おや【親/祖】
1 (親)子を生んだ人。父と母の総称。また、その一方。養父母などにもいう。また、人間以外の動物にもいう。「実の—」...
おや
[感]意外なことにであったときなどに発する語。「—、まだ起きていたの」「—、まあ」
おや‐いも【親芋】
サトイモの地下茎の中央にある大きな塊。周りにたくさんの子芋ができる。芋頭(いもがしら)。《季 秋》
おやえ【お八重】
文芸評論家、石橋忍月による小説。明治22年(1889)4月発表。
おや‐おもい【親思い】
[名・形動]親のことをいつも気遣って、大切にすること。また、そのさまや、そういう人。「—な娘」
親(おや)思(おも)う心(こころ)にまさる親心(おやごころ)
《吉田松陰の歌「親思ふ心にまさる親心けふの音づれ何ときくらん」から》子が親を思う心よりも、子を思いやる親の気持ちの...
おや‐おや【親親】
1 めいめいの親。「—が心安く成るにつれ娘同志も親しくなり」〈二葉亭・浮雲〉 2 祖先。「我が—の墓にをさめん事ゆ...
おや‐おや
[感]《感動詞「おや」を重ねた語》意外なことに対して、軽く驚いたり、失望したり、あきれたりしたときに発する語。「—...
おや‐かぎ【親鍵】
⇒マスターキー
おや‐かぜ【親風】
子に対して親の権威を振るうこと。「—を吹かす」
おや‐かた【親方】
1 職人・弟子・奉公人などを指導・保護する立場にある人。「—のもとで修業をする」⇔子方。 2 一人前の職人を敬って...
親方(おやかた)思(おも)いの主(しゅ)倒(たお)し
親方・主人のためを思ってしたことが、かえってよくない結果になる。「—といふやつらが、なんぞ事にして、うぬらが喰物に...
おやかた‐かぶ【親方株】
⇒年寄名跡
親方(おやかた)日(ひ)の丸(まる)
《親方は日の丸、すなわち国の意》官庁や公営企業は、経営に破綻(はたん)をきたしても、倒産する心配がないので、厳しさ...
おやかた‐もち【親方持(ち)】
1 親方の世話を受けている身であること。また、その人。主人持ち。主(しゅう)持ち。 2 親方が使用人の費用などを受...
おや‐かぶ【親株】
1 根を分けて苗木をとるときの、もとになる株。⇔子株。 2 株式会社の増資で発行された新株に対して、それまでに発行...
お‐やかましゅう【御喧しゅう】
《「おやかましゅうございました」の略》 1 人を訪問して別れるときに言うあいさつの語。 2 芸人・芸者などが演技を...
おや‐がいしゃ【親会社】
ある会社に対して、資本や取引関係などで実質的に支配権をもっている会社。⇔子会社。
親(おや)が親(おや)なら子(こ)も子(こ)
親が悪事を働き、子もまた悪事を働いた場合、その親子を非難する言葉。
おや‐がかり【親掛(か)り】
子がまだ自立できないで、親に養われていること。また、その人。
おや‐がみ【祖神】
祖先としての神。祖先神。氏神。
おや‐が・る【親がる】
[動ラ四]親のように振る舞う。「いづれも分かず—・り給へど」〈源・紅梅〉
おや‐がわり【親代(わ)り】
親に代わって、世話をしたり養育したりすること。また、その人。「姉が—となって弟を育てる」
お‐やき【御焼(き)】
1 小麦粉をこねて平たくし、両面を焼いたもの。調味したナスや野沢菜、小豆餡などをくるむものもある。 2 焼き餅(も...
おや‐き【親機】
親子電話で、電話回線に直接接続している電話機本体。→子機
おや‐きょうだい【親兄弟】
親と兄弟姉妹。肉親。
おや‐きょく【親局】
1 放送番組を制作し、系列局に送り出す放送局。キー局。キーステーション。 2 テレビ・ラジオ放送局などの送信設備が...
おや‐ぎ【親木】
接ぎ木をするときの接ぎ穂や、挿し木をするときの挿し穂をとる、もとの木。
おや‐ぎんが【親銀河】
重力によって周囲に小さな伴銀河を従える、より大きな銀河。
おや‐ぎんこう【親銀行】
普通銀行のうち、小銀行を系列に組み入れ、資金の融通や、手形の再割引などの便宜を与えている銀行。
お‐やく【御役】
1 「御役目」の略。 2 月経をいう女房詞。
おやく‐えん【御薬園】
福島県会津若松市にある日本庭園。周囲約540メートル、面積約1万7000平方メートル。室町時代に、会津の領主葦名盛...
おやく‐ごめん【御役御免】
1 ある役目をやめさせられること。また、仕事をしなくてもよくなること。「管理職を—になる」 2 古くなったり不用と...
おやくしょ‐しごと【御役所仕事】
とかく形式的で不親切・非能率になりがちな役所の仕事を非難していう語。
お‐やくそく【御約束】
1 「約束1」の尊敬語・謙譲語。 2 特定の状況で、大多数から次の展開として期待される物事。また、映画や小説などで...
お‐やくめ【御役目】
1 公(おおやけ)から命じられた務め。また、相手を敬ってその務めをいう語。「—御苦労」 2 義務としてやむをえずす...
おや‐こ【親子】
1 親と子。また、その間柄。「—の情」 2 親と子の関係にたとえていう二つのもの。「—電話」 3 「親子丼(どんぶ...
おや‐こうこう【親孝行】
[名・形動](スル)親を大切にし、真心をもってよく尽くすこと。また、そのさまや、その人。「—したいときには親はなし...
おや‐こうもく【親項目】
「親見出し」に同じ。
おやこかんけいふそんざい‐かくにん【親子関係不存在確認】
⇒しんしかんけいふそんざいかくにん(親子関係不存在確認)
おやこ‐かんてい【親子鑑定】
生物学的な親子関係の有無を自然科学的な方法によって明らかにすること。現在は、遺伝子多型を利用したDNA鑑定によって...
おやこ‐がき【親子垣】
建仁寺(けんにんじ)垣の一種。竹を縦に大小交互に並べて結ったもの。
おやこだか【父子鷹】
子母沢寛の長編歴史小説。昭和30年(1955)から昭和31年(1956)にかけて「読売新聞」に連載。勝海舟の父、勝...
おやこ‐づき【親子月】
陰暦12月の異称。
おやこ‐でんわ【親子電話】
電話回線に直接接続する親機と、親機に付属する複数の子機を備えた電話装置。→親機 →子機
おやこ‐とびら【親子扉】
両開きの扉で、戸の幅が左右で異なるもの。
おやこ‐どん【親子丼】
「おやこどんぶり」の略。
おやこ‐どんぶり【親子丼】
1 《鶏肉と鶏卵で親子の意》どんぶり飯の上に、味付けして煮た鶏肉とタマネギ・シイタケなどとを鶏卵でとじてのせたもの...
おやこ‐なべ【親子鍋】
鶏肉と鶏卵とを一緒に鍋で煮た料理。
おやこ‐なんばん【親子南蛮】
鶏肉とネギとを鶏卵でとじて入れた汁そば。