おくみ‐さがり【衽下(が)り】
前身頃(まえみごろ)の肩から衽先(おくみさき)までの寸法。
おくみ‐さき【衽先】
衽の最上端。襟と身頃に挟まれた、とがった所。剣先(けんさき)。
おく‐みや【奥宮】
「奥社(おくしゃ)」に同じ。
おく‐むき【奥向き】
1 家の奥のほう。居間のほう。 2 家庭内に関すること。 3 幕府や藩で、家政に関する所。また、その方面の仕事。⇔...
おく‐むめお【奥むめお】
[1895〜1997]社会事業家・婦人運動家。福井の生まれ。平塚らいてう・市川房枝らと新婦人協会を結成して婦人運動...
おくむら【奥村】
姓氏の一。 [補説]「奥村」姓の人物奥村五百子(おくむらいおこ)奥村土牛(おくむらとぎゅう)奥村政信(おくむらまさのぶ)
おくむら‐いおこ【奥村五百子】
[1845〜1907]社会事業家。佐賀の生まれ。義和団事件の際は慰問使に参加し、のち愛国婦人会を設立した。
おくむら‐カーブ【奥村カーブ】
⇒奥村秦モデル
おくむら‐とぎゅう【奥村土牛】
[1889〜1990]日本画家。東京の生まれ。本名、義三。梶田半古・小林古径に師事。深く温かい観照に基づく作風で知...
おくむら‐はた‐カーブ【奥村秦カーブ】
⇒奥村秦モデル
おくむら‐はた‐しき【奥村秦式】
⇒奥村秦モデル
おくむら‐はた‐モデル【奥村秦モデル】
無線通信において電波の強度が基地局からの距離に応じて減衰する様子を表したモデル。昭和43年(1968)、奥村義久が...
おくむら‐まさのぶ【奥村政信】
[1686〜1764]江戸中期の浮世絵師。俗称、源八。絵草紙問屋を経営。紅絵(べにえ)・漆絵・紅摺(べにずり)絵な...
おくむら‐モデル【奥村モデル】
⇒奥村秦モデル
おくむら‐よしひさ【奥村善久】
[1926〜2023]電子工学者。石川の生まれ。電波が建物や樹木から受ける影響を研究し、奥村モデル(奥村秦モデル)...
おく‐め【奥目】
目が普通より奥のほうにくぼんでいること。また、その目やそのような人。くぼ目。⇔出目。
おく‐めつけ【奥目付】
江戸時代、幕府・大名家で、奥勤めの女性などを監督した役。奥横目(おくよこめ)。
おく‐めん【臆面】
気後れした顔つき。臆したようす。「—もなくしゃしゃり出る」
お‐くもつ【御供物】
「供物」の謙譲語。
おく‐やく【奥役】
劇場で、楽屋に関するいっさいを取り仕切る人。今日では、興行主と役者・作者・裏方などの間に立って、狂言の選択・配役、...
おく‐やしろ【奥社】
「おくしゃ(奥社)」に同じ。
おく‐やま【奥山】
人里を遠く離れた山の中。山の奥深い所。深山。
おくやま【奥山】
東京都の浅草にある浅草(せんそう)寺の裏側一帯の通称。
おくやま‐の【奥山の】
[枕]奥山に生える意から「まき」「たつき」にかかる。「—真木の板戸を」〈万・三四六七〉 「—たつきも知らぬ」〈金槐集〉
お‐くやみ【御悔(や)み】
「くやみ2」を丁寧にいう語。
おく‐ゆうひつ【奥右筆】
江戸幕府の職名。若年寄の下で機密文書の作成・記録などにあたった役。奥方御右筆。→表右筆
おく‐ゆかし・い【奥床しい】
[形][文]おくゆか・し[シク] 1 深みと品位があって、心がひかれる。深い心遣いが感じられて慕わしい。「人柄が—...
おく‐ゆき【奥行(き)】
1 家屋や地所などの、表から奥までの距離。「—のある庭」⇔間口(まぐち)。 2 知識・思慮・人柄などの奥深さ。深み...
おく‐ゆるし【奥許し】
師匠から奥義を伝授されること。奥伝(おくでん)。
おく‐よこめ【奥横目】
「奥目付(おくめつけ)」に同じ。
お‐くら【御蔵/御倉】
1 映画・演劇などの公開を中止すること。また、使わないで、しまっておくこと。「—にする」「あの映画は—になった」 ...
オクラ
アオイ科の多年草。日本では一年草。高さ0.5〜2メートル。葉は3〜5裂し、長い柄をもち互生。夏から秋、黄色い5弁花...
おくら‐いり【御蔵入り】
[名](スル)予定していた芝居や映画の上演・上映をある事情のために中止すること。転じて、計画が実行に移されなくなること。
おくら‐か・す【遅らかす/後らかす】
[動サ四] 1 おくれさせる。あとに残らせる。「今は限りの道(=死出ノ旅路)にしも我を—・し」〈源・蜻蛉〉 2 い...
おくら‐ご【御座子】
「御子良子(おこらご)」に同じ。「美しき娘を—に供ふべし」〈浮・諸国ばなし・一〉
おくら・す【遅らす/後らす】
[動サ五(四)] 1 「遅らせる」に同じ。「時間を—・して開演する」 2 あとに残していく。置き去りにする。「生ひ...
おくら・せる【遅らせる/後らせる】
[動サ下一][文]おくら・す[サ下二] 1 時間や時刻をあとに延ばす。「出発を一時間—・せる」 2 進み方を遅くす...
オクラホマ
米国中南部の州。州都は同州中央部にあるオクラホマシティー。大農牧地帯で、小麦や乳牛を産する。→アメリカ合衆国[補説]
オクラホマ‐シティー
米国オクラホマ州中部の都市。同州の州都。ノースカナディアン川沿いに位置する。周辺に豊かな農地が広がり、石油も産する...
おくり【送り】
1 物品などを送ること。「被災地—の物資」 2 人を送ってゆくこと。また、人を見送ること。「—の車」 3 管轄を移...
おくり【贈り】
《「送り」と同語源》品物や称号をおくること。
お‐くり【御庫裏】
浄土真宗の僧の妻。
おくり‐あし【送り足】
1 相撲で、相手をつり上げたまま、自分から土俵外へ踏み出した足。負けにはならない。 2 柔道で、相手の足の動きに合...
おくり‐あり【送り蟻】
⇒寄せ蟻
おくり‐おおかみ【送り狼】
1 親切を装って女性を送っていき、途中ですきがあれば乱暴を働こうとする危険な男。 2 山中などで、人のあとをつけて...
おくり‐かえ・す【送り返す】
[動サ五(四)]送られてきた物を送り主に返す。返送する。「アンケート葉書を—・す」「賄賂(わいろ)の品を—・す」
オクリ‐カンキリ
《カニの目の意》ザリガニ類の胃石(いせき)。胃内に2個ある。蘭方で利尿剤・眼病薬に用いた。
おくり‐がな【送り仮名】
1 言葉を漢字を使って書き表す場合に、誤読を避け読みやすくするために、その漢字に添える仮名。「明かり」「明るい」「...
おくり‐ぎょう【送り経】
盂蘭盆(うらぼん)の最終日に、親族の霊を送り出すときに読む経。
おくり‐こ・む【送り込む】
[動マ五(四)]人や物を送って先方に届ける。「優秀な人材を—・む」