うか【食】
《「うけ(食)」の音変化。複合語として用いる》食物、特に稲のこと。「—の御魂(みたま)」「—の女(め)」
う‐か【羽化】
[名](スル) 1 昆虫が、蛹(さなぎ)や幼虫から、成虫になること。→蛹化(ようか) 2 「羽化登仙(うかとうせん...
う‐か【雨下】
[名](スル) 1 雨が降ること。また、雨が降っているとき。「余—に歩するを好まず」〈織田訳・花柳春話〉 2 雨の...
う‐かい【鵜飼い】
《「うがい」とも》 1 鵜を飼いならして鮎(あゆ)などをとらせること。また、その鵜を使うのを職業とする人。鵜匠(う...
うかい【鵜飼】
謡曲。五番目物。榎並左衛門五郎作。世阿弥改作。禁漁の所で漁をして殺された鵜飼いの霊が、一夜の善行によって閻魔(えん...
う‐かい【有界】
《「うがい」とも》仏語。生死流転するものとしてとらえられる世界。欲界・色界・無色界の総称。有涯(うがい)。
う‐かい【迂回】
[名](スル)回り道をすること。遠回りすること。「がけ崩れのため—する」「—路」
うかい‐きふ【迂回寄付】
政治家が、自身が代表を務める政党支部を経由して資金管理団体や後援会に寄付をすることで、所得税控除などの優遇措置を受...
うかい‐けんきん【迂回献金】
企業や業界団体などが、政党やその政治資金団体を経由して政治家個人に献金すること。法律で禁止されている、企業・団体か...
うかい‐こつ【烏喙骨】
⇒烏口骨(うこうこつ)
うかい‐せいさん【迂回生産】
まず道具・機械などの生産手段を生産してから、それを使用して消費財を生産する方法。
うかい‐とっき【烏喙突起】
⇒烏口突起(うこうとっき)
うかい‐び【鵜飼い火】
鵜飼いをするとき、舟の舳先(へさき)でたくかがり火。鵜かがり。《季 夏》
うかい‐ぶね【鵜飼い舟】
1 鵜飼いに用いる舟。鵜舟。《季 夏》「うしろから月こそ出づれ—/蓼太」 2 高瀬舟系の川船の一。
うかい‐べ【鵜飼部】
古代、宮内省大膳職に所属した品部(しなべ)。鵜を使って魚をとり、朝廷に貢納した。
うかい‐ぼうえき【迂回貿易】
為替管理上の障害を避けるなどの目的で、商品を直接目的国へ送らず、第三国を経由して取引する貿易。
うかい‐ゆうし【迂回融資】
不正融資の一。銀行などが資金を融資する際に、融資額が信用供与の限度額内であるように見せかけるため、間接的に融資を行...
うか‐うか
[副](スル) 1 気がゆるんで注意が行き届かないさま。うっかり。「—と口車に乗せられる」 2 しっかりした心構え...
うか‐えき【羽化液】
⇒蛹便(ようべん)
うかがい【伺(い)】
1 目上の人などに指示を仰ぐこと。「進退—」 2 神仏のお告げを願うこと。 3 「問うこと」「訪問すること」「聞く...
うかがい‐あし【窺ひ足】
抜き足差し足でこっそり歩くこと。忍び足。「表の方には六蔵が戻りかかって、—」〈浄・矢口渡〉
うかがい‐しょ【伺(い)書】
指示や意見を示してもらうために差し出す文書。
うかがい‐し・る【窺い知る】
[動ラ五(四)]すでにわかっていることをもとにして推測し、そのあらましを知る。だいたいの見当をつける。「表情から自...
うかがい‐ぼん【伺(い)本】
もと検閲のために役所に差し出した本。特に芝居では、上演1週間前に提出した正副2通の台本をいう。第二次大戦後廃止。上げ本。
伺(うかが)いを立(た)・てる
1 神仏に祈ってお告げを願う。 2 目上の人などに指示を仰ぐ。
うかが・う【伺う】
[動ワ五(ハ四)]《「窺う」と同語源。目上の人のようすをうかがいみる意から、その動作の相手を敬う謙譲語となる》 1...
うかが・う【窺う】
[動ワ五(ハ四)] 1 すきまなどから、ひそかにのぞいて見る。「鍵穴から中を—・う」 2 ひそかにようすを探り調べ...
う‐かく【羽客】
神仙となって空をとべるようになった人。仙人。仙客。「—は霞に乗りて至り、仙人は月を玩(もてあそ)ぶ」〈宴曲集・四〉
うかさ・る【浮かさる】
[動ラ下二]「うかされる」の文語形。
うかさ・れる【浮かされる】
[動ラ下一][文]うかさ・る[ラ下二]《「れる」は、もと受身の助動詞》 1 高熱のために意識がはっきりしなくなる。...
うかし【浮かし】
1 汁の実。 2 浮き。浮標。
うが‐じん【宇賀神】
《「うかじん」とも》 1 古来、人間に福徳をもたらすと考えられている福の神たちの総称。食物神・農業神ともされる。幸...
うか・す【浮かす】
[動サ五(四)] 1 浮くようにする。浮かべる。「グラスに氷を—・す」 2 固定させず、不安定な感じや状態にする。...
うか・せる【浮かせる】
[動サ下一]「浮かす」に同じ。「旅費を—・せる」
う‐かつ【迂闊】
[名・形動] 1 うっかりしていて心の行き届かないこと。また、そのさま。「そんな大事なことを見落とすとは—だった」...
うかつもの【迂闊者】
《原題、(イタリア)Il distratto》⇒うっかり者
うか‐てんせい【雨過天晴】
《雨がやみ、空が晴れわたる意から》悪かった状況や状態が、よいほうに向かうことのたとえ。 [補説]「雨過天青」とも書く。
うか‐と
[副]しっかりした心構えや注意力のないさま。うかうか。うっかり。「中々—人の云うことに乗る男じゃ無いが」〈鉄腸・南...
うか‐とうせん【羽化登仙】
《蘇軾「前赤壁賦」から》中国古代の信仰で、からだに羽が生え仙人となって天へのぼること。また、酒に酔ってよい気持ちに...
うかぬ‐かお【浮かぬ顔】
[連語]心配事などがあって晴れやかでない顔つき。沈んだ顔つき。
うか‐ねら・う【窺狙ふ】
[動ハ四]ようすを見ていて好機をねらう。うかがいねらう。「この岡に雄鹿(をしか)跡(ふ)み起こし—・ひかもかもすら...
うか‐ねらう【窺狙ふ】
[枕]狩りで獣などの通った跡を見てねらうところから「跡見(とみ)」にかかる。「—跡見山雪のいちしろく」〈万・二三四六〉
うか‐の‐みたま【宇迦御魂/倉稲魂/稲魂】
《「うか」は「うけ(食)」の音変化》食物、ことに稲の神霊。うけのみたま。うかのみたまのかみ。うかのみたまのみこと。...
うかば・れる【浮(か)ばれる】
[動ラ下一]《「れる」は、もと可能の助動詞》 1 死んだ人の魂が慰められる。成仏できる。「これで仏も—・れよう」 ...
うかび‐あが・る【浮(か)び上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 水中・水底にあるものが水面に現れ出る。また、地上にあるものが空中に上がる。「魚が—・る」「ア...
うかび・でる【浮(か)び出る】
[動ダ下一] 1 水面に現れる。「浮きが—・でる」 2 隠れていた物事が表面に現れる。うかびあがる。「悔しさが表情...
うか・ぶ【浮(か)ぶ/泛かぶ】
[動バ五(四)] 1 物が液体の表面や中間、または空中に存在する。浮く。「雲が—・ぶ」「ボートが湖水に—・ぶ」「太...
浮(う)かぶ瀬(せ)
苦しい境遇や状態から抜け出る機会。「身を捨ててこそ—もあれ」
うか・べる【浮(か)べる/泛かべる】
[動バ下一][文]うか・ぶ[バ下二] 1 浮かぶようにする。浮かばせる。「船を水に—・べる」⇔沈める。 2 外面に...
うか‐み【窺見】
相手方を見張ること。敵方のようすをさぐること。また、その人。斥候(せっこう)。物見。「近江の京より倭の京に至るまで...