玩具(おもちゃ)に◦する
慰みものにする。もてあそぶ。「相手の気持ちを—◦する」
おもちゃ‐はなび【玩具花火】
家庭で子供たちが遊ぶような、手軽で小さな花火。線香花火やねずみ花火、ロケット花火などがある。
玩具(おもちゃ)箱(ばこ)を引(ひ)っくり返(かえ)したよう
非常に散らかっていることのたとえ。
おも‐ぢゃわん【主茶碗】
1 茶会で、複数の茶碗を使うときに主となる茶碗。正客に使う。→替え茶碗 2 重ね茶碗を使うときの第1碗。
おもっ‐たる・い【重ったるい】
[形]からだが重く感じられて、だるい。「冷えたので腰が—・い」
おも‐づかい【主遣い】
三人遣いの操り人形で、人形の首(かしら)と右手を受け持つ人。三人の遣い手の最上位で、番付に名前が出る。→三人遣い
おも‐づら【䪊頭/羈】
⇒面繋(おもがい)
おも‐て【表】
《「面(おもて)」と同語源》 [名] 1 物の二つの面のうち、主だったほう。表面。また、外側。「答案は—を上にして...
おも‐て【面】
《「おも(面)」に、方向・方面を表す「て」の付いたもの。正面のほう、の意》 1 顔面。顔。「—を赤らめる」「—を伏...
おもて‐あみ【表編み】
棒針で編む基礎編みの一。メリヤスの表側と同様の編み目になる編み方。メリヤス編み。⇔裏編み。
おもて‐うた【面歌】
面目をほどこすような歌。すぐれた和歌。代表的な歌。「御詠の中にはいづれをかすぐれたりとおぼす。…是をなん身にとりて...
おもて‐うら【表裏】
1 表と裏。 2 人目に立つ態度と、心のうち。「—のない人物」
面(おもて)置(お)・く
顔向けをする。多く「面置かむ方(かた)なし」の形で、恥ずかしくて顔向けができない意に用いる。「—・かむ方なくぞおぼ...
おもて‐おこし【面起こし】
面目をほどこすこと。名誉を回復すること。おもてだて。「何事にもはかばかしからぬみづからの—になむ」〈源・賢木〉
おもて‐かいどう【表街道】
1 正式の街道。本街道。⇔裏街道。 2 まともで正しい人生、また、人の目に立つ華やかな経歴のたとえ。⇔裏街道。
おもて‐かた【表方】
劇場で、営業・会計・観客係などの事務系統の人。→裏方
おもて‐かんばん【表看板】
1 劇場の正面に掲げる、出演者名や演目名などを書いた看板。 2 世間に対して掲げる名目。「低利金融を—にして詐欺を働く」
おもて‐がえ【表替え】
畳表を新しくすること。
おもて‐がき【表書(き)】
封書・小包・文書などの表に、住所・氏名などを書くこと。また、その文字。上書き。
おもて‐がた【面形】
仮面。めん。「—を取りのけては人もぞ見知る」〈今昔・二八・三五〉
おもて‐がまえ【表構え】
外側から見た、家屋・塀・門扉などの造り。「—のりっぱな家」
おもて‐がろう【表家老】
江戸時代、大名家などで表向きの政務に携わった家老。⇔奥家老。
おもて‐がわ【表側】
表のほう。表に面する部分。表面。「布の—」⇔裏側。
おもて‐ぐち【表口】
1 表に面した出入り口。⇔裏口。 2 間口(まぐち)。 3 登山道の本道の入り口。
おもて‐ぐみ【表組】
近世の邦楽で、教習の便宜上、楽曲を分類したものの一。三味線組歌・箏(こと)組歌などにあり、いずれもいちばん初歩の組...
おもて‐けい【表罫】
印刷用の罫線の一。裏罫より細い。
おもて‐げい【表芸】
その人の専門として世間に認められている技芸。⇔裏芸。
おもて‐げんかん【表玄関】
1 家の正面の玄関。来客のために用いる正式の出入り口。⇔内玄関。 2 国家・都市などの主要な入り口としての駅・空港...
おもて‐こうけ【表高家】
江戸幕府の職名。官位をもたない高家のことで、幼年者や、事務に未熟な者。
おもて‐ござしょ【表御座所】
皇居宮殿で、天皇・皇后が公の事務を行う建物。
おもて‐ごしょう【表小姓】
江戸幕府で表向きの雑用をしていた小姓。
おもて‐ごてん【表御殿】
公の政務・儀式などを行う正殿。
おもて‐さく【表作】
同じ田畑に年間2種の作物を栽培するとき、最初の、主となる作物を栽培すること。また、その作物。⇔裏作。→二毛作
おもて‐ざし【表差(し)】
刀の鞘(さや)に納める笄(こうがい)。腰に差した鞘の表に差し添えるところからの名。→裏差し
おもて‐ざしき【表座敷】
玄関に近いほうの、主に客間として使う座敷。⇔奥座敷。
おもて‐ざた【表沙汰】
1 内密にしたいことが世間に知れ渡ること。表立つこと。「事件が—になる」 2 公の機関によって取り扱われること。裁...
おもて‐ざり【面去り】
連歌・俳諧で、懐紙の同一の面では一度使った語句を二度使わないこと。面嫌い。
おもて‐しょいん【表書院】
家の表のほうにある書院造りの座敷。⇔奥書院。
おもて‐じ【表地】
袷(あわせ)仕立ての衣服や袋物などで、表側になる布地。⇔裏地。
おもて‐じき【表敷(き)】
和船の底板の前半分。
おもて‐せんけ【表千家】
千家流茶道の分派の一。元伯宗旦の三男、江岑(こうしん)宗左を開祖とする。表流。表。
おもて‐そで【表袖】
袷(あわせ)など、袖口が2枚に見えるように仕立てた袖の表側。⇔裏袖。
おも‐てだい【重手代】
商家で、事務を総括する古参の手代。「家内(うち)のしまりの—」〈人・梅児誉美・三〉
おもて‐だいみょう【表大名】
江戸時代、外様(とざま)大名のこと。
おもて‐だか【表高】
江戸時代、大名の表向きの禄高(ろくだか)。⇔内高(うちだか)。
おもて‐だ・つ【表立つ】
[動タ五(四)] 1 表面にはっきりと現れる。世間に広く知れる。「—・たないように動く」 2 正式なこととする。改...
おもて‐だな【表店】
表通りに面して建てられている家。⇔裏店。
おもて‐つき【表付き】
1 建物の正面。「銀座通りに面した—とはちがって」〈荷風・つゆのあとさき〉 2 雪駄などで、畳表のついたもの。 3...
おもて‐づかい【面使い】
能の演技で、顔を左右に動かして見回す型。
おもて‐どおり【表通り】
市街の主要な道路。⇔裏通り。