犬(いぬ)骨折(ほねお)って鷹(たか)の餌食(えじき)になる
鷹狩りでは犬がせっかく骨折って追い出した獲物も鷹に取られてしまう。苦労して得たものを他人に横取りされることのたとえ。
いぬぼう‐カルタ【犬棒カルタ】
いろはガルタの一。最初の札が、「犬も歩けば棒に当たる」であるところからいう。近世末期以来、最も一般的なカルタ。
いぬぼう‐さき【犬吠埼】
《「いぬぼうざき」とも》千葉県銚子市にある岬。太平洋に突出し、突端の崖上に日本最初の回転式灯台がある。犬吠岬。
いぬ‐ぼえ【犬吠/狗吠】
上代、元日・即位・大嘗祭(だいじょうさい)などに、宮門を守る隼人(はやと)が犬の遠吠えをまねた声を発したこと。また...
いぬ‐まき【犬槙】
マキ科の常緑高木。関東以南の山地に自生し、高さは約25メートルに達する。葉は扁平な線形または披針(ひしん)形で、密...
いぬむこいり【犬婿入り】
多和田葉子の短編小説。平成4年(1992)発表。同年、第108回芥川賞受賞。
犬(いぬ)も歩(ある)けば棒(ぼう)に当(あ)たる
1 何かをしようとすれば、何かと災難に遭うことも多いというたとえ。 2 出歩けば思わぬ幸運に出会うことのたとえ。
犬(いぬ)も食(く)わぬ
食えるものなら何でも食うはずの犬さえも食わない。ひどく嫌われることのたとえ。また、ばかばかしくて相手にする気になれ...
犬(いぬ)も朋輩(ほうばい)鷹(たか)も朋輩(ほうばい)
鷹狩りで、犬と鷹は違った待遇を受けるが、同じ主人に仕える同僚である。役目や地位が違っていても、同じ主人に仕えれば同...
いぬ‐やま【犬山】
山野で、飼いならした犬を使ってする狩り。「この人—といふ事をして…山に入りて猪鹿を犬に噉(く)ひ殺さしめて」〈今昔...
いぬやま【犬山】
愛知県北西部の市。もと尾張藩家老成瀬氏の城下町。犬山城・明治村・京大霊長類研究所や日本ラインなどがある。人口7.5...
いぬやま‐し【犬山市】
⇒犬山
いぬやま‐じょう【犬山城】
愛知県犬山市にある城。天文6年(1537)織田信康が築いた平山城(ひらやまじろ)。のち元和3年(1617)に尾張藩...
いぬやま‐やき【犬山焼】
愛知県犬山地方で焼いた陶器。染め付け・赤絵など各種のものがある。丸山焼。
いぬ‐やらい【犬矢来】
湾曲した割り竹を並べて建物の壁や塀の下部を覆う、背の低い柵。京都の町屋などに多く見られる。
イヌリン
多糖類の一。キクイモ・ダリア・ゴボウなどの根に貯蔵物質として含まれる。酸か酵素で加水分解すると果糖になる。
いぬる【往ぬる/去ぬる】
[連体]《動詞「い(往)ぬ」(ナ変)の連体形から》過ぎ去った。去る。「—朔(ついたち)の日の夢に」〈源・明石〉
いぬ‐わし【犬鷲/狗鷲】
タカ科の鳥。全長約85センチ。全身茶褐色で、頭の後方は金色。ノウサギなどを捕食。日本では北海道・本州の山地にすむが...
いぬ‐わらび【犬蕨】
メシダ科の多年生のシダ。山野に生える。根茎は地中をはい、葉は長さ40〜80センチ。葉柄に赤褐色の鱗片(りんぺん)が...