うら‐や【裏屋】
「裏店(うらだな)」に同じ。「くれゆく空のたどたどしきに—はまして薄暗く」〈一葉・にごりえ〉
うら‐やき【裏焼(き)】
写真の焼き付けのとき、ネガの表裏を逆に処理し、左右逆にでき上がること。また、その写真。裏焼き写真。
うら‐やく【浦役】
1 漁村で浜や漁業を管理する役目。浜役。浜がかり。 2 江戸時代、漁村民に課せられた賦役(ふえき)・雑税。浜役。
うらやく‐せん【浦役銭】
室町時代、漁業税として、浦方の住民に課した臨時の税。また、江戸時代、浦役として代納された金銭。
うら‐やくそく【裏約束】
1 表向きにできない約束。 2 遊里で、遊女と初会のときに再度会うという約束を結ぶこと。「裏を返す」という約束。「...
うらや‐さん【占屋算】
占い。特に、算木・筮竹(ぜいちく)を使って行う占い。また、それを業とする者。占い算。「—、占(うら)の御用、しかも...
うらやす【浦安】
千葉県西部の市。東京湾に面し、ノリ・アサリ・ハマグリの養殖が盛んであったが、埋め立てが進み、近年都市化が著しい。東...
うら‐やす【心安】
[形動ナリ]心が安らかなさま。「春へ咲く藤の末葉(うらば)の—にさ寝る夜そなき子ろをし思へば」〈万・三五〇四〉
うらやす‐し【浦安市】
⇒浦安
うらやす‐の‐くに【浦安の国】
《「心安(うらやす)の国」の意》大和国、または日本国の美称。「この国を目(なづ)けて曰(い)はく、日本(やまと)は...
うら‐やなぎ【裏柳】
襲(かさね)の色目の名。表は白、裏は萌葱(もえぎ)。
うら‐やま【浦山】
1 浦と山。海山。「なほ立ち重ね行く道の、—かけてはるばると」〈謡・鵜羽〉 2 海に沿った山。海辺の山。「かかる—...
うら‐やま【裏山】
1 家の裏のほうにある山。 2 山の、日当たりや水の便などの悪い側。⇔表山。
うらやま‐きりお【浦山桐郎】
[1930〜1985]映画監督。兵庫の生まれ。「キューポラのある街」で監督デビューし、注目を集める。生涯で監督した...
うら‐やまし・い【羨ましい】
[形][文]うらやま・し[シク]《「うらやむ」の形容詞化》他人の能力や状態をみて、自分もそうありたいと願うさま。ま...
うら‐やまぶき【裏山吹】
襲(かさね)の色目の名。表は黄、裏は紅。一説に、裏は萌葱(もえぎ)、青色などともする。冬から春にかけて使用。
うら‐やみ【羨み】
うらやむこと。羨望(せんぼう)。「そぞろに—の念きざし」〈露伴・いさなとり〉
うら‐や・む【羨む】
[動マ五(四)]《「心(うら)病(や)む」の意》 1 他の人が恵まれていたり、自分よりもすぐれていたりするのを見て...