おもて‐どうぐ【面道具】
1 眉・目・鼻・口など顔に属する部分の総称。顔の造作。「其他の—もまずくは無く」〈露伴・いさなとり〉 2 《代表的...
おもて‐どし【表年】
果実などがよくできる年。生(な)り年。「タケノコの—」→裏年 [補説]スギなどの、花粉症を起こす植物の花粉が多く飛...
おもて‐ながや【表長屋】
表通りに建てられている長屋。⇔裏長屋。
おもてなし
《Outstanding Moon exploration Technologies demonstrated b...
お‐もてなし【御もて成し】
「もて成し1・2」の美化語。「十分な—もできずあいすみません」
おもて‐にほん【表日本】
本州の太平洋に面する地方を称した語。太平洋沿岸地域。⇔裏日本。
おもて‐はっく【表八句】
百韻または五十韻の連歌・連句で、懐紙の1枚目の表に書く8句。
おもて‐びょうし【表表紙】
「上(うわ)表紙」に同じ。
おもて‐ふじ【表富士】
葛飾北斎による風景版画のシリーズ「富嶽三十六景」のうち、当初摺られた36枚をさす。→裏富士
おもて‐ぶせ【面伏せ】
[名・形動]恥ずかしくて顔を伏せるほどであること。また、そのさま。不名誉。おもぶせ。「自分の品行の修まらないところ...
おもて‐ぶたい【表舞台】
表立って活動のできる状況や場所。「—から遠ざかる」
おもて‐ぼうず【表坊主】
江戸幕府の職名。同朋頭の支配に属し、江戸城内で大名および諸役人の給仕をした。
おもて‐みごろ【表身頃】
袷(あわせ)・綿入れなど裏がある着物の、表に出るほうの身頃。⇔裏身頃。
おもて‐むき【表向き】
1 内実とは違った、世間に対する名目。うわべ。表面上。副詞的にも用いる。「—の理由」「—出張ということにしておく」...
おもて‐めい【表銘】
日本刀の中子(なかご)にある銘。刃を下にして腰に差したとき、外側になる面に彫る。刀工名・その出身地・製造地名などか...
おもて‐めん【表面】
1 両面に印刷または刻印された紙や硬貨・メダルなどの、表にあたる側。柄や模様がない場合でもいう。ひょうめん。⇔裏面...
面(おもて)も振(ふ)らず
わき目も振らず。まっしぐらに。「—戦ひけるが、大敵凌(しの)ぐに叶(かな)はねば」〈太平記・八〉
おもて‐もん【表門】
建物などの表口にある門。正門。⇔裏門。
おもて‐もん【表紋】
「定紋(じょうもん)」に同じ。⇔裏紋。
おもて‐やま【表山】
山の、日当たりや水の便のいい所。⇔裏山。
おもて‐ゆうひつ【表右筆】
江戸幕府の職名。若年寄の下で幕府の通常の公文書の作成、日記の記入などにあたった。→奥右筆
おもて‐りゅう【表流】
⇒表千家(おもてせんけ)
面(おもて)を冒(おか)・す
目上の人の気持ちに逆らうのを恐れずにいさめる。「—・して苦言を呈する」
面(おもて)を起(お)こ・す
面目をほどこす。名誉をあげる。「よき女子(むすめご)は、親の面をも起こすものにはあらずや」〈宇津保・国譲中〉
面(おもて)を輝(かがや)か◦せる
喜び・興味・希望の思いがあふれて、生き生きとした表情を示す。「吉報に—◦せる」
面(おもて)を曝(さら)・す
1 人前に顔を現す。「報道陣に—・す」 2 人前で恥をかく。「かやうに—・す事、前世のむくひといひながら」〈謡・千手〉
表(おもて)を張(は)・る
うわべを豪華に見せようとする。「内証は殻大名でも—・って」〈浮・渡世身持談義・一〉
面(おもて)を伏(ふ)・す
面目を失う。名誉を傷つける。「亡き親の—・せ、影を恥づかしむるたぐひ」〈源・若菜上〉
面(おもて)を向(む)か・う
1 顔を向ける。対面する。「是を射そんずる物ならば、弓きりをり自害して、人に二たび—・ふべからず」〈平家・一一〉 ...
おも‐で【重手/重傷】
重い傷。深手。「—を負う」
お‐もと【御許】
[名] 1 女性が使う脇付(わきづけ)の一。おんもと。 2 御座所。また、貴人のおそば。「—にさぶらふ人の中に、内...
おもと【万年青】
キジカクシ科の多年草。山地に自生し、肥厚した地下茎から多数の濃緑色の葉を出す。葉は長さ30〜50センチで、厚くつや...
おも‐とじ【母刀自】
母の敬称。ははとじ。「かの—をも人誓はむとて」〈宇津保・春日詣〉
おもと‐だけ【於茂登岳】
沖縄県、石垣島のほぼ中央部にある山。標高526メートルで県内の最高峰。島の霊山とされる。名蔵(なぐら)川・宮良(み...
おもと‐びと【御許人】
貴人のそば近くに仕える人。侍従。侍女。女房。「帝(みかど)の御母后(ははきさき)の—」〈平中・一〉
オモドス
キプロス中西部、トロードス山脈の中腹の村。キプロスワインの産地として知られ、毎年8月末から9月初めにかけてワイン祭...
おも‐なが【面長】
[名・形動] 1 顔が長めなこと。また、そのさま。「—な人」 2 態度や気持ちがのんびりしていること。また、そのさ...
おも‐な・し【面無し】
[形ク] 1 合わせる顔がない。恥ずかしい。面目ない。「はしたなかるべきやつれを—・く御覧じとがめられぬべきさまな...
おも‐ならい【重習い】
能・狂言などで、師匠の免許が必要な習い物のうち、特に重要とされるもの。
おも‐な・る【面馴る】
[動ラ下二] 1 見なれて珍しく感じなくなる。「あまた年越ゆる山辺に家居して、綱ひく駒も—・れにけり」〈かげろふ・...
おも‐に【重荷】
1 重い荷物。 2 能力をこえた大きな責任。「今回の役目を—に感じる」
オモニ
《(朝鮮語)》母。母親。⇔アボジ。
おも‐に【主に】
[副]主として。大部分。ほとんど。「大学では—物理を学んだ」→主(おも)
オモニア‐ひろば【オモニア広場】
《Plateia Omonoias/Πλατεία Ομόνοιας》ギリシャの首都アテネの中心部にある広場。市内...
おも‐にく・し【面憎し】
[形ク]顔を見るのも憎らしい。つらにくい。「などか必ずしも—・く引き入りたらむが賢からむ」〈紫式部日記〉
重荷(おもに)に小付(こづ)け
大きな負担がある上に、さらに負担の加わること。
重荷(おもに)を下(お)ろ・す
責任を果たしてほっとする。気にかかっていたことが解決して安心する。「末の子が成人してやっと—・した」
おも‐ね【主根】
⇒しゅこん(主根)
おもね・る【阿る】
[動ラ五(四)]人の気に入るように振る舞う。へつらう。「上役に—・る」
お‐もの【御物】
1 (「御膳」とも書く) ㋐天皇や貴人の食物、また食事。「(中宮ノ)—の折は必ず向かひさぶらふに」〈枕・九〉 ㋑食...