うわ【上】
[語素]名詞・動詞の上に付いて複合語を作り、位置・価値・程度などが他のものより「上(うえ)」の意を表す。「—唇」「...
うわあ
[感]感動したり驚いたりしたときなどに発する声。わあ。「—、大きいなあ」「—、ずいぶん汚したね」
うわ‐あご【上顎】
上のほうのあご。あごの上部。じょうがく。⇔下顎(したあご)。
うわ‐あしどり【上足取】
取引で、相場が上がる傾向にあること。
うわ‐うす【上臼】
ひき臼の、上に重ねて回すほうの石。
うわ‐うわ
[副](スル)言動に落ち着きがなく、気持ちがしっかりしていないさま。「—した…ほんの一時の出鱈目(でたらめ)だろう...
うわ‐え【上絵】
1 布地の白く染め抜いたところに別の色で絵や文様を描くこと。また、その絵。 2 素焼きに釉(うわぐすり)をかけて焼...
うわえ‐ぐすり【上絵釉】
「上(うわ)絵の具」に同じ。
うわ‐えだ【上枝】
木の上のほうの枝。うわえ。⇔下枝。
うわえ‐つけ【上絵付け】
上絵を描いた陶磁器を再び窯に入れて低温で焼き上げること。
うわ‐えのぐ【上絵の具】
陶磁器の表面に絵や文様を描くのに用いる顔料。無色の鉛釉(えんゆう)を溶媒とし、ベンガラ・酸化コバルト・酸化マンガン...
うわえ‐や【上絵屋】
染め物の上絵描きを職業とする家、また、職人。上絵師。
うわ‐えり【上襟/上領】
共襟(ともえり)、または掛け襟のこと。
うわ‐お【後夫/上夫】
二度目の夫。あとの夫。〈和名抄〉
ワオ
[感]驚きや喜びなどを表して発する語。ワーオ。「—、宝くじで3等が当たった」
うわ‐おおい【上覆い/上被い】
1 物に覆いかぶせる布・蓆(むしろ)・紙など。 2 汚れを防ぐために着物の上に着るもの。うわがけ。うわっぱり。
うわ‐おき【上置き】
1 たんすなどの上に置く、小さな戸棚や箱。上置き棚。 2 飯、雑煮の餅、うどん・そばなど、主食となるものの上にのせ...
うわ‐おそい【上襲】
衵(あこめ)や袿(うちき)の上に重ねる衣。うわがけ。「この衵の—は、なにの色にかつかうまつらすべき」〈枕・八〉
うわ‐おび【上帯/表帯】
1 着物のいちばん外に締める帯。 2 鎧(よろい)・腹巻き・胴丸の類の胴先につける帯。ひもや布帯を用いる。「鎧の—...
うわ‐かい【宇和海】
愛媛県西部、佐田岬半島の南、豊後(ぶんご)水道に面する海域。リアス海岸が発達。南部の愛南(あいなん)町に宇和海海域...
うわ‐がけ【上掛(け)】
1 上にひっかけて着るもの。うわっぱり。 2 いちばん上にかける布団。また、こたつ布団の上にかぶせる布地類。 3 ...
うわ‐かぜ【上風】
草木などの上を吹きわたる風。「時雨うちして荻の—もただならぬ夕暮れに」〈源・少女〉
うわ‐かぶき【上傾き】
[名・形動ナリ] 1 上部が重くて傾いていること。また、そのさま。「かたぶくや—なる月の笠/成政」〈毛吹草〉 2 ...
うわ‐かわ【上皮】
1 物の表面を覆うもの。うわっかわ。うわおおい。外被。「ミルクの—をすくう」 2 表面を覆う皮膚。表皮(ひょうひ)。
うわ‐かわ【上側】
1 物の上のほうになった側。うわべ。うわっかわ。 2 心の中などに対して、外に現れた言動や態度。うわべ。うわっかわ。
うわ‐がい【上交ひ】
「上前(うわまえ)」に同じ。「—の褄(つま)肩に敷かれ」〈浄・嵯峨天皇〉
うわ‐がえ【上交へ】
「上交(うわが)い」に同じ。「—の褄(つま)風にひらめき」〈浮・禁短気・四〉
うわ‐がき【上書(き)】
[名](スル) 1 封書・書物・箱などの表面にあて名・表題・名称などを書くこと。また、その文字。表書き。「荷物に—...
うわがき‐インストール【上書(き)インストール】
インストール済みのオペレーティングシステムやアプリケーションソフトと同じものを、上書きしてインストールすること。→...
うわがき‐けん【上書(き)権】
地方公共団体が条例を設けて、国が定める法令の規定を修正する権利。 [補説]自治体が地域の特性や実情に応じた施策を行...
うわがき‐モード【上書(き)モード】
コンピューターで文字を入力する際、カーソルで指定した位置より後の文章の上に新たに書き込むこと。オーバーライトモード...
うわ‐がさね【上襲】
1 着物の上前(うわまえ)。うわがえ。 2 下襲(したがさね)の上に着るもの。うわぎ。
うわ‐がまち【上框】
戸・障子などの周囲の枠のうち、上部の横木。
うわ‐がみ【上紙】
1 上包みの紙。つつみがみ。 2 本などの表紙。
うわ‐がり【上借り】
1 一度借りた貸主から、さらに金を借りること。 2 質入れなどを頼まれた者が、自分の必要のために余分に借り入れるこ...
うわ‐き【浮気/上気】
[名・形動](スル) 1 一つのことに集中できず心が変わりやすいこと。また、そのさま。移り気。「—な性分で何にでも...
うわき‐がらす【浮気烏】
「浮かれ烏」に同じ。「—とはやされて、月夜も闇もこの里へ」〈浄・女腹切〉
うわき‐もの【浮気者】
浮気な人。心の移りやすい人。多情な人。
うわ‐ぎ【上着/上衣/表着/表衣】
1 上下に分かれた衣服のうち、上半身に着るもの。 2 衣服を重ね着したときのいちばん上に着るもの。 3 女官が正装...
うわぎ【薺蒿】
ヨメナの古名。「妻もあらば摘みて食(た)げまし沙弥(さみ)の山野の上の—過ぎにけらずや」〈万・二二一〉
うわ‐くちびる【上唇】
上側の唇。じょうしん。⇔下唇。
うわ‐ぐすり【釉/上薬】
陶磁器の、素地の表面に施すガラス質の溶液。焼成すると薄い層を成し、吸水を防ぎ、光沢を帯びて装飾を兼ねる。主成分は珪...
うわ‐ぐつ【上靴】
屋内で履く靴。うわばき。
うわ‐ぐも・る【上曇る】
[動ラ四]表面がくすんで見える。光沢が薄れる。「いと濃き衣(きぬ)の—・りたるに」〈枕・一〇〇〉
うわ‐ぐら【上鞍】
仮建築の杮葺(こけらぶ)きなどが風に飛ばされるのを防ぐため、2本の丸太を交差させておもしとして置くもの。風除け合掌。
うわ‐げ【上毛】
1 鳥・獣の毛や羽で表面にあるもの。 2 毛筆の毛で外側にあるもの。
うわ‐ごと【譫言/囈言】
1 高熱などで意識の混濁している人が無意識に口走る言葉。 2 筋の通らない放言。たわごと。 [補説]作品名別項。→うわ言
うわごと【うわ言】
《原題、(ドイツ)Delirien》ヨーゼフ=シュトラウスの管弦楽によるワルツ。1867年初演。医学生の舞踏会のた...
うわさ【噂】
[名](スル) 1 そこにいない人を話題にしてあれこれ話すこと。また、その話。「同僚の交遊関係を—する」 2 世間...
うわさのひろまり【噂のひろまり】
《原題Spreading the News》グレゴリー夫人の戯曲。1幕。1904年、ダブリンのアベイ劇場のこけら落...