うち‐と【内外】
1 内と外。内輪のことと表向きのこと。「お恥ずかしながら—のことが不取締勝ちで」〈木下尚江・良人の自白〉 2 仏教...
うち‐とお・す【打(ち)通す】
[動サ五(四)] 1 演劇などの興行を長期間続ける。「新作の芝居が大当たりで二か月も—・した」 2 ある行為を最後...
うち‐と・く【打ち解く】
[動カ四]解く。ほどく。「碁を、やむごとなき人のうつとて、紐—・き」〈枕・一四六〉 [動カ下二]「うちとける」の文語形。
うち‐とけ【打ち解け】
うちとけること。「—のあさましげなるありさまは、いかに見給ふらむ」〈浜松・四〉
うちとけ‐がお【打ち解け顔】
気を許した顔つき。くつろいだ顔つき。「小さきは童(わらは)げて喜び走るに、扇なども落として、—をかしげなり」〈源・朝顔〉
うちとけ‐ごと【打ち解け言】
気を許して語る言葉。隔てなくする話。「仮に下りたる人の—につきて、さやうに軽らかに語らふわざをもすなれ」〈源・明石〉
うちとけ‐すがた【打ち解け姿】
くつろいだ姿。ふだん着のままの姿。「もの清げなる—に、花の、雪のやうに降りかかれば」〈源・若菜上〉
うちとけ‐ぶみ【打ち解け文】
親しい仲でうちとけて書いた手紙。「その女どちの中に書き通はしたらむ—をば御覧ぜむ」〈源・浮舟〉
うちとけ‐まさり【打ち解け優り】
親しくうちとけるようになって、以前よりもよく見えること。「いかにぞ、—のいささかもあらば、うれしからむ」〈源・末摘花〉
うち‐と・ける【打(ち)解ける】
[動カ下一][文]うちと・く[カ下二] 1 警戒心がなくなり、隔てなく親しむ。気を許す。「初対面の相手と—・ける」...
うちとけ‐わざ【打ち解け業】
隔てのない振る舞い。「様(さま)異(こと)に、さならぬ—もし給ひけり」〈源・末摘花〉
うち‐とねり【内舎人】
「うどねり」に同じ。
うちと‐の‐みや【内外の宮】
伊勢神宮の内宮と外宮(げくう)。
うち‐と・める【打(ち)止める/打(ち)留める】
[動マ下一][文]うちと・む[マ下二] 1 物を打ちつけて落ちないようにする。「表示板を—・める」 2 《「うちど...
うち‐と・る【打(ち)取る】
[動ラ五(四)] 1 (「討ち取る」とも書く)武器を使って相手を殺す。「敵将を—・る」 2 試合などで相手を負かす...