お‐ないぎ【御内儀】
他人の妻を敬っていう語。近世、主に京都で町屋の妻に対して使われ始めた。
おない‐どし【同い年】
《「おなじとし」の音変化》同じ年齢。また、その人たち。「—のいとこ」 [補説]学校で、同じ学年であることをさすこと...
お‐なおし【御直し】
「直し」の美化語。
お‐なか【御中】
1 (「お腹」とも書く)腹を丁寧にいう語。もと女性語。「—が痛い」「—がすいた」 2 飯・食事をいう女房詞。 3 ...
おなかのへるうた
阪田寛夫の作詞、大中恩の作曲による童謡。昭和35年(1960)、雑誌「チャイルドコーナー」創刊号に発表。
御中(おなか)を痛(いた)・める
「腹を痛める」を丁寧にいう言葉。
御中(おなか)を抱(かか)・える
「腹を抱える」を丁寧にいう言葉。ひどく笑うことの形容。「—・えて笑う」
お‐なが【尾長】
1 尾の長いこと。 2 カラス科の鳥。全長37センチくらいで、その半分は尾の長さ。頭は帽子をかぶったように黒く、体...
おなが‐がも【尾長鴨】
カモ科の水鳥。全長約70センチ。尾が長く、雄は頭が茶色で背面は灰色、胸が白色。雌は全体に褐色。北半球北部で繁殖し、...
おなが‐ざめ【尾長鮫】
ネズミザメ目オナガザメ科の海水魚の総称。日本近海に、深海性のハチワレ、表層性のマオナガ・ニタリの3種がある。ニタリ...
おなが‐ざる【尾長猿】
霊長目オナガザル科の哺乳類の総称。長い尾の猿で、しりだこ・ほお袋をもつ。オナガザル亜科とコロブス亜科に分けられ、特...
おなが‐どり【尾長鶏】
鶏の一品種。江戸末期に土佐(高知県)で作り出された。雄の尾羽は抜け換わらずに伸び続け、8メートルを超すものもある。...
お‐ながれ【御流れ】
1 予定していたことができなくなること。「雨で試合が—になる」 2 酒席で、貴人や目上の人から杯を受けて、これにつ...
おながわ‐げんしりょくはつでんしょ【女川原子力発電所】
宮城県東部の牡鹿(おしか)半島先端、牡鹿郡女川町と石巻市にまたがって立地する、東北電力の原子力発電所。1号機は昭和...
おながわ‐わん【女川湾】
宮城県東部にある湾。牡鹿(おしか)半島の基部にあり、南北の二つの支湾に分かれる。北側の湾奥に女川(おながわ)漁港、...
お‐なぐさみ【御慰み】
その場の楽しみ。お楽しみ。座興。たわむれや皮肉の気持ちを込めていう。「ほんの—に歌いましょう」「うまくできたら—」
おな‐ご【女子】
《「おんなご」の音変化》 1 女。女性。 2 女の子供。女の子。 3 女中。下女。「高島屋の—に呼びかけられて」〈...
おなご‐おうぎ【女子扇】
女性用の小さい扇。
おなご‐しゅう【女子衆】
1 女たち。おなごしゅ。おなごし。⇔男衆。 2 女中。おなごしゅ。おなごし。⇔男衆。
おなご‐だけ【女子竹】
メダケの別名。
おなご‐むすび【女子結び】
「女結(おんなむす)び」に同じ。
おなご‐らし・い【女子らしい】
[形][文]をなごら・し[シク]いかにも女性らしく、しとやかで優しい。おんならしい。 [派生]おなごらしさ[名]
おなごり‐きょうげん【御名残狂言】
1 歌舞伎で、役者が引退するときやその土地・劇場を去るときに暇乞(いとまご)いとして出す狂言。 2 ⇒秋狂言(あき...
お‐なさけ【御情け】
1 特別の思いやりや哀れみ。「—で合格させてもらう」 2 目上の人からの特別の愛情。寵愛(ちょうあい)。「主君の—...
おな・じ【同じ】
[形シク]《「おなし」とも》形容動詞「おなじ」に同じ。体言に続くときには、連体形「おなじき」のほか、和文脈のもので...
おなじ【同じ】
《「おなし」とも》 [形動]《形容詞「おなじ」の形容動詞化》 1 別のものではなく、そのものであるさま。同一である...
同(おな)じ穴(あな)の狢(むじな)
一見関係がないようでも実は同類・仲間であることのたとえ。多くは悪事を働く者についていう。同じ穴の狸(たぬき)(狐(...
おなじ・い【同じい】
[形]《シク活用形容詞「おなじ」の口語化》 1 同じである。変わらない。等しい。「異種諸民族間の貿易の起源と—・か...
同(おな)じ釜(かま)の飯(めし)を食(く)・う
生活を共にした親しい仲間であることのたとえ。「—・った仲」
おなじく【同じく】
[接]《形容詞「同じ」の連用形から》同様の事柄を列挙するとき、その説明部分を繰り返す代わりに用いる語。「入選A、—B」
おなじく‐は【同じくは】
[副]同じことなら。いっそのこと。「さらば—、今日いでさせ給へ」〈かげろふ・中〉
同(おな)じ流(なが)れを掬(むす)・ぶ
《同じ川の水をすくって飲む意から》縁のつながった人間どうしであることのたとえ。
おなじ‐まいまい【同蝸牛】
オナジマイマイ科の陸生の巻き貝。庭や田畑にいるカタツムリ。貝殻は低い円錐形で殻径約15ミリ。殻は薄く、淡黄白色また...
お‐なじみ【御馴染み】
「馴染み」の美化語・尊敬語。「—の落語家」「店の改築祝いに—が集まる」
おなじゅう◦する【同じゅうする】
[連語]《「おなじくする」の音変化》(「…をおなじゅうする」の形で)…が同じである。…と同列である。「時を—◦して...
おなつ‐せいじゅうろう【お夏清十郎】
姫路の宿屋但馬屋(たじまや)の娘お夏と手代の清十郎。寛文2年(1662)ごろ駆け落ちしようとして捕らえられ、清十郎...
オナニー
《旧約聖書「創世記」中の人物オナンの名による》自慰。手淫(しゅいん)。マスターベーション。
おなはま【小名浜】
福島県いわき市の地名。旧磐城(いわき)市の中心。太平洋に面する国際貿易港、また遠洋漁業の基地。化学工業が盛ん。
お‐なべ【御鍋】
1 「鍋」の美化語。 2 《近世の文芸作品に下女の名としてしばしば用いられたところから》下女をいう俗語。
オナ‐ペット
《(和)Onanie(ドイツ)+petから》オナニーをするときの対象とする異性のスターなどの人物。
お‐なみ【男波/男浪】
低い波の次に打ち寄せてくる高い波。また、高低のある波の中で、高いほうの波。⇔女波(めなみ)。
おなみだ‐ちょうだい【御涙頂戴】
映画や演劇などで、観客を泣かせるように作ること。また、そういう作品。
おなもみ【葈耳/巻耳】
キク科の一年草。道端などに生え、高さ約1メートル。葉は浅く3〜5裂し、互生する。夏から秋、枝先に雄花を、下部に雌花...
お‐なら
《「鳴らす」に基づく語か》屁(へ)。放屁(ほうひ)。
お‐なり【御成り】
皇族・摂家・将軍などの貴人を敬って、その外出や訪問・臨席などをいう語。
おなり‐がみ【おなり神】
《「おなり」は姉妹の意》沖縄・奄美(あまみ)群島で、兄弟を守護するために、その姉妹が持っている霊力。古代、沖縄では...
おなり‐きり【御成切】
亥(い)の子の日に、宮中、のちには幕府から臣下に賜った亥の子餅(もち)。碁石ほどの大きさに丸めて平たくしたもの。「...
おなり‐そうぶぎょう【御成総奉行】
室町時代、将軍が大名の屋敷を訪問するとき、大名家でその接待をするために臨時に設けた役。
おなり‐みち【御成道】
貴人がお成りのときに通る道。御成筋(すじ)。
おなり‐もん【御成門】
大名家や寺院などで、貴人を迎えるために設けた門。御成御門。