かび【牙】
植物の芽。「葦—の如く萌えあがる物に因りてなれる神」〈記・上〉
かび【穎】
《「かひ」とも》植物の穂。特に、稲穂。「初穂をば千(ち)—八百(やほ)—に奉り置きて」〈祝詞・祈年祭〉
かび【黴】
《「牙(かび)」と同語源》有機物の上に生じる菌類またはその菌糸の集まり。糸状菌など、キノコを生じないものをさしてい...
か‐び【蚊火】
《「かひ」とも》蚊やり火。《季 夏》
か‐び【加被】
神仏が力を貸して守ってくれること。加護。「もし、神明、仏陀(ぶっだ)の—にあらずは、争(いかで)か反逆の凶乱をしづ...
か‐び【華美/花美】
[名・形動]はなやかで美しいこと。また、はなやかすぎて不相応なこと。また、そのさま。派手。「—を極める」「—な服装」
かび【黴】
徳田秋声の長編小説。自身と妻をモデルとした私小説風の作品で、明治44年(1911)「東京朝日新聞」に連載。単行本は...
カビエン
パプアニューギニア北東部、ニューアイルランド島の港湾都市。同島北端に位置し、バルガイ湾に面する。漁業が盛んで水産加...
黴(かび)が生(は)・える
物に黴ができる。転じて、時代遅れになる。「—・えた思想」
かび‐くさ・い【黴臭い】
[形][文]かびくさ・し[ク] 1 かびのにおいがする。「—・い穴倉」 2 時代遅れである。古くさい。「—・い学説...
カビテ
フィリピン、ルソン島中西部の都市。カビテ州の州都。マニラ湾南岸に突き出た砂嘴(さし)の半島に位置する港湾都市であり...
カビネ
⇒キャビネ
カビマス
ベネズエラ北西部の都市。マラカイボの南東約30キロメートルに位置し、マラカイボ湖に面する。マラカイボ油田の石油精製...
かび‐や【鹿火屋/蚊火屋】
《「かひや」とも》田畑を鹿や猪(いのしし)などから守るために火をたく番小屋。一説に、蚊やり火をたく小屋とも。《季 ...
か‐びゅう【過謬】
あやまち。過誤。
か‐びょう【歌病】
⇒歌の病(やまい)
かびら【迦毘羅】
「迦毘羅衛」の略。 「迦毘羅仙」の略。
かびらえ【迦毘羅衛】
《(梵)Kapilavastuの漢名。vastuは城の意》釈迦(しゃか)族の住んでいた都城。現在のネパール連邦民主...
カビラオ‐とう【カビラオ島】
《Cabilao Island》フィリピン中央部、ビサヤ諸島南部の島。ボホール島の西方沖、ボホール海峡に浮かぶ。周...
かびら‐げどう【迦毘羅外道】
迦毘羅仙を祖とするサーンキヤ学派に対する仏教側からの称。
かびら‐せん【迦毘羅仙】
《(梵)Kapilamahāṛṣiの漢名》前300年ころのインドの哲学者。六派哲学の一、サーンキヤ学派の開祖とされ...
かびら‐わん【川平湾】
沖縄県八重山諸島の石垣島西部にある湾。散在する小島と珊瑚礁(さんごしょう)の海に囲まれ、島内で最も美しい入り江とし...
か・びる【黴びる】
[動バ上一][文]か・ぶ[バ上二]かびが生える。比喩的に、物事が古くさくなる。「餅(もち)が—・びる」《季 夏》「...
カビルド
アルゼンチンの首都ブエノスアイレスにある建物。市街中心部、モンセラート地区に位置する。スペイン植民地時代の行政府と...
か‐びん【花瓶】
花を生ける、壺形や筒形をした容器。陶磁器・金属製・ガラス製などのものがある。
か‐びん【過敏】
[名・形動]刺激に対して過度に敏感なこと。また、そのさま。「神経の—な人」 [派生]かびんさ[名]
カビンサス‐とう【カビンサス島】
《Isla Cavinzas》ペルー西岸の小島。サンロレンソ島の南に位置する。周囲は断崖で海食洞が多い。カツオドリ...
かびん‐しょう【過敏症】
普通は無害な花粉・粉塵(ふんじん)・薬品の特定の因子に敏感に反応し、身体の異常を起こす状態。アレルギー体質に多い。
かびんせい‐だいちょう【過敏性大腸】
⇒過敏性腸症候群
かびんせいちょう‐しょうこうぐん【過敏性腸症候群】
精神的ストレスなどによって腸の機能が異常になり、下痢(げり)・便秘・腹痛などが慢性的にみられる状態。治療は食事と生...
かびんせい‐はいえん【過敏性肺炎】
カビ・細菌・動物性たんぱく質などの有機物や化学物質を繰り返し吸い込むことによって起こるアレルギー性の肺炎。
カビンダ
アフリカ南西部、コンゴ川河口の北岸にあるアンゴラの飛び地。中心都市カビンダ。15世紀以来ポルトガル領であり、188...
カビール‐さばく【カビール砂漠】
《Kavir》イラン中北部に広がる砂漠。塩分を濃く含み、地表に塩の結晶が見られる。