おち【越】
⇒えつ
おち【復ち/変若ち】
《動詞「お(復)つ」の連用形から》 1 もとにかえること。「(ソノ鷹ハ)手放(たばな)れも—もかやすきこれをおきて...
おち【落ち】
1 落ちること。 ㋐地位や階級などが下がること。「十両—」 ㋑付着していたものが取れること。「—のいい洗剤」 2 ...
おち【遠/彼方】
1 遠い所。遠方。「川より—にいと広くおもしろくてあるに」〈源・椎本〉 2 現在から隔たった時。 ㋐以前。昔。「昨...
お‐ち【御乳】
《「御乳の人」の略》貴人の乳母。「涙は—が胸の内」〈浄・先代萩〉
お‐ち【洿池】
低い土地に水がたまっている所。
おち‐あい【落(ち)合い】
1 一つ所で出合うこと。また、出合う所。 2 二つの川の合流点。「—ノ水」〈日葡〉
おちあい【落合】
姓氏の一。 [補説]「落合」姓の人物落合直文(おちあいなおぶみ)落合博満(おちあいひろみつ)
おちあい【落合】
ロシア連邦の町ドリンスクの、日本領時代の名称。
おちあい‐なおぶみ【落合直文】
[1861〜1903]国文学者・歌人。宮城の生まれ。旧姓、鮎貝。号は萩之家(はぎのや)。長編新体詩「孝女白菊の歌」...
おちあい‐ひろみつ【落合博満】
[1953〜 ]プロ野球選手・監督。秋田の生まれ。社会人野球を経てプロ野球のロッテに入団。神主打法(かんぬしだほう...
おち‐あ・う【落(ち)合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 一つ所で出合う。また、打ち合わせておいて、ある場所で一緒になる。「駅前の喫茶店で—・う」 ...
おち‐あし【落ち足】
1 戦いに負けて逃げ落ちていくこと。また、その時。敗走。「一ノ谷の—屋島の—にも爰にては次信、かしこにては忠信と名...
おち‐あゆ【落ち鮎】
秋、産卵のために川を下るアユ。くだりあゆ。さびあゆ。《季 秋》「—の哀れや一二三の簗(やな)/白雄」
おちいし‐みさき【落石岬】
北海道東部、根室市にある岬。根室半島の付け根に当たり、太平洋に面している。周囲に40メートル近い海食崖(がい)がある。
おち‐いり【落(ち)入り】
歌舞伎で、臨終から絶命に至る演技。
おち‐い・る【陥る/落(ち)入る】
[動ラ五(四)] 1 落ちて中に入る。はまる。「深みに—・る」 2 望ましくない状態になる。「重態に—・る」「ジレ...
おち・いる【落ち居る】
[動ア上一][文][ワ上一] 1 気持ちが落ち着く。心が静まる。「大切な用事を仕懸けて罷(や)めたようで心が—・居...
おち‐うお【落ち魚】
1 産卵のため川を下る魚。落ち鮎・落ち鰻など。 2 冬に近づき、水温が低くなったため川や海の深い所へ移る魚。落ち鮒...
おち‐う・す【落ち失す】
[動サ下二]戦いに負けて逃亡する。「其の勢みな—・せて、只主従二騎になり給ふ」〈平家・九〉
おち‐うど【落人】
⇒おちゅうど
おち‐うなぎ【落ち鰻】
秋、産卵のため川を下って海へ入るウナギ。くだりうなぎ。《季 秋》「砂川やありあり見ゆる—/梓月」
おち‐えつじん【越智越人】
[1656〜1730ころ]江戸中期の俳人。越後の人。名古屋に住んだ。別号、槿花翁(きんかおう)。蕉門十哲の一人で、...
おち‐えん【落(ち)縁】
一段低く設けた縁側。普通は雨戸より外のぬれ縁をいう。
おち‐おち【落ち落ち】
[副](あとに打消しの語を伴って)落ち着いて。安心して。「忙しくて—食事もしていられない」
おち‐かえ・る【復ち返る/変若ち返る】
[動ラ四] 1 若返る。「露霜の消(け)易き我(あ)が身老いぬともまた—・り君をし待たむ」〈万・三〇四三〉 2 も...
おち‐かか・る【落(ち)掛(か)る】
[動ラ五(四)] 1 物の上に落ちる。落ちて物の上に止まる。「雨垂れが庭石に—・る」 2 落ちそうになる。「壁の絵...
おち‐かさな・る【落(ち)重なる】
[動ラ五(四)] 1 落ちたものの上に、さらに落ちて重なる。「木の葉が—・った山道」 2 重なって落ちる。「馬の上...
おち‐かた【落(ち)方】
1 落ちるときの状態。落ちぐあい。「—がうまく木にひっかかった」 2 花などが終わろうとするころ。落ちはじめるころ...
おち‐かた【遠方】
遠くの所。ずっと向こうの方。「この目は常に—にのみ迷うようなれど」〈鴎外・文づかひ〉
おちかた‐びと【遠方人】
遠方の人。あちらにいる人。「我(あ)が待ちし秋萩咲きぬ今だにもにほひに行かな—に」〈万・二〇一四〉
お‐ちかづき【御近付き】
「近付き」に同じ。「—になれて光栄です」
お‐ちからおとし【御力落(と)し】
「力落とし」の尊敬語。「どうか—になりませんよう」
おち‐がかり【落(ち)掛(か)り】
傾斜した材木と水平な材木とが合わさる所。
落(お)ちが付(つ)・く
話題が、意外性をもった結末で終わる。また、コントや漫才などが、人を笑わせるような結末で終わる。
おち‐ぐち【落(ち)口】
1 水の流れの落下する所。「滝の—」 2 抽籤(ちゅうせん)や入札に当たった人。 3 落ち始め。「あしひきの山の木...
おち‐くぼ【落ち窪】
《落ちくぼんだ所の意》家の中で、普通の床より一段低い所。落ち間。「—なる所の、二間なるになむ住ませ給ひける」〈落窪・一〉
おち‐くぼ・む【落ち凹む/落ち窪む】
[動マ五(四)]周囲より低くなっている。「やせて目が—・む」
おちくぼものがたり【落窪物語】
平安時代の物語。4巻。作者不詳。源氏物語よりもやや早い成立か。中納言忠頼の娘が、継母にいじめられて落窪の間に押し込...
おち‐ぐり【落ち栗】
地上に落ちた栗の実。《季 秋》「—や墓に経よむ僧の前/召波」
おち‐けん【落研】
高校や大学などでの「落語研究会」の略称。→落語
おち‐こち【遠近】
1 遠い所と近い所。あちらこちら。「鶏の声も—に聞こえる」〈藤村・千曲川のスケッチ〉 2 将来と現在。昔と今。「ま...
おちこち‐びと【遠近人】
あちこちの人。「信濃(しなの)なる浅間の嶽(たけ)に立つけぶり—の見やはとがめぬ」〈伊勢・八〉
おち‐こぼれ【落ち零れ】
1 容器からこぼれて落ちたもの。穀物などにいう。 2 全部処理しきれないで残ったもの。余り物。 3 ある組織や体制...
おち‐こ・む【落(ち)込む】
[動マ五(四)] 1 落ちて、中のほうへ入る。おちいる。「穴に—・む」 2 周囲より、その部分だけがへこむ。くぼむ...
お‐ちご【御稚児/御児】
1 「稚児(ちご)3・4」に同じ。 2 「稚児髷(ちごまげ)」に同じ。
おちご‐なり【御稚児成り】
祭礼などのとき、稚児が行列をつくって練り歩くこと。稚児行道(ちごぎょうどう)。
おちご‐わげ【御稚児髷】
⇒稚児髷(ちごまげ)
おち‐しお【落(ち)潮】
引き潮。
おち‐たぎ・つ【落ち滾つ】
[動タ四]水が高い所から流れ落ちて、激しく泡立つ。おちたぎる。「—・ち流るる水の岩に触れ淀める淀に月の影見ゆ」〈万...