いわさき【岩崎】
姓氏の一。 [補説]「岩崎」姓の人物岩崎灌園(いわさきかんえん)岩崎京子(いわさききょうこ)岩崎小弥太(いわさきこ...
いわさき‐かんえん【岩崎灌園】
[1786〜1842]江戸後期の本草(ほんぞう)学者。江戸の人。名は常正。小野蘭山に師事し、のちシーボルトとともに...
いわさき‐きょうこ【岩崎京子】
[1922〜 ]児童文学作家。東京の生まれ。人間と自然・動物との交流を淡々とした筆致で描く。「鯉(こい)のいる村」...
いわさき‐こやた【岩崎小弥太】
[1879〜1945]実業家。東京の生まれ。弥之助の長男。三菱財閥第4代指導者。三菱合資を持株会社とし、海運・商事...
いわさき‐ちひろ
[1918〜1974]児童画家・絵本作家。福井の生まれ。本名、松本知弘。透明感に満ちた水彩画法でみずみずしく子供の...
いわさき‐やたろう【岩崎弥太郎】
[1835〜1885]実業家。土佐の人。弥之助の兄。三菱財閥の創始者。藩船などの払い下げを受けて三菱商会を創立。明...
いわさき‐やのすけ【岩崎弥之助】
[1851〜1908]実業家。土佐の人。弥太郎の弟。小弥太の父。三菱財閥第2代統率者。事業多角化につとめ、銀行・鉱...
いわさ‐またべえ【岩佐又兵衛】
[1578〜1650]江戸初期の画家。戦国の武将荒木村重の末子。字(あざな)は勝以(かつもち)。又兵衛は通称。初め...
いわ‐ざ【岩座】
岩をかたどった、仏像を安置する台座。明王や天部像に用いられる。
いわ‐ざる【言わ猿】
三猿(さんえん)の一。言うまいとして両手で口を押さえている猿の像。
いわし【鰯/鰮】
1 ニシン科のマイワシ・ウルメイワシやカタクチイワシ科のカタクチイワシなどの海水魚の総称。ふつうはマイワシをさす。...
いわし‐あみ【鰯網】
イワシをとるのに用いる網。
いわ‐しお【岩塩】
がんえん。やましお。
いわし‐かす【鰯滓】
油をとったあとのイワシを乾かしたもの。肥料にする。
いわし‐くじら【鰯鯨】
ナガスクジラ科のヒゲクジラ。全長17〜20メートル。北太平洋・北大西洋と南氷洋に分布。日本近海にも多い。イワシなど...
いわし‐ぐも【鰯雲】
白い小さな雲が、魚のうろこのように群がり広がっている雲。多く、巻積雲のことで、この雲が出るとイワシの大漁があるとい...
いわし‐さん【鰯酸】
不飽和脂肪酸の一。イワシ油・ニシン油などに含まれる。化学式C21H33COOH
いわした‐そういち【岩下壮一】
[1889〜1940]神学者・哲学者。東京の生まれ。日本におけるカトリック神学研究の先駆者。静岡県神山復生病院長と...
鰯(いわし)で精進(しょうじん)落(お)ち
やっと迎えた精進落としの宴に、イワシのようないつでも食べられる魚を出す。ずっと耐えてきた努力が報われないことや、つ...
鰯(いわし)の頭(あたま)も信心(しんじん)から
イワシの頭のようなつまらないものでも信心する人には尊く思われる。物事をかたくなに信じる人を揶揄(やゆ)するときなど...
いわしみず【石清水】
「石清水八幡宮」の略。
いわ‐しみず【岩清水/石清水】
岩の間からわき出るきれいな水。《季 夏》「湯を掬(むす)ぶ誓ひも同じ—/芭蕉」
いわしみず‐はちまんぐう【石清水八幡宮】
京都府八幡市八幡高坊にある神社。旧官幣大社。祭神は品陀別命(ほんだわけのみこと)・息長帯姫命(おきながたらしひめの...
いわしみず‐ほうじょうえ【石清水放生会】
石清水八幡宮で毎年9月15日(もとは陰暦8月15日)に行われる祭り。宇佐八幡宮の放生会にならったもの。魚や鳥を山川...
いわしみずものがたり【石清水物語】
鎌倉中期ごろ成立した擬古物語。2巻。作者未詳。武士と公家の姫との恋を描く。
いわしみず‐りんじさい【石清水臨時祭】
石清水八幡宮で毎年3月、中午の日または下午の日に行われてきた祭り。天慶5年(942)平将門・藤原純友の乱平定の祭り...
いわし‐ゆ【鰯油】
イワシから搾り取った油。茶色で不快臭がある。塗料油の原料などにする。
いわしろ【岩代】
旧国名の一。現在の福島県西部にあたる。明治元年(1868)陸奥(むつ)から分国。名は、石背(いわせ)を「いわしろ」...
いわしろ‐の‐くに【岩代国】
⇒岩代
いわじゅく‐いせき【岩宿遺跡】
群馬県みどり市にある遺跡。昭和24年(1949)相沢忠洋によって発見され、日本で初めて旧石器時代の存在が確認された。
いわ‐じんじゃ【伊和神社】
兵庫県宍粟(しそう)市にある神社。祭神は大己貴神(おおなむちのかみ)・少彦名神(すくなひこなのかみ)・下照姫(した...
いわ・す【言わす】
[動サ五] 1 言うように仕向ける。しゃべらせる。「そこまで私に—・すのか」 2 言うことを許す。自由に話させる。...
いわず‐かたらず【言わず語らず】
[連語]何も言わないこと。暗黙。「—のうちに納得する」
いわず‐と‐しれた【言わずと知れた】
[連語]言わなくてもわかっている。わかりきった。「健康が第一なのは—ことだ」
いわず‐もがな【言わずもがな】
[連語]《動詞「い(言)う」の未然形+打消しの助動詞「ず」の連用形+終助詞「もがな」》 1 (「の」を伴って連体詞...
いわ‐せ【岩瀬/石瀬】
石の多い川瀬。「直に行かず此(こ)ゆ巨勢路(こせぢ)から—踏み求(と)めぞわが来し恋ひてすべなみ」〈万・三三二〇〉
いわせ【岩瀬】
姓氏の一。 [補説]「岩瀬」姓の人物岩瀬京伝(いわせきょうでん)岩瀬忠震(いわせただなり)
いわせ‐きょうでん【岩瀬京伝】
⇒山東京伝(さんとうきょうでん)
いわせ‐ただなり【岩瀬忠震】
[1818〜1861]江戸末期の幕臣。江戸の人。開国を説き、日米修好通商条約の締結に努力。将軍継嗣問題では一橋慶喜...
いわせ‐の‐もり【岩瀬の森】
奈良県生駒郡斑鳩(いかるが)町竜田(たつた)付近にあった森。紅葉・ホトトギスの名所とされた。[歌枕]「神奈備の—の...
いわ・せる【言わせる】
[動サ下一] 1 「言わす1」に同じ。「世間にあっと—・せる壮挙」 2 「言わす2」に同じ。「—・せておけばいい気...
いわ‐そそく【岩注く】
[枕]《「いわそそぐ」とも》高い所から岩の上に水が垂れ注ぐ意から、「岸」「たる」にかかる。「—岸の浦廻(うらみ)に...
いわた【岩田】
姓氏の一。 [補説]「岩田」姓の人物岩田藤七(いわたとうしち)岩田涼菟(いわたりょうと)
いわた【磐田】
静岡県南西部の市。もと遠江(とおとうみ)国分寺・国府の所在地で、東海道の宿駅。温室メロン・茶・海老芋などの栽培、繊...
いわた‐おび【岩田帯】
妊婦が腹部に巻く白布の帯。妊娠5か月目の戌(いぬ)の日から着用する習慣がある。腹帯。ゆわだおび。 [補説]「ゆはだ...
いわ‐たけ【岩茸/石茸】
イワタケ科の地衣類。花崗岩(かこうがん)などの上に生える。葉状でほぼ円形に広がり、直径5〜25センチ。表面は褐色。...
いわた‐し【磐田市】
⇒磐田
いわた‐とうしち【岩田藤七】
[1893〜1980]ガラス工芸家。東京の生まれ。ガラス工芸を美術の一ジャンルとして確立。特に色ガラス器にすぐれた...
いわたに‐ときこ【岩谷時子】
[1916〜2013]作詞家。朝鮮の生まれ。本名、トキ子。「愛の讃歌」など、シャンソンの訳詩を手がけた後、歌謡曲の...
いわた‐の‐おの【石田小野】
京都市伏見区石田(いしだ)から日野にかけての地。[歌枕]「山科の—のははそ原見つつか君が山路越ゆらむ」〈万・一七三〇〉