かんじ【寒じ】
《動詞「かん(寒)ずる」の連用形から》寒さが身にしみること。また、その寒さ。「今年は別して—が強いのと」〈秋声・新世帯〉
かんじ【感じ】
1 感覚器官に受ける刺激によって生じる反応。感覚。「指先の—がなくなる」「舌をさすような—がある」 2 物事を見聞...
かん‐じ【甘辞】
「甘言(かんげん)」に同じ。
かん‐じ【完治】
[名](スル)⇒かんち(完治)
かん‐じ【官寺】
1 律令制下、寺を維持していく費用をすべて官から支給され、かつ監督された寺。国分寺・勅願寺・定額寺など。 2 幕府...
かん‐じ【官事】
官府の勤め。役所の仕事。「—の暇あるごとに」〈鴎外・舞姫〉
かん‐じ【冠辞】
1 ある語の前にあって、その語を修飾する言葉。 2 枕詞(まくらことば)。
かん‐じ【閑事】
暇な事柄。無用のこと。むだごと。
かんじ【寛治】
平安後期、堀河天皇の時の年号。1087年4月7日〜1094年12月15日。
かん‐じ【幹事】
1 会などの世話役。「忘年会の—」 2 業務を中心となって担当する役。「政党の—長」
かん‐じ【漢字】
中国語を表すため、漢民族の間に発生・発達した表意文字。現在は中国・日本・韓国などで使われる。起源は紀元前十数世紀に...
かん‐じ【監寺】
⇒かんす(監寺)
かん‐じ【監事】
1 団体の庶務をつかさどる役。 2 法人の財産や理事の業務執行の状況を監査する機関。株式会社の監査役にあたる。
かん‐じ【莞爾】
[ト・タル][文][形動タリ]にっこりと笑うさま。ほほえむさま。「—として笑う」
かんじ‐い・る【感じ入る】
[動ラ五(四)]すっかり感心する。深く感じる。「—・った顔で絵を眺めている」
かんじ‐おん【漢字音】
⇒字音(じおん)
かんじかな‐まじりぶん【漢字仮名交じり文】
漢字と片仮名や平仮名を混用した文。平安時代以降、漢文の訓読を基盤として発達し、中世以降広く行われるようになった。
かんじき【樏/欙/橇】
雪の上などを歩くとき、深く踏み込んだり滑ったりしないように、靴などの下につけるもの。木の枝やつるなどを輪にして滑り...
かんじき‐うさぎ【樏兎】
ウサギ科の哺乳類。足の毛が長く、雪の中を走るのに適する。冬は毛が白くなる。北アメリカ北部に分布。
かん‐じぎょう【閑事業】
実用と結びつくところの少ない仕事。また、今すぐには必要でない仕事。
かん‐じく【巻軸】
1 文書・書画などの巻物。 2 巻物の軸に近い所。転じて、書物の終わりの部分。 3 巻物や書物の中のすぐれた詩歌や...
かんじく‐かんせつ【環軸関節】
第一頸椎(環椎)と第二頸椎(軸椎)の歯突起によって形成される関節。頭部を回旋させる働きを持つ。
かんじ‐けんてい【漢字検定】
漢字の能力に関する検定。特に、日本漢字能力検定協会の実施する「日本漢字能力検定」のこと。1級(1級・2級には、準1...
かんじこう【冠辞考】
江戸中期の枕詞辞書。10巻。賀茂真淵(かものまぶち)著。宝暦7年(1757)刊。記紀・万葉集の枕詞326語を挙げ、...
かんじさんおんこう【漢字三音考】
江戸中期の語学書。1巻。本居宣長(もとおりのりなが)著。天明5年(1785)刊。日本語の音と、漢音・呉音・唐音の三...
かん‐じざい【観自在】
仏語。すべての事物を自由自在に見ることができること。 《「観自在菩薩」の略》観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)。
かんじざいおういん‐あと【観自在王院跡】
岩手県西磐井(にしいわい)郡平泉町、毛越寺の東側にある寺院跡。藤原基衡の妻の建立と伝えられ、舞鶴が池を中心とする庭...
かんじ‐せいげん【漢字制限】
学習上の負担や実用上の不便を少なくするために、日常生活で漢字の字種・音訓を一定の範囲に限定すること。
カンジダ
カンジダ属に属する菌類の総称。真菌の一種。ヒトの表皮・口腔・消化器官内などに常在するが、免疫機能の低下などにより異...
カンジダ‐しょう【カンジダ症】
《(ラテン)Candida》カンジダという真菌の感染によって起こる病気。口・外陰部・膣(ちつ)などの粘膜や皮膚、消...
かん‐じつ【閑日】
暇な日。ゆったりと過ごす日。「世塵を脱して—を送るは」〈織田訳・花柳春話〉
かん‐じつげつ【閑日月】
1 暇な月日。「—を送る」 2 ゆったりとして余裕のあること。「英雄—あり」
かんじ‐と・る【感じ取る】
[動ラ五(四)]そこからある感じを受けとる。雰囲気などから察する。「不穏な空気を—・る」「言葉の端々に心のゆれを—・る」
かん‐じめ【寒締め】
冬に温室で育てた野菜や果物を、収穫前に寒さにさらすこと。細胞中の糖やミネラルなどが濃縮され、うまみが増す。ホウレン...
かんじめ‐さいばい【寒締め栽培】
⇒寒締め
かん‐しゃ【観者】
《「かんじゃ」とも》見物人。「—唯だ其箱に注目して」〈服部誠一・東京新繁昌記〉
かん‐じゃ【奸邪/姦邪】
心が曲がっていて、よこしまなこと。また、その人。「将帥(しょうすい)外に傲(おご)り、—間(あいだ)に私(わたくし...
かん‐じゃ【冠者】
1 元服して冠をつけた少年。転じて、若者。若輩。かじゃ。「その—しかるべき所に宮仕へしける程に」〈今昔・二九・一一...
かん‐じゃ【宦者】
⇒宦官(かんがん)
かん‐じゃ【勘者】
よく物事に気がついて頭の切れる人。勘のよい人。「人の気のつかぬ所をさりとは名誉の—と」〈浮・武家義理・三〉
かん‐じゃ【患者】
病気やけがの治療を受ける人。医師の側からいう語。クランケ。「入院—」
かん‐じゃ【間者】
敵方のようすをひそかに探る者。間諜(かんちょう)。スパイ。「他領に—を放つ」
かん‐しゃく【官爵】
《「かんじゃく」とも》官職と爵位。
かん‐じゃく【貫籍】
律令制で、本籍地の戸籍。かんせき。→貫属(かんぞく)1
かん‐じゃく【閑寂】
[名・形動] 1 もの静かで趣のあること。ひっそりとして落ち着いていること。また、そのさま。かんせき。「—な郊外の...
かんじゃしょうかい‐ビジネス【患者紹介ビジネス】
民間業者が仲介料を受け取って、高齢者施設の入居者を患者として医療機関に紹介すること。 [補説]違法ではないが、患者...
かんじゃ‐ちょうさ【患者調査】
患者統計を作成するために、厚生労働省が3年ごとに行う基幹統計調査。全国から無作為に抽出した病院・診療所を対象とする...
かんじゃ‐とうけい【患者統計】
医療施設を利用する患者の傷病の状況等の把握を目的とする、国の基幹統計。厚生労働省が患者調査を行って作成する。 [補...
かんじゃもうしで‐りょうよう【患者申(し)出療養】
患者の希望に基づいて未承認の医薬品や医療機器による治療を混合診療として認める制度。保険外併用療養費制度の一つ。平成...
かんじ‐やす・い【感じ易い】
[形][文]かんじやす・し[ク]ちょっとしたことにも心が動かされるさま。また、敏感に反応するさま。「—・い年頃」