かん‐す【監寺】
禅宗寺院で、住持に代わって寺内の事務を監督する役職。六知事の一。曹洞宗では、監院という。かんじ。
かん‐す【鑵子】
1 青銅・真鍮(しんちゅう)などで作った湯沸かし。 2 茶の湯に用いる茶釜。関西では羽のある形のもの、関東では弦(...
かん‐すい【完遂】
[名](スル)最後までやりとおすこと。完全に成し遂げること。「難事業を—した」 [補説]「かんつい」と読むのは誤り。
かん‐すい【旱水】
ひでりと大水。干害と水害。
かん‐すい【冠水】
[名](スル)洪水などで田畑や作物が水をかぶること。「大水で田が—した」
かん‐すい【梘水】
中華そばを作るとき、粉にまぜる炭酸カリウムなどの溶液。粘弾性を増し、独特の色と香りをつける。食品添加物の一。
かん‐すい【淦水】
船底にたまる汚水。あか。
かん‐すい【酣酔】
[名](スル)十分に酒に酔うこと。「彼はあたかも—した人のようであった」〈藤村・春〉
かん‐すい【寒水】
1 冷たい水。 2 寒中の水。寒の水。 3 寒水石を細かく砕いたもの。左官工事用。
かん‐すい【漢水】
揚子江の支流。陝西(せんせい)省の秦嶺(しんれい)山脈に源を発し、南東に流れて湖北省の武漢で揚子江に注ぐ。長さ15...
かん‐すい【澗水】
《「澗」は谷川の意》谷の水。谷川の流れ。「—一杯朝(あした)に命を支(ささ)へ」〈性霊集・二〉
かん‐すい【鼾睡】
[名](スル)いびきをかいて眠ること。「身を横たえるが早いか忽ち—してしまった」〈里見弴・大道無門〉
かん‐すい【鹹水】
1 塩からい水。塩分を含む天然の水。海水。 2 製塩過程で濃縮した食塩濃度の高い水。また一般に、濃い塩類水溶液。ブ...
かん‐すい【灌水】
[名](スル)水を注ぐこと。多く、草木や農作物に水を注ぎかけることにいう。「苗床に—する」
かん‐すい【贛水】
贛江(かんこう)の異称。
かんすい【換水】
1 水槽などに入った水を交換すること。 2 水中でえら呼吸を行う動物が、えらに触れる新鮮な水を取り込み、入れ換えること。
かんすい‐ぎょ【鹹水魚】
海水魚。
かんすい‐こ【鹹水湖】
「塩湖(えんこ)」に同じ。
かんすい‐せき【寒水石】
茨城県北部から産する結晶質石灰岩の石材名。阿武隈高地南端の古生層の中から掘り出され、白色や濃緑色・灰色の縞(しま)...
かんすいへい‐アーク【環水平アーク】
太陽の下に、ほぼ水平な虹のような帯が見える現象。幻日と同じく上空の大気中の氷晶が太陽光を屈折することで生じる。太陽...
かんすい‐よく【灌水浴】
水を注ぎかけて、からだを洗うこと。
かんすいらく【酣酔楽】
雅楽。高麗楽(こまがく)。高麗壱越(こまいちこつ)調の中曲。元来は舞曲であったが、近世になって舞も楽も廃絶。
かん‐すう【巻数】
1 全集・選集など、ひとまとまりの書物の冊数。 2 巻いてある映画のフィルムや録音テープの数。 3 絵巻物や経巻の...
かん‐すう【関数/函数】
1 《function》二つの変数x、yがあって、xの値が決まると、それに対応してyの値が一つ決まるとき、yはxの...
かんすう‐かいせき【関数解析】
特定の性質をもつ関数全体(関数空間)を位相的・解析的に研究する学問。確率論・数値解析などに利用される。位相解析。
かんすうがた‐げんご【関数型言語】
《functional programming language》プログラミング言語の分類の一。数学的な式を基本的...
かんすうがた‐プログラミングげんご【関数型プログラミング言語】
⇒関数型言語
かんすう‐くうかん【関数空間】
一定の区間で定義された連続性をもつ関数全体の集合。
かん‐すうじ【漢数字】
漢字のうち、数を表す字。一・二・三・十・百・千・万・億・兆など。壱(一)・弐(二)・参(三)・肆(四)・伍(五)・...
かんすう‐じゃく【関数尺】
一つの関数f(x)について、数直線上の座標がf(x)である点に、xの値を目盛りとしてつけた直線。
かんすう‐たじゅうていぎ【関数多重定義】
《overloaded function》⇒オーバーロード2
かんすう‐ひょう【関数表】
関数の値を記した表。対数表・三角関数表など。
かんすう‐ほうていしき【関数方程式】
未知の関数を含む方程式。微分方程式など。
かんすう‐ろん【関数論】
変数を複素数にまで広げて研究する解析学の一部門。複素関数論。
かん‐すげ【寒菅】
カヤツリグサ科の多年草。山地の林下に生え、高さ約40センチ。葉は根際から多数出て、寒中でも青々としてつやがある。春...
かん‐すずめ【寒雀】
寒中のスズメ。美味で滋養に富むという。《季 冬》「—大仏殿を栖(すま)ひなる/誓子」
カン‐スト
「カウンターストップ」の略。
かんす‐ぼん【巻子本】
紙や布を横に長くつなげ、末端に軸をつけて巻き込むようにした書物。巻き本。けんすぼん。かんしぼん。
かん・する【刊する】
[動サ変][文]かん・す[サ変]《木を刻む意から》板行する。刊行する。出版する。「故人の詩文を集録して—・する」
かん・する【冠する】
[動サ変][文]くゎん・す[サ変] 1 そのものを限定する言葉や、名称・称号・文字などを、上につける。「企業名を—...
かん・する【姦する】
[動サ変][文]かん・す[サ変] 1 婦女子を犯す。 2 姦通する。
かん・する【管する】
[動サ変][文]くゎん・す[サ変] 1 取り締まる。管轄(かんかつ)する。「学事を—・せり」〈田口・日本開化小史〉...
かん・する【箝する】
[動サ変][文]かん・す[サ変]《竹ではさむ意から、「口を箝する」の形で用いて》声を出さない。また、発言させない。...
かん・する【関する】
[動サ変][文]くゎん・す[サ変]関係がある。かかわる。「将来に—・する問題」「映画に—・しては、ちょっとうるさい...
かん・する【監する】
[動サ変][文]かん・す[サ変]監督する。気をつける。「藤田兄は病稍や愈(いえ)て社務を—・し」〈竜渓・経国美談〉
かん・する【緘する】
[動サ変][文]かん・す[サ変] 1 (「口を緘する」の形で)口を閉じる。黙る。「口を—・して語らない」 2 封を...