おさ・む【修む】
[動マ下二]「おさ(修)める」の文語形。
お‐さむ・い【御寒い】
[形] 1 「寒い」の美化語。 2 数量や内容が乏しくて心細い。「懐が—・い」「防災対策といえば—・いかぎりだ」
おさ‐むし【歩行虫/筬虫】
甲虫目オサムシ科オサムシ亜科の昆虫の総称。鞘翅(しょうし)(前翅)は先がとがる。後翅は退化し、飛べないが、敏速に歩...
おさむる‐つかさ【治部省】
「じぶしょう(治部省)」に同じ。〈和名抄〉
おさめ【収め/納め】
1 納めること。納入。 2 物事をそれで終えること。しまい。最後。「—の会」「舞い—」
おさ‐め【長女/専領】
平安時代、雑用などにあたった下級の女官。一説に、その女官頭とも、下級の老女のことともいう。
おさめ‐がお【納め顔】
平然と落ち着き払った顔つき。とりすました顔つき。「お中がくはへきせるで—」〈浮・仲人気質〉
おさめ‐ざらい【納め浚い】
唄・踊りなどの芸事で、その年最後のおさらい。また、その会。
おさめ‐そうば【納め相場】
年末最終の相場。
おさめつくる‐つかさ【修理職】
「しゅりしき(修理職)」に同じ。〈和名抄〉
おさめ‐てぬぐい【納め手拭い】
神社や寺に奉納した手拭い。願主の名前や紋などを入れて御手洗(みたらし)のところなどにつるしておく。
おさめ‐どの【納め殿】
宮中や貴族の邸宅で、貴重品・衣服・調度などを納めておく所。
おさめ‐の‐しき【納めの式】
火葬場の炉前でする法要。棺と仮祭壇を置いて読経や焼香などを行う。
おさめ‐ふだ【納め札】
1 年末にその年に受けたお札を社寺に納めること。《季 冬》 2 ⇒のうさつ(納札) 3 江戸幕府の金蔵に納めた金、...
おさめ‐もの【納め物】
1 上納する物品。年貢など。 2 社寺に奉納する物。
おさめ‐やど【納め宿】
江戸時代、江戸・大坂へ回漕されてきた年貢米の御蔵納入や払い米の仲介を請け負った業者。株仲間を組織して冥加金を幕府に...
おさ・める【収める/納める】
[動マ下一][文]をさ・む[マ下二]《「治める」と同語源》 1 一定の範囲の中にきちんと入れる。収納する。きまった...
おさ・める【治める】
[動マ下一][文]をさ・む[マ下二] 1 「収める4」に同じ。「暴動を—・める」「丸く—・める」 2 世の中や家の...
おさ・める【修める】
[動マ下一][文]をさ・む[マ下二]《「治める」と同語源》 1 行いや人格を正しくする。心や行動が乱れないように整...
お‐さらい【御復習い/御浚い】
[名](スル) 1 教わったことを繰り返し確かめたり練習したりすること。復習。「英語を—する」 2 芸事の師匠が弟...
おさらぎ‐じろう【大仏次郎】
[1897〜1973]小説家。神奈川の生まれ。本名、野尻清彦。「鞍馬天狗」で大衆作家として認められる。著「赤穂浪士...
おさらぎじろう‐しょう【大仏次郎賞】
大仏次郎を記念して昭和48年(1973)に創設された文学賞。年に1回、優れた散文作品に対して贈られる。
お‐さらば
[名](スル)別れること。縁を切ること。「この世に—する」 [感]《「さらば」を丁寧にいう語》別れるときのあいさつ...
おさ‐らんま【筬欄間】
欄間の一。縦の桟を細かく多く入れ、横の桟を中央に三筋、上下に各一筋ほど入れたもの。
おさりざわ【尾去沢】
秋田県北東部、鹿角(かづの)市中西部の地名。銅鉱山の産業遺跡がある。→尾去沢鉱山
おさりざわ‐こうざん【尾去沢鉱山】
尾去沢にあった鉱山。江戸時代には南部藩が直営で採掘し、銅・亜鉛・硫化鉄・鉛などを産出した。昭和53年(1978)閉山。
おさる‐まち【御申待】
「庚申待(こうしんまち)」に同じ。
おされ◦ぬ【押されぬ】
[連語] 1 他人にあれこれ言われない。堂々としている。りっぱである。「座敷へ出ても—◦ぬ一本」〈鏡花・湯島詣〉 ...
お‐さん【御三/御爨】
1 台所で働く下女の通称。おさんどん。「台所にては—が器物洗う音ばかりして」〈露伴・五重塔〉 2 台所仕事。おさん...
お‐さん【御産】
子を産むこと。出産。
お‐さん【尾三】
広島県南東部の地域の通称。尾道(おのみち)・三原(みはら)両市周辺をさす。
お‐さんかた【御三方】
三人を敬っていう語。「ゲストの—に話を伺う」
お‐さんじ【御三時】
午後3時ごろに食べる間食。おやつ。
おさん‐どん【御三どん】
《「どん」は接尾語》「御三(おさん)」に同じ。
おさん‐もへえ【おさん茂兵衛】
京都烏丸(からすま)の大経師の妻おさんと手代茂兵衛。天和3年(1683)姦通の罪により磔(はりつけ)となった。井原...