ウスパヤタ‐とうげ【ウスパヤタ峠】
《Paso de Uspallata》南アメリカ、チリ中部とアルゼンチン北西部のメンドーサ地方の間にある峠。アンデ...
ウスパルタ
⇒イスパルタ
うすひき‐うた【臼挽き歌】
民謡で、臼をひきながらうたう仕事歌。→臼歌
うす‐び【薄日/薄陽】
1 薄雲を通してさす弱い日の光。弱い日差し。薄ら日。「雨が上がって—がさす」 2 低迷した状態からやや持ち直したと...
うす‐びたい【薄額】
冠(かんむり)で、額当(ひたいあ)てを細幅に作ったもの。16歳までの少年が用いたが、位の低い者は16歳以上でも用い...
うすびょう【護田鳥尾】
《「うすべを」または「うすべふ」の音変化という》「うすべお」に同じ。
うす‐びょうし【薄表紙】
薄くて柔軟な表紙。また、その本。
うす‐びん【薄鬢】
江戸時代の男子の髪形で、額を広くそり上げ、左右の鬢を幅狭くしたもの。⇔厚鬢。
うす‐ふたあい【薄二藍】
染め色の名。二藍色の薄いもの。
うすべ【護田鳥】
ゴイサギ・ミゾゴイの古名。おすめどり。うすめ。〈文明本節用集〉
うすべ‐お【護田鳥尾】
薄黒い斑点のあるオジロワシの尾羽。矢羽に用いる。うすびょう。
うす‐べった・い【薄べったい】
[形]いかにも薄い。「薄い」を強めていう語。「—・い本」
うす‐べに【薄紅】
1 薄い紅色。 2 唇・ほおなどに薄く引いた紅。
うす‐べり【薄縁】
布の縁をつけたござ。薄縁畳。
ウスペンスキー‐じいん【ウスペンスキー寺院】
《Uspenskiy sobor/Успенский собор》⇒ウスペンスキー大聖堂 《Uspenskin K...
ウスペンスキー‐だいせいどう【ウスペンスキー大聖堂】
《Uspenskiy sobor/Успенский собор》 ロシア連邦の首都モスクワの中心部、クレムリンに...
うす‐ぼ・ける【薄ぼける】
[動カ下一]色や輪郭などが少し不鮮明になる。ぼんやりとなる。「—・けた文字」「—・けた思い出」
うす‐ぼんやり【薄ぼんやり】
[副](スル) 1 物の形、事柄の印象などがあまり鮮明ではないさま。「遠くに—と山が見える」「—した記憶」 2 気...
うす‐まい【薄舞】
江戸時代、丹波の山本地方などで生産された刻みタバコ。薄味で芳香が強く、薩摩国府(こくぶ)タバコに次ぐ上質のものとされた。
うす‐まく【薄膜】
⇒はくまく(薄膜)
うすま・る【薄まる】
[動ラ五(四)]薄い状態になる。濃度が落ちる。「香りが—・る」「容疑が—・る」
ウスマーン
[?〜656]イスラム教第3代正統カリフ。在位644〜656。軍の反乱によって殺害されたが、ウスマーン本として今日...
うす‐みどり【薄緑】
薄い緑色。
うす‐みの【薄美濃】
透けて見えるほど薄く漉(す)きあげた美濃紙。
うす・む【薄む】
[動マ下二]「うすめる」の文語形。
うす‐むらさき【薄紫】
薄い紫色。
うす‐め【薄め】
[名・形動]比較的薄い状態。薄い傾向。主として物の厚さや濃度について用いる。「—な味つけ」「大根を—に切る」
うす‐め【薄目】
まぶたを少し開けて見ること。また、少し開けた目。細目。「—を開ける」
うす‐めばる【薄眼張】
フサカサゴ科の海水魚。全長約30センチ。体色は淡赤色で、背側面に5本の褐色帯がある。北海道南部から、太平洋側では房...
うす・める【薄める】
[動マ下一][文]うす・む[マ下二]薄くする。濃度や密度を低くする。「ウイスキーを水で—・める」
うす‐もえぎ【薄萌葱/薄萌黄】
1 薄い萌葱色。 2 襲(かさね)の色目の名。表は薄い萌葱、裏は表より少し濃い色。
うす‐もの【薄物】
1 《「羅」とも書く》薄く織った織物。紗(しゃ)や絽(ろ)、麻の上布(じょうふ)の類。また、それで作った単(ひとえ...
うす‐もや【薄靄】
薄くかかったもや。
うす‐もよう【薄模様】
薄紫色に染めた模様。
うす‐やき【薄焼(き)】
薄くして焼きあげた食品。「—せんべい」「—卵」
うす‐やくそく【薄約束】
まだ確かではない約束。仮の約束。「しかじかの事ども—して帰れば」〈浮・一代男・一〉
うす‐やみ【薄闇】
何とかものの形などがわかる程度の暗さ。
うす‐ゆき【薄雪】
1 薄く積もった雪。 2 鶏卵と小麦粉とで作り、砂糖の衣をかけた菓子。
うすゆき‐こんぶ【薄雪昆布】
ごく薄く削った白色のおぼろ昆布。
うすゆき‐そう【薄雪草】
キク科の多年草。本州以西の山地に自生。高さ25〜50センチ。葉は先がとがり、裏面に白い綿毛が密生。夏から秋、茎の先...
うすゆきものがたり【薄雪物語】
江戸前期の仮名草子。2巻2冊。作者未詳。成立は慶長年間(1596〜1615)。寛永9年(1632)刊。園部左衛門と...
うす‐よう【薄葉】
1 「うすよう(薄様)1」に同じ。 2 和紙・洋紙を問わず、一般に極めて薄く漉(す)いた紙。
うす‐よう【薄様】
1 薄手の鳥の子紙・雁皮紙(がんぴし)。また、一般に薄手の和紙。薄葉。⇔厚様(あつよう)。 2 上方を濃く、下方を...
うす‐よご・れる【薄汚れる】
[動ラ下一][文]うすよご・る[ラ下二]なんとなく汚れた感じである。薄ぎたなくなる。「—・れたシャツ」
うす‐ら【薄ら】
[形動ナリ]《「ら」は接尾語》 1 ある現象・状況などが、ほんの少し現れているさま。かすか。「君が朱(あけ)なるて...
うす‐らか【薄らか】
[形動ナリ]物の厚みや色合いがいかにも薄いさま。うっすらとしているさま。「—なる刀の、長やかなる」〈宇治拾遺・一〉...
うすら・ぐ【薄らぐ】
[動ガ五(四)] 1 薄くなる。淡くなる。「靄(もや)が—・ぐ」 2 物事の度合いが減る。程度が弱まる。「関心が—...
うすら‐さむ・い【薄ら寒い】
[形][文]うすらさむ・し[ク] 1 少し寒い感じである。うすさむい。「—・い秋の朝」 2 心が寒気を感じるさま。...
うすら‐とんかち【薄らとんかち】
知恵の足りない人、間が抜けた人などをののしっていう語。
うすら‐ひ【薄ら氷】
《「うすらび」とも》薄く張った氷。うすごおり。はくひょう。うすらい。《季 春》「—の草を離るる汀かな/虚子」