うえ‐の‐にょうぼう【上の女房】
天皇のそば近く仕え、身辺の世話をする女官。「御前に候ふ人々、—、こなた許されたるなど参りて」〈枕・二三〉
うえ‐の‐はかま【表袴/上袴】
1 男子が束帯のとき、大口袴の上にはく袴。前開き形式のもの。表は白、裏は紅。 2 少女が汗衫(かざみ)装束のときに...
うえのはら【上野原】
山梨県東端の市。もと甲州街道の宿場町。桂川の流域にあり、アユは名物。甲斐絹(かいきぬ)の産地。平成17年(2005...
うえのはら‐し【上野原市】
⇒上野原
うえの‐ひこま【上野彦馬】
[1838〜1904]写真家。長崎の人。俊之丞の第4子。日本で最初の写真館を設立。金星の天体写真や西南戦争、坂本竜...
うえ‐の‐ほうがん【上の判官】
検非違使(けびいし)で六位の蔵人(くろうど)に任じられた者。
うえの‐ぼんち【上野盆地】
三重県西部の盆地。東は布引山地、西は大和高原、南は高見山地に囲まれ、中心は伊賀市。伊賀米・伊賀焼を産する。伊賀盆地。
うえはし‐なほこ【上橋菜穂子】
[1962〜 ]児童文学作家・小説家。東京の生まれ。平成元年(1989)「精霊の木」で作家デビュー。異世界を舞台に...
うえはら‐ゆうさく【上原勇作】
[1856〜1933]元帥・陸軍大将。宮崎の生まれ。第二次西園寺(さいおんじ)内閣の陸軍大臣として、2個師団増設を...
ウエハー
半導体の薄片でできている、集積回路をつくるための基板。
うえ‐ひげ【植え髭】
面や雛人形などに植えつけてあるひげ。→書き髭(ひげ)
うえ‐びと【上人】
「殿上人(てんじょうびと)」に同じ。
ウエファ
《Union of European Football Associations》欧州サッカー連盟。欧州選手権(ユ...
うえ‐ぶし【上臥し】
宮中や院中で宿直(とのい)すること。「院の御所、法住寺殿に—して」〈平家・二〉
ウエホツィンゴ
メキシコ中東部、プエブラ州の都市。州都プエブラの北西約25キロメートルに位置する。りんご酒とサラペという織物の産地...
うえ‐ぼうそう【植え疱瘡】
種痘(しゅとう)のこと。
うえまち‐すじ【上町筋】
大阪市の中央部を南北に走る道路の呼び名。谷町筋の東側を通り、沿線に大阪城などがある。
上(うえ)見(み)ぬ鷲(わし)
鷲は他の鳥を恐れず、警戒のために空を見上げる必要がない。何も恐れはばからぬさまをいう。上見ぬ鷹(たか)。
うえ‐みやづかえ【上宮仕へ】
天皇のそば近くにいて日常の用を勤めること。「おしなべての—し給ふべき際(きは)にはあらざりき」〈源・桐壺〉
うえむら【植村】
姓氏の一。 [補説]「植村」姓の人物植村直己(うえむらなおみ)植村文楽軒(うえむらぶんらくけん)植村正久(うえむら...
うえむら【上村】
姓氏の一。 [補説]「上村」姓の人物上村吉弥(うえむらきちや)上村松園(うえむらしょうえん)
うえむら‐きちや【上村吉弥】
⇒吉弥
うえむら‐しょうえん【上村松園】
[1875〜1949]女流日本画家。京都の生まれ。本名、津禰(つね)。竹内栖鳳(たけうちせいほう)などに師事し、四...
うえむら‐なおみ【植村直己】
[1941〜1984]登山家・探検家。兵庫の生まれ。世界五大陸の最高峰に登頂、また単独で犬橇(いぬぞり)による北極...
うえむら‐ぶんらくけん【植村文楽軒】
人形浄瑠璃の文楽座座元。 (初世)[1751〜1810]江戸時代後期の人。大坂に人形浄瑠璃座「高津(こうづ)新地の...
うえむら‐まさひさ【植村正久】
[1858〜1925]プロテスタント牧師・神学者・評論家。東京の生まれ。富士見町教会・東京神学社を創立し、牧師の育...
ウエムル
シカ科の哺乳類。チリ南部のアンデスとパタゴニアに分布。頭胴長1.5〜1.6メートル。絶滅が心配されている。ゲマルジカ。
うえ‐もの【植(え)物】
1 植物。草木。 2 畑に植える野菜類。 3 連歌・俳諧の題材となる事物の分類の一つで、草木・苔などの植物。 4 ...
う‐えもん【右衛門】
「右衛門府」の略。⇔左衛門。
うえもん‐の‐かみ【右衛門督】
右衛門府の長官。正五位上相当。
うえもん‐の‐じょう【右衛門尉】
右衛門府の第三等の官。
うえもん‐の‐じん【右衛門の陣】
《右衛門府の武官の詰め所があったところから》宜秋門(ぎしゅうもん)の異称。
うえもん‐の‐たいふ【右衛門大夫】
右衛門尉(うえもんのじょう)(従六位下相当)で、特に五位に昇任した者。
うえもん‐ふ【右衛門府】
左衛門府とともに宮城諸門の警衛などをつかさどった役所。→衛門府
うえ‐や【上屋】
宮中で、天皇の御座所近くにある女官の詰め所。「ゆゆしさに—に隠れ伏しぬ」〈枕・八一〉
上(うえ)よ下(した)よ
「上を下へ」に同じ。
う・える【飢える/餓える/饑える】
[動ア下一][文]う・う[ワ下二] 1 食物がなくて空腹に苦しむ。ひどく腹が減る。「大飢饉(ききん)で多くの人が—...
う・える【植える】
[動ア下一][文]う・う[ワ下二] 1 草木を育てるために、種子や苗を地中に埋める。「山に木を—・える」 2 小さ...
ウエルト
1 ゴム編みの端の止め編み。 2 婦人用長靴下の上部の二重合わせになっている部分。 3 衣服のへりや端につける細い...
うえ‐わらわ【上童】
「殿上童(てんじょうわらわ)1」に同じ。「その家の—を語らひて、問ひ聞けば」〈宇治拾遺・三〉
上(うえ)を行(い)・く
他人より一段まさるようにふるまう。また、他よりまさっている。「販売力で—・く」
上(うえ)を下(した)へ
《上のものを下にし、下のものを上にする意から》入り乱れて混乱するさま。「—の大騒ぎ」 [補説]文化庁が発表した「国...
上(うえ)を◦見(み)る
掛値をする。元値に上乗せして売値とする。
う‐えん【有縁】
1 仏語。仏・菩薩(ぼさつ)などに会い教えを聞く縁があること。「—の衆生(しゅじょう)」⇔無縁。 2 互いにかかわ...
う‐えん【烏焉】
《「烏」「焉」は、字形が似ていて誤りやすいところから》文字の誤り。写し誤り。魯魚焉馬(ろぎょえんば)。 [補説]「...
う‐えん【迂遠】
[形動][文][ナリ]《道路などが曲がりくねって目的地までなかなか到達できないの意から》 1 まわりくどいさま。ま...
ウエン‐イートゥオ【聞一多】
⇒ぶんいった(聞一多)
ウエンカムイのつめ【ウエンカムイの爪】
熊谷達也の小説。平成9年(1997)、第10回小説すばる新人賞を受賞した、著者のデビュー作。熊と人間との戦いを描く。
ウォイツェック
ビュヒナーによる未完の戯曲。1836年に執筆され、1879年に出版。初演は1913年。小心ものの兵士がたどる悲劇的...
ウォシュレット
温水洗浄装置や温風乾燥装置のついた便器。商標名。