おおむら‐ますじろう【大村益次郎】
[1825〜1869]幕末の兵法家。周防(すおう)の人。初め村田蔵六と名乗った。戊辰(ぼしん)戦争にすぐれた軍事指...
おおむら‐わん【大村湾】
長崎県東部、本土と西彼杵(にしそのぎ)半島との間の湾。北端の針尾瀬戸に西海橋(さいかいばし)が架かる。
おおむろ‐やま【大室山】
静岡県伊豆半島東岸、伊東市南部にある円錐(えんすい)形の火山。標高580メートル。頂上に直径300メートル、深さ7...
おお‐め【大目】
[名・形動] 1 大きい目。 2 200匁(750グラム)を1斤とする量り方。 3 細部にこだわらず大ざっぱに見る...
おお‐め【多め】
[名・形動]やや多いくらいの分量であること。また、そのさま。「予想より—な(の)応募者」「—に入れておく」
おお‐めいぶつ【大名物】
利休以前に選定された名物茶器で、最もいわれが深く、貴重なもの。東山御物(ひがしやまぎょぶつ)がその代表。
おお‐めいわく【大迷惑】
[名・形動]たいへんな迷惑。非常にわずらわしく、いやだと感じること。また、そのさま。だいめいわく。
おお‐めし【大飯】
多量の飯。多量の食事。
おおめし‐くらい【大飯食らい】
飯をたくさん食べること。また、その人。飯ばかり食べて、役に立たない人をののしっていう。おおめしくい。
おお‐めだま【大目玉】
1 大きくぎょろりとした目玉。 2 ひどくしかること。「—を食う」
おお‐めつけ【大目付】
江戸幕府の職名。老中の支配下にあって、幕府の政務の監督、諸大名の監察などにあたった。定員は4〜5名、旗本から選ばれ...
大目(おおめ)に◦見(み)る
人の過失や悪いところなどを厳しくとがめず寛大に扱う。「多少の失敗は—◦見る」
おお‐もうけ【大儲け】
[名](スル)非常に大きな利益を得ること。「株で—する」
おお‐もうちぎみ【大臣】
「だいじん(大臣)2」に同じ。
おお‐もじ【大文字】
1 欧文の文字で、文の初め、または固有名詞の最初などに用いるもの。アルファベットのA・B・Cの類。キャピタルレター...
おお‐もちあい【大保ち合い】
相場の動きが長い間小幅にとどまり、大きく変動しない状態。
おお‐もて【大持て】
大いにもてること。非常に人気があり、歓待されること。「若者に—の歌手」
おお‐もと【大本】
物事の最も基本となるもの。根本(こんぽん)。根源。「この言葉の—の意味」
おおもと‐おさむ【大本修】
[1925〜2008]電気工学者。岡山の生まれ。米国マサチューセッツ工科大学の客員教授やNASAの客員研究員として...
おおもと‐きょう【大本教】
明治末、出口ナオを教祖として出口王仁三郎(でくちおにさぶろう)が組織した神道系の新宗教。ナオの「筆先」による艮(う...
おお‐もとゆい【大元結】
⇒入れ元結(もとゆい)
おお‐もの【大物】
1 大きな形のもの。また、価値のあるもの。「—を釣り上げる」⇔小物(こもの)。 2 その方面で大きな勢力・影響力を...
おお‐ものいみ【大物忌(み)】
伊勢神宮で、朝夕の大御食(おおみけ)に奉仕した神官。→物忌み
おおものいみ‐じんじゃ【大物忌神社】
山形県飽海(あくみ)郡遊佐(ゆざ)町、鳥海山にある神社。祭神は大物忌神。出羽国一の宮。鳥海山大物忌神社。
おおもの‐ぐい【大物食い】
勝負の世界で、自分よりはるかに上位の相手をよく負かすこと。また、その人。ジャイアントキラー。「—の力士」
おおものぬし‐の‐かみ【大物主神】
奈良県桜井市の大神(おおみわ)神社の祭神。「出雲国造神賀詞(いずものくにのみやつこのかむよごと)」では、大己貴神(...
おお‐もり【大盛(り)】
食べ物などを容器にたっぷりと盛ること。また、そのもの。
おおもり【大森】
東京都大田区東部の地名。東京湾岸は浅草海苔(のり)の産地であったが、現在は埋め立て地。もと東京市の区名。
おおもり【大森】
姓氏の一。 [補説]「大森」姓の人物大森一樹(おおもりかずき)大森荘蔵(おおもりしょうぞう)大森彦七(おおもりひこ...
おおもり‐かいづか【大森貝塚】
東京都大田区、大森駅付近の縄文後期・晩期の貝塚。明治10年(1877)米国のモースが発見・発掘し、日本の近代考古学...
おおもり‐かずき【大森一樹】
[1952〜2022]映画監督。大阪の生まれ。都会的なセンスにあふれた青春映画で支持を得る。代表作は、自らの医学生...
おおもり‐こうしき【大森公式】
初期微動の継続時間(S波とP波の到達時間差)をもとに震源までの距離を求める公式。明治32年(1899)に地震学者大...
おおもり‐しょうぞう【大森荘蔵】
[1921〜1997]哲学者。岡山の生まれ。東大教授。分析哲学から出発、物心二元論を批判して独自の哲学体系を築く。...
おおもり‐ひこしち【大森彦七】
南北朝時代の北朝方の武士。名は盛長。足利尊氏が九州から都に攻め上ったとき、湊川(みなとがわ)の戦いで楠木正成を破っ...
おおもり‐ふさきち【大森房吉】
[1868〜1923]地震学者。福井の生まれ。東大教授。日本における地震学の創始者。初期微動と震源との関係を表す大...
おおもりやま‐どうぶつえん【大森山動物園】
秋田県秋田市にある動物園。昭和48年(1973)開園。日本海に面し、市内を一望できる大森山(標高123メートル)に...
おおもり‐よしたろう【大森義太郎】
[1898〜1940]経済学者・評論家。神奈川の生まれ。労農派の理論的指導者の一人として活躍。著「まてりありすむす...
おお‐もん【大門】
1 邸宅や城郭などの正門。表門。だいもん。 2 遊郭の入り口の門。特に、江戸新吉原のものは有名。
大門(おおもん)を打(う)・つ
1 事件が起きた時、遊郭の大門を閉めて人の出入りを禁じる。 2 遊郭内の遊女を買い占めて豪遊する。
おお‐や【大矢/大箭】
普通より長い矢。また、それを射ることができる人。「八郎殿の—をあたりてみんと存じ候」〈保元・中〉
おおや【大谷】
栃木県宇都宮市の地名。大谷石を産する。
おお‐や【大家/大屋】
1 貸家の持ち主。家主。⇔店子(たなこ)。 2 母屋(おもや)。 3 本家(ほんけ)。
おおや‐いし【大谷石】
宇都宮市大谷町付近から産出する石材。凝灰岩の一種で、淡青緑色。軟らかく加工が容易で、耐火性・吸水性に富む。石垣や倉...
おお‐やかず【大矢数】
江戸時代、陰暦4、5月に京都三十三間堂などで行われた通し矢の競技。日暮れから翌日の暮れまでの一昼夜に数千本から一万...
おおやかず【大矢数】
江戸前期の俳諧集。5冊。井原西鶴著。延宝8年(1680)に大坂の生玉(いくたま)社で、京都三十三間堂の大矢数になら...
おお‐やけ【公】
《「大宅(おおやけ)(大きな家)」の意から、皇居・天皇・朝廷、さらに公共の意に転じた語》 [名] 1 政府。官庁。...
おお‐やけ【大宅】
[名]大きな家。富裕な家。資産家。金持ち。「また小林という—もあった」〈中野重治・梨の花〉 [形動]《近世語》富裕...
おおやけ‐がた【公方】
朝廷・政治などに関する方面。「—の御後見はさらにも言はず」〈源・澪標〉
おおやけ‐ごと【公事】
1 朝廷の政務・儀式・行事など。公事(くじ)。「源氏の—知り給ふ筋ならねば」〈源・紅葉賀〉 2 朝廷への奉仕。租税...
おおやけ‐ざた【公沙汰】
1 争いごとの解決を裁判所などの公的機関に任せること。裁判沙汰。 2 隠しておきたいことが世間に知れ渡ること。表沙...