いろ【色】
[名] 1 ㋐光の波長の違い(色相)によって目の受ける種々の感じ。原色のほか、それらの中間色があり、また、明るさ(...
い‐ろ【倚廬】
天皇が父母の喪に服するときにこもる仮屋。「—の御所のさまなど、板敷(いたじき)をさげ、葦の御簾をかけて」〈徒然・二八〉
いろ
[接頭]血族関係を表す名詞に付いて、母親を同じくする、または、母方の血のつながりがある、の意を表す。「—せ」「—と...
いろ‐あい【色合(い)】
1 色彩のぐあい。色の加減。色調。「着物の—」 2 物事の感じやぐあい。傾向。「事件は迷宮入りの—をおびてきた」 ...
いろ‐あがり【色揚(が)り】
染色などで、色の染めあがりぐあい。
いろ‐あく【色悪】
1 歌舞伎の役柄の一つで、外見は二枚目で性根は悪人の役。「累(かさね)」の与右衛門、「四谷怪談」の伊右衛門など。い...
いろ‐あげ【色揚げ】
[名](スル) 1 色のあせた布や衣服などを、染めなおして美しくすること。「—の染め賃」 2 染め物や入れ墨の色の...
いろ‐あ・せる【色褪せる】
[動サ下一][文]いろあ・す[サ下二] 1 色がさめる。色が薄くなる。「—・せたカーテン」 2 美しさやみずみずし...
色(いろ)改(あらた)ま・る
喪が明けて、喪服からふだんの衣服に着替える。「宮の御果ても過ぎぬれば、世の中—・りて」〈源・少女〉
いろ‐あわせ【色合(わ)せ】
[名](スル)見本と色とを照らし合わせること。また、同じ色になるように色を調整すること。
いろ‐いた【色板】
1 木版の色刷りに用いる版木。 2 さまざまな形の板に、色をつけたもの。子供の遊び道具。
いろ‐いと【色糸】
1 種々の色に染めた糸。 2 三味線の糸。また、三味線。
いろ‐いろ【色色】
[名・形動] 1 異なる事物や状態が数多いこと。また、そのさま。さまざま。種々。「虫の—」「—な品物を買う」 2 ...
イロイロ
フィリピン中央部、ビサヤ諸島最西端のパナイ島の都市。同島南東岸、ハロ川の河口に位置し、港湾をもつ。対岸にギマラス島...
いろいろ‐おどし【色色威】
鎧(よろい)の威の一。いく色もの糸や革でおどしたもので、普通は段によって色を変えた。
いろいろ・し【色色し】
[形シク] 1 華やかなさま。きらびやかなさま。「別して—・しくも出で立たず、白き大口に、白き直垂(ひたたれ)に紫...
い‐ろう【慰労】
[名](スル)苦労をねぎらうこと。「試合のあとで選手たちを—する」「—会」
い‐ろう【遺老】
1 生き残っている老人。 2 先帝に仕えた旧臣。亡国の旧臣。
い‐ろう【遺漏】
大切な事が抜け落ちていること。手抜かり。手落ち。「—のないように記入する」
い‐ろう【胃瘻】
瘻孔(ろうこう)の一。胃と体表などが穴(瘻孔)でつながっている状態。また、口などからの食物・水分の補給が困難な場合...
いろ・う【色ふ/彩ふ/艶ふ】
[動ハ四] 1 美しいいろどりをしている。映える。「いかばかり思ひおくとも見えざりし露に—・へる撫子(なでしこ)の...
いろ・う【弄ふ/綺ふ】
[動ハ四] 1 かかわり合う。関与する。「例の忍ぶる道はいつとなく—・ひつかうまつる人なれば」〈源・松風〉 2 口...
いろう‐ざき【石廊崎】
静岡県、伊豆半島南端の岬。海食を受けた断崖が続く。灯台・石室(いろう)神社がある。石室崎。
いろ‐うつり【色移り】
⇒移染1
いろ‐うるし【色漆/彩漆】
顔料を加えて色をつけた漆。朱漆・黒漆・青漆など。
いろえ
能の所作の一。クセの前に、シテが静かに舞台を一巡する短い舞。また、そのときの囃子(はやし)。 [補説]ふつう「イロ...
いろ‐え
《「いろ」は接頭語》同母の兄。「我(やつがれ)が—の二柱(ふたはしら)の天皇」〈允恭紀〉
いろ‐え【色絵】
1 彩色した絵。着色画。⇔墨絵。 2 金銀などの薄い板を他の金属の彫刻した部分に焼きつける技法。 3 本焼きした陶...
いろえたつたがわもんすかしぼりそりばち【色絵竜田川文透彫反鉢】
江戸時代中期の陶工・画家、尾形乾山作の陶器の鉢。腰が丸く張り、縁が外側に反った鉢の内側から縁に向けて、流水、楓(か...
いろえていかえいじゅうにかげつわかかちょうずかくざら【色絵定家詠十二ヶ月和歌花鳥図角皿】
江戸時代中期の陶工・画家、尾形乾山作の12枚組の陶器の角皿。藤原定家が詠んだ12首の和歌にちなむ12種の花鳥が描か...
いろえもみじもんすかしぼりそりばち【色絵紅葉文透彫反鉢】
⇒色絵竜田川文透彫反鉢
いろ‐えんぴつ【色鉛筆】
赤・青などの色の鉛筆。蝋(ろう)・粘土・ゴムなどに着色顔料をまぜて芯を作る。
いろ‐おち【色落ち】
[名](スル)布や衣類などを洗ったときに色が落ちること。「—したジーンズ」
いろ‐おとこ【色男】
1 顔だちのよい男。好男子。美男(びなん)。 2 情夫。間男(まおとこ)。いろ。「—をこしらえてお屋敷を遁げ出すの...
いろ‐おんど【色温度】
《color temperature》高温の物体が放射する、光の色から求める温度。黒体がそれと等しい色を出すときの...
いろおんどへんかん‐フィルター【色温度変換フィルター】
《light balancing filter》カメラやビデオカメラのレンズに装着して用いるフィルターの一。野外に...
いろ‐おんな【色女】
1 顔だちのよい女。色気のある女。美女。 2 情婦。愛人。いろ。「ちかごろ変なところに—をこしらえやがってね」〈宇...
いろ‐か【色香】
1 色と香り。 2 女のあでやかな顔と姿。女の色気。「—に惑う」
いろ‐かず【色数】
1 色の数。 2 品物の種類。品数。「帳面に付けて、いちいち—を揃へる」〈黄・造化夢〉
いろ‐かぶり【色被り】
撮影時の光源などの影響で、写真に意図しない色味がついてしまうこと。デジタルカメラの場合は、ホワイトバランスの設定が...
いろかわ【色川】
姓氏の一。 [補説]「色川」姓の人物色川武大(いろかわたけひろ)色川武大(いろかわぶだい)色川三中(いろかわみなか)
いろかわ‐たけひろ【色川武大】
[1929〜1989]小説家。東京の生まれ。阿佐田(あさだ)哲也のペンネームで麻雀小説を執筆。その後、本名で発表し...
いろかわ‐ぶだい【色川武大】
⇒いろかわたけひろ(色川武大)
いろかわ‐みなか【色川三中】
[1801〜1855]江戸後期の国学者。常陸(ひたち)の人。通称、三郎兵衛。田制・税制・度量衡の研究、古文書の収集...
いろ‐かんり【色管理】
⇒カラーマネージメント
いろかんり‐システム【色管理システム】
⇒カラーマネージメント
いろ‐がたき【色敵】
1 情事の競争相手。恋がたき。 2 歌舞伎で、色事師の敵役。
いろ‐がみ【色紙】
1 種々の色に染めた紙。染め紙。また、折り紙用の着色した紙。 2 鳥の子紙を5色に染め分けた畳紙(たとうがみ)。
いろ‐がら【色柄】
布地などに、いくつかの色で染め出した模様。
いろ‐ガラス【色ガラス】
⇒着色ガラス