いろ‐はば【色幅】
園芸で、花弁の色や模様の変化の種類。「—が豊富」「かなり—のある品種」
いろは‐ぶね【伊呂波船】
江戸時代、同型の船を区別するため、「いろは」の文字を帆柱や艫(とも)などに記していたもの。
いろはぶんこ【いろは文庫】
人情本。18編54冊。為永春水著。5編以降は2世為永春水著。渓斎英泉ほか画。天保7年〜明治5年(1836〜72)刊...
いろは‐もみじ【伊呂波紅葉】
⇒伊呂波楓(いろはかえで)
いろは‐れんが【伊呂波連歌】
連歌の作り方の一。いろは47文字を順に句頭に置いて作るもの。
いろ‐ばなし【色話】
男女の情事に関する話。色事の話。情話。「大きな笑声のするのは、…露骨(むきだし)の—の喝采である」〈小杉天外・はやり唄〉
イロパンゴ‐こ【イロパンゴ湖】
《Lago de Ilopango》中央アメリカ、エルサルバドル中西部にある湖。首都サンサルバドルの東約10キロメ...
いろ‐びと【色人】
1 美しくなまめかしい人。「その名も月の—は」〈謡・羽衣〉 2 遊女。「実(じつ)は今様の手本、いづれの—もこれを...
いろ‐ふか・し【色深し】
[形ク] 1 色が濃い。色が濃く美しい。「わが宿の嘆きの下葉—・くうつろひにけりながめふるまに」〈かげろふ・上〉 ...
いろ‐ふし【色節】
1 晴れがましい行事。また、その折。「下仕(しもつか)へ、手振りなどが具し行けば、—にいでたらむ心地していまめかし...
いろ‐ぶみ【色文】
恋文。艶書(えんしょ)。懸想文(けそうぶみ)。
いろ‐ぶんかい【色分解】
《color separation》写真製版するとき、原稿の色を原色インキの成分に応じた黄・赤・青の3色、あるいは...
いろ‐ほせい【色補正】
⇒カラーキャリブレーション
いろ‐ほん【色本】
1 情交のようすを描いた本。春本(しゅんぽん)。艶本(えんぽん)。 2 色見本をとじたもの。
いろ‐ぼうしょ【色奉書】
色をつけた奉書紙。色奉書紙。主に福井県で作られる。
いろ‐ぼけ【色惚け】
色事に夢中になりすぎて、他のことがおろそかになること。
いろ‐まち【色町/色街】
花柳街。特に、遊郭。遊里。色里。
イロマンゴ‐とう【イロマンゴ島】
《Erromango》⇒エロマンゴ島
いろ‐み【色味】
(微妙な)色の濃淡やずれの具合。色合い。色加減。「鏡で頰紅の—を確かめる」「—を足す」 [補説]「み」は接尾語。「...
いろ‐みず【色水】
植物の花や葉の汁・色素・絵の具などで色をつけた水。主に、子どもの水遊びや実験などで使われる。
いろ‐みほん【色見本】
布地・染料・印刷などの色の見本。また、それを分類、整理したもの。
いろ‐むじ【色無地】
黒以外の一色で染めた、文様のない和服地。また、それで仕立てた着物。家紋を入れて略礼装とすることもある。
いろ‐むら【色斑】
一様であるはずの色に濃淡があること。
いろ‐め【色目】
1 色合い。色調。「渋い—の帯」 2 異性の気を引くような目つき。流し目。秋波。 3 衣服・調度などの色合いの名。...
いろ‐めか・し【色めかし】
[形シク]恋の情趣を好むようにみえるさま。色好みらしい。「—・しうなよび給へるを、女にて見むはをかしかりぬべく」〈...
いろ‐めがね【色眼鏡】
1 着色したレンズをはめた眼鏡。サングラスなど。 2 偏った物の見方。先入観にとらわれた物の見方。「—で人を見る」
いろめき‐た・つ【色めき立つ】
[動タ五(四)]緊張や興奮で落ち着かなくなる。動揺しはじめる。「緊急動議に議場は—・った」
いろ‐め・く【色めく】
[動カ五(四)] 1 その時節が来て色が美しくなる。華やかになる。「春になって公園の木々が—・く」 2 色っぽく見...
色目(いろめ)を使(つか)・う
1 異性の気を引くような目つき・そぶりをする。 2 何か下心をもって、こびるような態度をとる。「役人に—・う」
いろ‐も
《「いろ」は接頭語》同じ母から生まれた姉または妹。「その—高比売命(たかひめのみこと)、その御名を顕(あらは)さむ...
色(いろ)も香(か)もあ・る
美しい容色も、ゆかしい情愛もある。名実、または情理を兼ね備えている。花も実もある。「人情判事の—・る裁き」
いろ‐もの【色物】
1 色のついている物。衣服や織物、紙などの、白・黒以外のもの。 2 寄席で、講談・義太夫・落語に対して、彩りとして...
いろもの‐せき【色物席】
色物2もまぜて上演する寄席。色物小屋。
いろもの‐にゅういんりょう【色物乳飲料】
牛乳にコーヒー・ココア・果汁などを加えた、色がついた乳飲料。→白物乳飲料
いろ‐もよう【色模様】
1 彩りの美しい模様。美しい染め模様。 2 歌舞伎などで、恋愛感情を描写する場面。また、その演技。主として淡く単純...
いろ‐やけ【色焼け】
[名](スル)顔やからだが、日に焼けて薄黒くなること。また、衣服などが、日に焼けて変色すること。「—した本の表紙」
いろ‐ゆるし【色許し/色聴し】
禁色(きんじき)を許されること。
いろ‐よ・い【色好い】
[形][文]いろよ・し[ク] 1 こちらの望みにそうようなさま。都合がよい。好ましい。主に連体形が用いられる。「—...
いろ‐り【色利/煎汁】
鰹節(かつおぶし)・するめ・大豆などを煮詰めてとっただし汁。煮物に用いる。
いろり【囲炉裏】
室内の床の一部を四角に切り抜いて火をたくようにした場所。暖房・煮炊きに用いる。炉。《季 冬》「大原女の足投げ出して...
いろ‐りったい【色立体】
色相・明度・彩度の3要素を座標として、さまざまな色を三次元空間の点として配列したもの。
イロリン
ナイジェリア西部の都市。クワラ州の州都。19世紀初めにヨルバ族のオヨ帝国から独立したが、イスラム教徒のソコト帝国に...
いろ‐わけ【色分け】
[名](スル) 1 色を塗り分けて区別をすること。「国ごとに—した地図」 2 人や事物をある基準によって種類分けす...
色(いろ)を失(うしな)・う
心配や恐れなどで顔が真っ青になる。意外な事態に対処しきれないようす。「悲報に接し愕然(がくぜん)として—・う」
色(いろ)を売(う)・る
売春をする。色を鬻(ひさ)ぐ。
色(いろ)を替(か)え品(しな)を替(か)・える
あらゆる手段を用いる。手を替え品を替える。「—・えて説得する」
色(いろ)を損(そん)・ずる
不機嫌な顔色になる。怒る。
色(いろ)を正(ただ)・す
あらたまった顔つきをする。ようすをきちんと正す。「—・して陳謝する」
色(いろ)を作(つく)・る
1 化粧をする。なまめかしく装う。「それぞれに身代ほどの—・りてをかし」〈浮・胸算用・二〉 2 人の気を引くような...
色(いろ)を付(つ)・ける
物事の扱いに情を加える。値引きしたり、割り増ししたりする。「謝礼に—・ける」