おくり‐ごう【贈(り)号/諡号】
戒名のこと。
おくり‐さき【送り先】
送り届ける人や場所。宛先。届け先。
おくり‐さんじゅう【送り三重】
歌舞伎下座(げざ)音楽の一。主な役者が愁嘆の思い入れで花道を引っ込むときの三味線の曲。
おくり‐ざる【送り猿】
戸締まり用の猿で、戸の上方に取り付けた縦猿を上げたあとに、下がらないように横に差し込む木片。寄せ猿。
おくり‐じ【送り字】
「踊(おど)り字」に同じ。
おくり‐じょう【送り状】
1 商品発送の際に、荷送人が荷受人に対して作成する発送貨物の明細書。仕切り状。 2 船積書類の一。外国貿易で、荷送...
おくり‐ぜん【送り膳】
供応の席に欠席した人に、出席した人と同じ料理を送り届けること。また、その料理。
おくり‐そうち【送り装置】
工作機械で、刃物または加工する物を取り付けた台を、縦や横方向に移動させる装置。
おくり‐たおし【送り倒し】
相撲のきまり手の一。相手の後ろにまわって、押すか寄るかして土俵内で倒す技。
おくり‐だし【送り出し】
相撲のきまり手の一。相手の攻めをかわし、背を見せた相手を押すか突くかして土俵外に出す技。
おくり‐だ・す【送り出す】
[動サ五(四)] 1 人を、行くべき所に行かせる。また、人を世に出す。「子供を学校へ—・す」「各方面に卒業生を—・...
おくりつけ‐しょうほう【送(り)付け商法】
代金引換の郵便や宅配便を悪用し、消費者が注文していない商品を勝手に送りつけ、代金を請求する悪質な商法。ネガティブオ...
おくり‐つ・ける【送り付ける】
[動カ下一][文]おくりつ・く[カ下二]先方へ送り届ける。現在では、先方にとって望ましくないものを無理に送るという...
おくり‐づゆ【送り梅雨】
梅雨明けのころの雨。雷を伴うことが多く、集中豪雨になることもある。
おくり‐て【送り手】
送る側の人。物・金銭・情報などの発送者・発信者。⇔受け手。
おくり‐とど・ける【送り届ける】
[動カ下一][文]おくりとど・く[カ下二]送って目的の所へ届ける。「友人の子供を自宅へ—・ける」
おくり‐な【贈(り)名/諡】
1 死者にその生前の徳や行いなどに基づいて贈る称号。のちの、諱(いみな)。諡号(しごう)。 2 戒名。
おくり‐ぬし【送り主】
人に金銭や品物を送った人。発送者。
おくり‐ぬし【贈(り)主】
祝い・礼・愛情などの気持ちから、金銭や品物を贈る人。
おくり‐の‐いた【贈の板】
⇒栴檀(せんだん)の板
おくり‐バント【送りバント】
野球で、走者を二塁または三塁に進塁させるためのバント。
おくり‐び【送り火】
1 盂蘭盆(うらぼん)の最終日、親族の霊を送るために門前などでたく火。門火(かどび)。《季 秋》「—のあとは此世の...
おくりび【送り火】
高橋弘希の小説。平成30年(2018)、雑誌「文学界」5月号に掲載。都会から青森県の廃校直前の中学に転校してきた少...
おくり‐ぶみ【送り文】
品物を送るとき、添えてやる文書。送り状。「政所(まどころ)の—添へてあり」〈かげろふ・下〉
おくり‐ぼん【送り盆】
盂蘭盆(うらぼん)の最終日で、親族の霊を送る日。《季 秋》「茄子(なす)や瓜一つに流す—/かな女」⇔迎え盆。
おくり‐むかえ【送り迎え】
[名](スル)人を送ったり迎えたりすること。送迎(そうげい)。「バスで園児を—する」
おくり‐もの【贈(り)物】
人に贈る物。進物(しんもつ)。プレゼント。
おく・る【送る】
[動ラ五(四)] 1 ㋐物や情報などを、先方に届くようにする。「荷物を—・る」「信号を—・る」「視線を—・る」 ㋑...
おく・る【贈る】
[動ラ五(四)]《「送る」と同語源》 1 感謝や祝福などの気持ちを込めて、人に金品などを与える。贈り物をする。「記...
おく・る【遅る/後る】
[動ラ下二]「おくれる」の文語形。
おくることば【贈る言葉】
柴田翔の中編小説。同作を表題作とする小説集は昭和41年(1966)刊行。
お‐くるまだい【御車代】
「車代3」に同じ。「—を包む」
お‐くるみ【御包み】
「包(くる)み2」に同じ。
おくれ【遅れ/後れ】
1 他よりあとになること。他に劣ること。負けること。「流行—」 2 予定された進度、決められた時刻・期限などよりお...
おくれ‐げ【後れ毛】
《後れて生えた毛の意》女性が髪を結い上げたとき、襟元に残って垂れた短い毛。
おくれ‐さきだ・つ【後れ先立つ】
[動タ五(四)] 1 一方が生き残り、一方が先に死ぬ。「—・つ嘆きのないように二人の寿命をおなじにとまで願った」〈...
おくれ‐ざき【後れ咲き】
盛りの季節におくれて咲くこと。また、おくれて咲いた花。
おくれ‐ばせ【遅れ馳せ/後れ馳せ】
1 他の人よりも遅れて駆けつけること。「—に来る」 2 時機に遅れること。「—ながらお礼を申し上げます」
おく・れる【遅れる/後れる】
[動ラ下一][文]おく・る[ラ下二] 1 他のものよりあとになる。取り残される。「前の走者に—・れまいとして必死に...
遅(おく)れを取(と)・る
他人に先を越される。戦いや競争に負ける。「先端技術の分野で—・る」
おく‐ろう【屋漏】
1 家の西北の隅。家の最も奥まった所。 2 人の目につきにくい所。 3 屋根から雨が漏ること。
屋漏(おくろう)に愧(は)じず
《「詩経」大雅・抑から》人の見ていない所でも恥ずかしい行いをしない。
お‐くろど【御黒戸】
「黒戸」に同じ。
オクロ‐の‐てんねんげんしろ【オクロの天然原子炉】
《Oklo natural nuclear reactors》ガボン南東部の都市フランスビルの北西約60キロメート...
奥(おく)を聞(き)こうより口(くち)聞(き)け
深く心の底を問いただすまでもなく、ふとした言葉の端で本心が知られるということのたとえ。また、物事の真相は手近なとこ...
お‐くんち【御九日】
「おくにち」の音変化。