おしお【小塩】
謡曲。四番目物。金春禅竹(こんぱるぜんちく)作。下京(しもぎょう)の男が大原野へ桜狩りに行くと、在原業平(ありわら...
お‐しおき【御仕置き】
[名](スル) 1 「仕置き1」に同じ。「子供を—する」 2 「仕置き2」に同じ。
おしおきれいるいしゅう【御仕置例類集】
徳川幕府評定所の評議を、明和8年(1771)以後5回にわたって集めた刑事判例集。
おし‐おくり【押し送り】
「押し送り船」の略。
おしおくり‐ぶね【押し送り船】
帆をあまり使わず、数人で櫓(ろ)をこいで進める船。特に、とれた魚類を魚市場に運んでいた早船。
おし‐おけ【押し桶】
1 えな桶。 2 漬物桶。
オシオスルカス‐しゅうどういん【オシオスルカス修道院】
《Hosios Loukas》アテネの北西約100キロメートルにある修道院。11世紀を代表する建造物。10世紀に没...
おしお‐やま【小塩山】
京都市西京区大原野にある山。岩塩を産したと伝えられる。大原山。[歌枕]「暮れてゆく秋の名残を—鹿も今宵や鳴きあかす...
おし‐およぼ・す【推(し)及ぼす】
[動サ五(四)]さらに範囲を広げて考えて、行き渡らせる。「家に止るべからずして、必ず邦国天下に—・すべきことを」〈...
おし‐おろ・す【押(し)下ろす】
[動サ五(四)] 1 「下ろす」を強めていう語。力を入れて、また、勢いよくおろす。「縹色絹(はないろぎぬ)を膝から...
お‐じか【牡鹿/雄鹿】
《「おしか」とも》雄のシカ。《季 秋》⇔牝鹿(めじか)。
おし‐がい【押(し)買(い)】
[名](スル)売る意志のない者から、むりやりに財物などを買い取ること。また、その人。⇔押し売り。→訪問購入
おし‐かえし【押し返し】
[副]逆に。反対に。あべこべに。「藤宰相の童は、赤色を着せて、下仕への唐衣に青色を—着たる、ねたげなり」〈紫式部日記〉
おし‐かえ・す【押(し)返す】
[動サ五(四)] 1 押してくるものを、逆にこちらからも押す。押し戻す。「寄せ来る人波を—・す」 2 先方が差し出...
おし‐かか・る【押し掛かる】
[動ラ四] 1 物に寄りかかる。おっかかる。「高欄に—・りて」〈源・幻〉 2 無理に物事をする。〈日葡〉 3 攻め...
おし‐かく・す【押(し)隠す】
[動サ五(四)]けどられたり見られたりしないように、ひたすらつつみ隠す。「悲しみを—・す」
おし‐かけ【押(し)掛け】
1 押しかけていくこと。また、その人。「—の客」 2 馬の頭にかける面繋(おもがい)、胸にかける胸繋(むながい)、...
おしかけ‐にょうぼう【押(し)掛け女房】
男の家に押しかけていくようにして妻となった女。
おし‐か・ける【押(し)掛ける】
[動カ下一][文]おしか・く[カ下二] 1 招かれないのに、かってに出向いていく。「祝い客が—・ける」 2 勢いこ...
おし‐かす【押し粕/押し糟】
⇒踏込粕
おし‐かつ【推し活】
《活は活動の略》自分の好きな芸能人やスポーツ選手、キャラクターなどを応援する活動の総称。→推し
おしか‐はんとう【牡鹿半島】
宮城県東部、太平洋に突き出る半島。リアス海岸で、漁港が多く、先端にある属島の金華山の沖は好漁場。
おしかぶせ‐こうぞう【押し被せ構造】
著しい横倒しとなる横臥褶曲(おうがしゅうきょく)や、断層面が水平に近い衝上断層によって、遠くから運ばれてきた岩体が...
おしかぶせ‐だんそう【押し被せ断層】
断層面の傾斜が著しく緩い衝上断層。ふつう10度以下をいい、水平方向の移動量が大きく、上盤が関係のなかった地層の上へ...
おし‐かも【鴛鴦鴨】
オシドリの別名。
おし‐がら【押し柄】
《「おしから」とも》押しの強い性質。「肝太くして、—になんありける」〈今昔・二八・二三〉 [補説]のち、「押柄」を...
おしかわ【押川】
姓氏の一。 [補説]「押川」姓の人物押川清(おしかわきよし)押川春浪(おしかわしゅんろう)
おしかわ‐きよし【押川清】
[1881〜1944]野球選手・球団社長。宮城の生まれ。春浪(しゅんろう)の弟。早大野球部で活躍。大正9年(192...
おしかわ‐しゅんろう【押川春浪】
[1876〜1914]小説家。愛媛の生まれ。本名、方存(まさあり)。冒険小説で有名。著「海底軍艦」「武侠の日本」「...
押(お)しが利(き)・く
他人を従わせる威力がある。
おし‐がく【押(し)角】
木材で、4寸(約12センチ)角より小さい角材。押し。へしがく。
おし‐がた【押(し)型/押(し)形】
1 器物などの表面に型で押しつけた模様。 2 (押し型)材料に押し当てて器物を成形する器具。 3 版木の上に紙を当...
おしがた‐づけ【押(し)型付け】
版木を織物に押しつけて、いろいろの文様を写し表すこと。
おしがたもん‐どき【押(し)型文土器】
縄文早期の土器の一。丸棒に山形・紡錘形などの文様を刻み、生乾きの土器面に押しつけながら回転させて文様をつけたもの。
押(お)しが強(つよ)・い
自分の意思どおりに強引に事を運ぼうとする。転じて、あつかましい。「—・いところが頼もしい」
おし‐がみ【押(し)紙】
1 注意事項や疑問事項などを記して、文書にはりつけた紙片。おうし。 2 吸い取り紙のこと。 3 貼り紙。おうし。「...
おしがら‐だ・つ【押し柄立つ】
[動タ四]押しの強い性質を持っている。「心ばへかしこく、肝太く—・ちてなんおはしける」〈宇治拾遺・七〉
おし‐がり【押(し)借り】
[名](スル)相手の意を無視して、無理に金銭や品物を借りること。
おし‐が・る【惜しがる】
[動ラ五(四)]惜しいという気持ちを表す。残念そうにする。「—・る様子もなく差し出す」
お‐しき【折敷】
檜(ひのき)のへぎで作った縁つきの盆。多く方形で、食器などをのせる。足打ち折敷・平折敷・隅(すみ)の折敷・傍(そば...
おし‐きず【押(し)傷】
押したためにできる果物などの傷。
お‐しきせ【御仕着せ】
《「仕着せ」は、幕府または主人から支給されるものであるところから「お」を添えた》 1 「仕着せ1」に同じ。「盆暮れ...
おし‐きり【押(し)切り】
1 押しつけて切ること。 2 まぐさや壁土にまぜるわらなどを切る道具。飼い葉切り。 3 馬のたてがみを、5〜6セン...
おしきり‐ちょう【押(し)切り帳】
商人が金銭を渡すとき、相手から受け取りの証印をもらう帳面。判取り帳。
おしきり‐ばん【押(し)切り判】
割り印。押し切り印。
おし‐き・る【押(し)切る】
[動ラ五(四)] 1 押しつけて切る。「厚い紙を—・る」 2 反対・抵抗・困難などを退けて目的を達しようとする。「...
おし‐くくみ【押し包み】
物をつつむもの。また、つつんだもの。「大路に子をすてて侍りける—にかきつけ侍りける」〈金葉・雑下・詞書〉
おし‐くく・む【押し包む】
[動マ四]つつみこむ。くるむ。「らうたくおぼえて、ひとへばかりを—・みて」〈源・若紫〉
おし‐くら【押し競】
《「おしくらべ」の略》「押し競(くら)饅頭(まんじゅう)」に同じ。
おし‐くらべ【押し競べ】
「押し競(くら)饅頭(まんじゅう)」に同じ。