かみがみのたいわ【神々の対話】
《原題、(ギリシャ)Theōn Dialogoi》2世紀ごろ、シリアで生まれたギリシャの作家、ルキアノスの著作。対...
かみがみのたそがれ【神々の黄昏】
《原題、(ドイツ)Götterdämmerung》ワグナーの楽劇「ニーベルングの指輪」4部作の4作目にあたる作品。...
かみがみのびしょう【神神の微笑】
芥川竜之介の短編小説。大正11年(1922)1月、雑誌「新小説」に発表。宣教師オルガンティノと日本の霊を名乗る老人...
かみがみのふかきよくぼう【神々の深き欲望】
今村昌平監督・脚本による映画の題名。昭和43年(1968)公開。沖縄の孤島を舞台に、因習と近代化の狭間で翻弄される...
かみがみのまいそう【神々の埋葬】
山田正紀の長編SF小説。昭和52年(1977)刊行。第4回角川小説賞受賞。
かみがみのむら【神々の村】
石牟礼道子による長編小説。水俣病の現実を描いた「苦海浄土」三部作の第2部にあたる。1970〜1980年代にかけて断...
かみがも【上賀茂】
京都市北区の地名。賀茂川の上流左岸。賀茂別雷神社がある。
かみがも‐じんじゃ【上賀茂神社】
賀茂別雷神社(かもわけいかずちじんじゃ)の通称。
かみがり【神狩り】
山田正紀の小説。昭和49年(1974)「S-Fマガジン」誌7月号に掲載された著者のデビュー作。
かみ‐き【上期】
会計年度などで、1年を2期に分けたときの、前半の6か月。上半期(かみはんき)。⇔下期(しもき)。
かみ‐きず【咬み傷】
獣や蛇などにかまれてできた傷。こうしょう。
かみきた【上北】
青森県中東部、下北半島中央以南の郡。また、その一帯を占める地域名。太平洋と陸奥湾に面する。→下北
かみき‐づき【神来月】
《前月に出雲大社に集まった神々が帰って来る月の意》陰暦11月のこと。かみかえりづき。
かみ‐きぬた【紙砧】
《「かみぎぬた」とも》 1 紙を作るために、原料のコウゾの皮を台にのせて木づちでたたくこと。また、その台。《季 秋...
かみ‐きょうぎ【紙経木】
経木1に似せて作った包装紙。
かみ‐きり【紙切り】
1 紙を切ること。また、そのための小刀。 2 客が注文した物の形を即席で切り抜く寄席演芸。
かみ‐きり【髪切り】
1 髪を切ること。また、その道具。 2 「天牛(かみきりむし)」の略。 3 遊女が客に偽りのない気持ちを示すために...
かみきり‐こがたな【紙切り小刀】
紙を切るのに使う小刀。紙切り。ペーパーナイフ。
かみきり‐むし【天牛/髪切虫】
甲虫目カミキリムシ科の昆虫の総称。体は細く、長い触角をもち、大あごが頑丈で鋭い。幼虫は鉄砲虫とよばれ、樹木の材部に...
かみきり‐もどき【擬天牛】
甲虫目カミキリモドキ科の昆虫の総称。カミキリムシに似るが小・中形で、前翅(まえばね)が柔らかい。花に集まるものが多...
かみ‐き・る【噛み切る】
[動ラ五(四)]物をかんで切る。食い切る。「堅い肉を—・る」
かみ‐きれ【紙切れ】
紙の切れ端。また、小さく切った紙。紙片。「—に書きとめる」「—一枚の手続き」
かみ‐ぎょう【上京】
京都市北部の三条通り以北の、御所を中心とする地域。 京都市北部の区名。明治22年(1889)の市制で下京区とともに...
かみぎょう‐く【上京区】
⇒上京
かみ‐ぎわ【髪際】
額などの、髪のはえぎわ。
カミギン‐とう【カミギン島】
《Camiguin Island》フィリピン南部、ミンダナオ島の北方、ミンダナオ海に浮かぶ島。カミギン州に属す。中...
かみ‐くじ【紙籤/紙鬮】
こよりで作ったくじ。
かみ‐くず【紙屑】
不用になった紙切れ。くず紙。「—を捨てる」「—同然となった株券」
かみくず‐かい【紙屑買い】
紙くずや廃品などを買って歩くこと。また、その人。
かみ‐くせ【髪癖】
《「かみぐせ」とも》縮れているなどの、頭髪の生まれつきの性質。
かみ‐くだ・く【噛み砕く】
[動カ五(四)] 1 かんで粉々にする。「錠剤を—・いて飲む」 2 むずかしい内容をやさしい言葉を使ってわかりやす...
かみ‐くち【神口】
巫女(みこ)が神がかりのうちに告げる神託。
かみ‐クロス【紙クロス】
《「紙クロース」とも》加工紙の一。丈夫な紙に色・型付けなどをして布地に似せたもの。本の表紙などに用いる。
かみ‐クロース【紙クロース】
⇒紙クロス
かみ‐ぐに【神国】
1 神が統治する国。日本国のことをいった。しんこく。 2 「神郡(かみごおり)」に同じ。
かみ‐こ【紙子/紙衣】
1 紙子紙(かみこがみ)で作った衣服。律宗の僧が用いはじめ、のち一般に使用。軽くて保温性にすぐれ、胴着や袖なし羽織...
かみ‐こうすい【紙香水】
香水を紙に染み込ませたもの。携帯用。
かみこうち【上高地】
長野県中西部、梓川(あずさがわ)上流の地域。松本市北西部にある。標高1500メートル。中部山岳国立公園の中心で、穂...
かみ‐こうぶり【紙冠】
「かみかぶり」に同じ。「法師、陰陽師ありて、—をして祓をす」〈今昔・一九・三〉
かみこ‐がみ【紙子紙】
紙子を仕立てるのに使う紙。厚手の和紙に柿渋を引き、日に乾かしてよくもみやわらげ、夜露にさらして臭みを抜いたもの。
紙子(かみこ)着(き)て川(かわ)へ嵌(は)ま・る
無謀なことをして、自ら破滅を招くことのたとえ。
紙子(かみこ)四十八枚(しじゅうはちまい)
《紙子が48枚の紙で仕立てられることから》貧しさをいう言葉。「身上は—ばらばらとなって」〈浮・織留・四〉
かみこ‐ずきん【紙子頭巾】
紙子紙で作った防寒用の頭巾。浪人などがかぶった。
かみこ‐ぞめ【紙子染(め)】
紙子紙を染めること。また、その染めたもの。
かみ‐こな・す【噛み熟す】
[動サ五(四)] 1 かみ砕いて消化する。咀嚼(そしゃく)する。 2 自分の身につくように、十分に理解する。「教え...
かみこ‐ばおり【紙子羽織】
紙子紙で作った羽織。隠者・浪人が着た。
かみ‐ごま【上駒】
《「かみこま」とも》三味線や胡弓(こきゅう)の棹(さお)の上端につける、竹製・金属製の駒。三味線では二の糸と三の糸...
かみ‐ごま【紙駒】
《「かみこま」とも》三味線の音を小さくするために使う紙製の駒。
かみこ‐ろうにん【紙子浪人】
いつも紙子を着ているような貧乏な浪人。「その隣はむつかしき—」〈浮・胸算用・一〉
かみ‐ころ・す【噛み殺す】
[動サ五(四)] 1 かみついて殺す。 2 あくびや笑いが出るのを、歯をかみしめて無理に抑える。「あくびを—・す」