かた‐もい【片思ひ】
「かたおもい」の音変化。「つれもなくあるらむ人を—にわれは思へば苦しくもあるか」〈万・七一七〉
かた‐もい【片椀/片垸】
ふたのない土製のわん。「思い遣るすべの知らねば—の底にぞわれは恋ひなりにける」〈万・七〇七〉
かた‐もち【堅餅/固餅】
1 干してかたくした餅。 2 鏡餅を切り、または砕いて乾燥させたもの。
かたもち‐がお【肩持ち顔】
一方の肩をもつような顔つき。ひいきをするようなようす。「いはれぬ主の—、出しゃばって怪我ひろぐな」〈浄・手習鑑〉
かたもち‐ばり【片持ち梁】
一端を固定し、他端を自由にした梁。カンチレバー。
かた‐もの【型物】
1 型で作った陶器。 2 交趾焼(コーチやき)や古染付(こそめつけ)の香合(こうごう)のように、茶道具で一つの様式...
かた‐もん【固文/固紋】
織物の紋様を、糸を浮かさないで、かたく締めて織り出したもの。→浮き文