付け...
いっ‐しゅ【一朱】
1 貨幣・重さなどの単位。→銖(しゅ) 2 「一朱金」の略。 3 「一朱銀」の略。
いっ‐しゅ【一炷】
1 香をひとたきくゆらせること。また、その香。 2 1本の灯心。
いっ‐しゅ【一首】
和歌や詩の一つ。「百人—」
いっ‐しゅ【一種】
1 ㋐一つの種類。ひといろ。 ㋑同類の中で、少し異なるもの。「イルカはクジラの—である」 2 ある意味で、ほぼ同類...
いっしゅ‐いっぺい【一種一瓶】
一種の肴(さかな)と一瓶の酒。また、簡単な酒宴。一種物(いっすもの)。「酒出ださせ、—にて祝ふべしと仰せければ」〈...
いっ‐しゅう【一周】
[名](スル)ひとまわりすること。ひとめぐり。「場内を—する」「世界—旅行」
いっ‐しゅう【一宗】
仏教の一つの宗派。
いっ‐しゅう【一週】
1 日曜日から土曜日までの7日間。1週間。 2 ある曜日から数えて7日間。1週間。
いっ‐しゅう【一蹴】
[名](スル) 1 けとばすこと。「追いすがろうとする猪熊の爺(おじ)を、太郎が再び—して、灰の中に倒した時には」...
いっ‐しゅう【壱州】
壱岐(いき)国の異称。
いっしゅう‐かまえ【一宗構】
江戸時代、僧尼が所属の宗門から追放されること。
いっしゅう‐かん【一週間】
1週のあいだ。
いっしゅう‐き【一周忌】
人が死亡して、満1年後の忌日。また、その日に行う法事。一回忌。一年忌。小祥忌(しょうしょうき)。
いっしゅう‐ねん【一周年】
満1年。「創立—」
いっしゅ‐きん【一朱金】
江戸時代の金貨の一。形は正方形。1両の16分の1にあたる。文政一朱金。→両3
いっしゅ‐ぎん【一朱銀】
江戸時代の銀貨の一。形は長方形。1両の16分の1にあたる。文政一朱銀・嘉永一朱銀など。→両3
いっ‐しゅく【一宿】
[名](スル) 1 一夜宿泊すること。一泊。「僧房に—する」 2 一夜。ひと晩。「—を経てよみがへりて」〈今昔・七・八〉
いっ‐しゅく【一縮】
鎧(よろい)や武具に身をかためること。また、その鎧や武具。転じて、鎧や武具をつけた武者。「只一人鎧—して」〈太平記...
いっしゅく‐いっぱん【一宿一飯】
一夜の宿と1回の食事を与えられること。通りがかりに立ち寄って世話になること。博徒(ばくと)などが用いた語。「—の恩義」
いっしゅ‐しけん【一種試験】
国家公務員採用試験の一。昭和59年度(1984)から、それまでの上級試験に替えて行われた。平成23年度(2011)...
いっ‐しゅつ【逸出】
[名](スル) 1 抜け出ること。逃れ出ること。「失敗の原因はこの領域を無理解に—した事にありはしないだろうか」〈...
いっ‐しゅん【一瞬】
一度またたきをするほどの、きわめてわずかな時間。刹那(せつな)。副詞的にも用いる。「—の出来事」「—目を疑った」
いっしゅん‐かん【一瞬間】
一瞬の時間。一瞬時。またたくま。
いっしゅんのなつ【一瞬の夏】
沢木耕太郎によるノンフィクション。昭和56年(1981)刊行。「敗れざる者たち」にも登場したプロボクサー、カシアス...
いっ‐しょ【一所】
1 一つの場所。ひとところ。1か所。 2 同じ場所。同所。「—に会する」 3 「一緒(いっしょ)」に同じ。「兎も角...
いっ‐しょ【一書】
1 一通の手紙または文書。「—を送る」 2 一冊または一部の書物。 3 ある書物。異本。別本。一本(いっぽん)。「...
いっ‐しょ【一緒】
《「一所」から》 1 一つにまとめること。ひとまとめ。「荷物を—にする」「人の分も—に扱う」 2 区別のないこと。...
いっ‐しょ【逸書/佚書】
名だけ残っていたり、内容の一部分だけしか伝わっていなかったりする書物。散逸した書物。
いっ‐しょう【一升】
尺貫法の容積の単位。→升
いっ‐しょう【一生】
1 生まれてから死ぬまでの間。終生(しゅうせい)。生涯。「幸せな—を送る」「事業に—を捧げる」「—を棒にふる」「—...
いっ‐しょう【一将】
一人の将軍。ある将軍。
いっ‐しょう【一笑】
[名](スル) 1 ちょっと笑うこと。にっこりすること。「破顔—」 2 一つの笑いぐさにすること。また、笑うべきも...
一升(いっしょう)入(い)る壺(つぼ)
1升入りの容器には、どう工夫しても1升以上入らない。物にはそれぞれの限度がある、同じものはどこでも同じ、などの意の...
いっしょう‐がい【一升買い】
米などを1升ずつ買うこと。貧乏な生活のたとえ。
いっ‐しょうがい【一生涯】
生きている間じゅう。一生。終生。
いっしょう‐けんめい【一生懸命】
[名・形動]《「一所懸命」から》 1 命がけで事に当たること。また、そのさま。「—に働く」「—探しまわる」 2 引...
一将(いっしょう)功(こう)成(な)りて万骨(ばんこつ)枯(か)る
《曹松「己亥歳」から》一人の将軍の輝かしい功名の陰には、戦場に命を捨てた多くの兵士がある。成功者・指導者ばかりが功...
いっしょう‐さんたん【一唱三嘆/一倡三歎】
《礼記「楽記」から。一人が歌うと三人がこれに和して歌う意》一度詩文を読んで、何度も感嘆すること。すぐれた詩文などを...