かこげんざいいんがきょう【過去現在因果経】
仏伝を述べた経典。4巻。宋に渡ったインド僧求那跋陀羅(ぐなばつだら)が444〜453年ごろ漢訳。釈迦(しゃか)の自...
かこ‐さとし【加古里子】
[1926〜2018]絵本作家・児童文学者。福井の生まれ。本名、中島哲(さとし)。朗らかでユーモラスな絵柄の作品で...
かこ‐しちぶつ【過去七仏】
釈迦と、その以前にこの世に現れたという、毘婆尸(びばし)・尸棄(しき)・毘舎浮(びしゃぶ)・拘留孫(くるそん)・拘...
かこ‐しょうりょう【過去精霊】
この世を去った死者の霊。過去幽霊。「いつしか経よみ念仏して、—一仏浄土へ、と回向しけるこそあはれなれ」〈平家・一〇〉
かこ‐じもの【鹿児じもの】
《「じもの」は接尾語》鹿の子のように。鹿の子は1年に1回、1頭だけ生まれるところから、あとに「ひとり」「ひとり子」...
かこ‐ぜ【過去世】
仏語。過ぎ去った世。前世。
かこ‐そう【夏枯草】
ウツボグサの別名。また、その枯れた花穂。漢方で、抗炎症・利尿薬とする。
かこち【託ち】
他にかこつけて恨み嘆くこと。「実体(じってい)の女房の—も恋なれば」〈露伴・露団々〉
かこち‐がお【託ち顔】
[名・形動]他に事寄せ、そのせいにして恨み嘆く顔つき。また、思いわびているさま。「嘆けとて月やは物を思はする—なる...
かこち‐ぐさ【託ち種】
1 そのことのせいにするためのたね。口実。「百に一つも世にある事もあらば、—にもし候へ」〈盛衰記・二六〉 2 恨み...
かこち‐なき【託ち泣き】
恨み嘆いて泣くこと。「歯切りきりきり口惜し涙、内に小春が—」〈浄・天の網島〉
かこ‐ちょう【過去帳】
寺で、檀家(だんか)・信徒の死者の俗名・法名・死亡年月日・年齢などを記入しておく帳簿。鬼籍(きせき)。点鬼簿(てん...
かこち‐よ・す【託ち寄す】
[動サ下二]無理に関係づけて言う。こじつける。「いかにして朝(あした)のまをも—・せてあかぬ名残をしばし留めん」〈...
かこち‐よ・る【託ち寄る】
[動ラ四]かこつけて言い寄る。「言ひ寄るたよりもいとはかなければ、この君をぞ—・りけれど」〈源・蛍〉
か‐こつ【化骨】
⇒骨化
か‐こつ【仮骨】
骨折や骨の欠損が起きた部分に、新しくできる不完全な骨組織。
かこ・つ【託つ】
[動タ五(四)] 1 心が満たされず、不平を言う。ぐちをこぼす。嘆く。「不運を—・つ」 2 他の事のせいにする。口...
かこつ・く【託く】
[動カ下二]「かこつける」の文語形。
かこつけ【託け】
かこつけること。口実。
かこつ・ける【託ける】
[動カ下一][文]かこつ・く[カ下二]直接には関係しない他の事と無理に結びつけて、都合のよい口実にする。他の物事の...
か‐こつばん【仮骨盤】
⇒大骨盤
かことげんざい【過去と現在】
《原題Past and Present》カーライルの著作。1843年刊。英国の中世と現在を比較し、保守主義の立場か...
かこ‐の‐しま【可古の島】
兵庫県の加古川河口付近にあったという島。[歌枕]「稲日野(いなびの)も行き過ぎかてに思へれば心恋しき—見ゆ」〈万・...
かこ‐の‐ひと【過去の人】
1 以前は近しい関係にあったが、今はまったく関わりのない人。 2 一時はもてはやされたが、今は関心をもたれなくなっ...
過去(かこ)の物(もの)にな・る
一時はもてはやされたが、今となっては過ぎ去ったこととして関心をもたれなくなる。「栄光も—・った」
かこわれ【囲はれ】
妾(めかけ)。囲い者。「—も二三人程琴の弟子」〈柳多留・三〉
カコフォニー
不協和音。また、雑音。
かこ‐ぶんし【過去分詞】
《past participle》分詞の一。動詞の性質をもった形容詞の働きをする。また、助動詞と結びついて完了形・...
かこみ【囲み】
1 ぐるりと周囲を取り巻くこと。また、そのもの。かこい。 2 敵の城や陣地などを囲んで攻めること。また、その軍勢。...
かこみ‐きじ【囲み記事】
新聞や雑誌の紙面で、周囲を枠や罫(けい)で囲んだ欄。また、その記事。囲み物。コラム。
かこみ‐しゅざい【囲み取材】
対象となる人を複数の記者やレポーターなどが取り囲み、取材すること。→ぶら下がり2
カコミスル
アライグマ科の哺乳類。アメリカ合衆国・メキシコに分布。頭胴長30〜45センチ、体重8〜11キロ。雑食性。
かこ・む【囲む】
[動マ五(四)]《古くは「かごむ」とも》 1 人や物を中にして、その周囲にぐるりと位置する。また、何かを周囲にぐる...
かこ‐もん【過去問】
《「過去問題」の略》入学試験・資格試験などで、過去に出題された問題。
かこ‐やく【水主役】
1 中世、領主が浦方から軍船や輸送船の水夫(かこ)として徴発した夫役(ぶやく)。 2 江戸時代、沿海の漁民・農民に...
か‐こん【仮根】
シダ類の前葉体やコケ類・藻類にみられる根に似た器官。水分を吸収し、体を固着する役をするが、維管束植物のような通道組...
か‐こん【禍根】
わざわいの起こるもとや原因。「—を残す」「—を断つ」