おみ【臣】
1 主君に仕える人。臣下。 2 姓(かばね)の一。古代、有力な豪族に与えられた、連(むらじ)と並ぶ最も高い家柄。天...
おみ【小忌】
《「おいみ」の音変化》 1 大嘗祭(だいじょうさい)・新嘗祭(しんじょうさい)などの大祭に、官人が行った厳しい斎戒...
おみ【使主】
古代の姓(かばね)の一。渡来人に多い。
おみ【麻績】
《「おうみ」の音変化》麻(お)を細く裂いて、より合わせて糸にすること。また、それを職とする人。「打麻(うちそ)やし...
お‐み【御身】
[代]二人称の人代名詞。対等またはそれに近い相手に用いる。あなた。「番頭、これ、—はいろいろの事をいふの」〈滑・浮...
お‐み【御御/大御】
[接頭]名詞に付いて、尊敬の意を表す。「—足」「—ぐし」 [補説]「おおみ(大御)」の音変化したものとする説や、尊...
お‐みあい【御見合(い)】
「見合い2」の美化語。
おみ‐あかし【御御明かし/御御灯】
神仏に供える灯火。
おみ‐あし【御御足】
相手を敬って、その足をいう語。もと女性語。
お‐みえ【御見え】
「来ること」の尊敬語。お越し。おいで。「時間までに—でない場合はキャンセルとなります」
おみ‐おつけ【御味御汁】
《「おみ」は味噌の意の、「おつけ」は吸い物の汁の意の女性語》味噌汁をいう美化語。
お‐みかぎり【御見限り】
愛想をつかして見限ること。特に、なじみの店にしばらく行かないこと。「あら、とんと—でしたわねえ」
お‐みき【御神酒】
1 神前に供える酒。 2 酒をしゃれていう語。
御神酒(おみき)上(あ)がらぬ神(かみ)はない
神様でさえ酒を召し上がるのであるから、人間が酒を飲むのは当然であるということ。酒飲みが好んで言う言葉。
おみき‐どくり【御神酒徳利】
1 酒を入れて神前に供える一対の徳利。おみきどっくり。 2 同じような姿をした一対の人や物。また、いつも連れ立って...
おみ‐くじ【御御籤/御神籤】
神仏のお告げを得て吉凶を知るために引く、くじ。
オミクロン
ギリシャ文字の第15字。
オミクロン‐かぶ【オミクロン株/ο株】
2019年に初めて報告された新型コロナウイルス、SARS-CoV-2の変異株。WHO(世界保健機関)が指定するVO...
お‐みこし【御神輿】
1 「神輿(みこし)」の尊敬語・美化語。 2 腰。尻。「輿」を「腰」にかけて、たわむれていう。「—を上げる」
おみ‐ごろも【小忌衣】
物忌みのしるしとする清浄な上着。大嘗祭(だいじょうさい)・新嘗祭(しんじょうさい)などに奉仕する小忌人(おみびと)...
おみ‐さま【御身様】
[代]二人称の人代名詞。「御身(おみ)」の敬称。あなたさま。おまえさま。「—も若い殿、我も若い女の身」〈浄・堀川波鼓〉
オミシュ
クロアチア南部、アドリア海に面する町。スプリトの南東約25キロメートル、ツェティナ川の河口に位置する。中世に海賊の...
お‐みしりおき【御見知り置き】
相手が自分を見知りおくことを、その相手を敬っていう語。初対面のあいさつに使う。「どうぞ—ください」
お‐みず【御水】
1 水を丁寧にいう語。また、神事・仏事などに用いられる水。「—取り」 2 俗に、水商売や、水商売で生計を立てる人のこと。
おみず‐かり【御水借り】
雨乞いの一方式。信仰している社寺の神水を持ち帰って、日照りの田畑にかけると降雨があるというもの。神水は手から手へ移...
お‐みずとり【御水取り】
奈良東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)のこと。3月12日(もとは陰暦2月12日)の深夜から明け方にかけて、堂前の若狭...
お‐みそれ【御見逸れ】
[名](スル) 1 行き会っても、その相手に気づかないこと、また、だれだか思いつかないことを謙遜(けんそん)してい...
おみたま【小美玉】
茨城県中部にある市。ニラ・イチゴなどの栽培が盛ん。東部に百里飛行場(茨城空港)がある。平成18年(2006)3月に...
おみたま‐し【小美玉市】
⇒小美玉
オミット
[名](スル)除外すること。省くこと。「名簿から—する」「違反者を—する」
お‐みとおし【御見通し】
相手の心の中をすっかり見抜いていること。「そんなことは先刻—」
おみな【女】
女。女性。「妻とすべき好き—を覓(もと)めて」〈霊異記・上〉
おみな【嫗】
老女。おむな。おうな。⇔翁(おきな)。「汝(な)は誰しの—ぞ」〈記・下〉
おみなえし【女郎花】
1 スイカズラ科の多年草。日当たりのよい山野に生え、高さ約1メートル。葉は羽状に裂けていて、対生する。夏の終わりか...
おみなえし‐あわせ【女郎花合(わ)せ】
物合わせの一。和歌を添えたオミナエシの花を持ち寄って比べ、その優劣を競う。
おみなえし‐づき【女郎花月】
陰暦7月の異称。おみなめしづき。《季 秋》
おみな‐がみ【女神】
晴天を祈って作る紙人形。てるてる坊主の類。
おみな‐ご【女子】
《古くは「おみなこ」》女児。また、一般に女性のこと。「遂に—を生めり」〈雄略紀〉
おみなめし【女郎花】
オミナエシの別名。 [補説]曲名別項。→女郎花
おみなめし【女郎花】
謡曲。四番目物。旅僧が山城の男山の麓に来かかると、小野頼風夫婦の霊が現れ、邪淫の悪鬼に責められていることを語る。
おみ‐ぬぐい【御身拭い】
寺院で、本尊を白布でぬぐい清めること。4月19日(もとは陰暦3月19日)に京都嵯峨(さが)の清涼寺で行われる、本尊...
おみ‐びと【小忌人】
大嘗祭(だいじょうさい)・新嘗祭(しんじょうさい)などの大祭に、小忌衣(おみごろも)を着て神事に奉仕する官人。おみ。
お‐みまい【御見舞(い)】
「見舞い1」の美化語。
お‐みや
土産(みやげ)をいう幼児・女性語。
お‐みや【御宮】
神社の敬称。「—参り」
おみや‐いり【御宮入り】
《「迷宮」の「宮」にかけて》犯人がわからないで、事件が解決しないままになること。迷宮入り。
お‐みやげ【御土産】
1 「土産」の尊敬語・美化語。 2 「土産3」に同じ。「とんだ—をもらってきた」
お‐みやまいり【御宮参り】
「宮参り」に同じ。
おみ‐わたり【御神渡り】
冬、湖水の氷結面の一部にできる盛り上がった氷堤。気温が下がると氷が収縮して裂け、そこに下の水が上がって結氷し、気温...