かんぜ‐もときよ【観世元清】
⇒世阿弥(ぜあみ)
かんぜ‐もとしげ【観世元重】
[1398〜1467]室町前期の能役者。観世流3世(実は4世)。世阿弥の弟の子。法名、音阿弥(おんあみ)。足利義教...
かんぜ‐もとまさ【観世元雅】
[1395?〜1432]室町前期の能役者・能作者。通称、十郎。世阿弥の長男。観世大夫3世だが、現系図では数えない。...
かんぜ‐より【観世縒り】
和紙を細く切り、指先でよって糸のようにし、それをさらに2本より合わせたもの。また、1本だけのこよりもいう。かんぜこ...
かんぜ‐りゅう【観世流】
1 能のシテ方の流派の一。大和猿楽結崎座(ゆうざきざ)の流れで、幕末までは観世座といった。観阿弥清次を流祖とする。...
かん‐ぜん【完全】
[名・形動](スル) 1 欠けたところや足りないところがまったくないこと。必要な条件がすべてそろっていること。また...
かん‐ぜん【間然】
[名](スル)欠点をついてあれこれと批判・非難すること。「之を—するに人民の議論もなく」〈福沢・文明論之概略〉 「...
かん‐ぜん【勧善】
善行を奨励すること。「—の教訓」
かん‐ぜん【渙然】
[形動タリ]解けるさま。
かん‐ぜん【莞然】
[ト・タル][文][形動タリ]にっこり笑うさま。莞爾(かんじ)。「フロレンス忽ち—として曰く」〈織田訳・花柳春話〉
かん‐ぜん【敢然】
[ト・タル][文][形動タリ]困難や危険を伴うことは覚悟のうえで、思い切って行うさま。「—と難局に立ち向かう」
かん‐ぜん【歓然】
[ト・タル][文][形動タリ]喜ぶさま。「二郎は—として笑い」〈独歩・おとづれ〉
かんぜん‐いっち【完全一致】
文字列を検索する手法の一。任意の文字列を比較して、文字の数や組み合わせがまったく同じになる文字列を探すこと。完全一...
かんぜん‐うらがき【完全裏書】
⇒記名式裏書(きめいしきうらがき)
かんぜん‐おやがいしゃ【完全親会社】
他の会社の発行済株式の総数を保有する会社をいう。→完全子会社
かんぜん‐か【完全花】
一つの花で、萼(がく)・花びら・雄しべ・雌しべのすべてをもっている花。両性花と同義に用いることもある。全備花。完備...
かんぜん‐きせい【完全寄生】
⇒絶対寄生
かんぜん‐きたい【完全気体】
⇒理想気体(りそうきたい)
かんぜん‐きゅうしょく【完全給食】
学校給食で、パンまたは米飯とおかず、ミルクが給与されるもの。
かんぜん‐きょうそう【完全競争】
経済学の理論上の市場状況の一。ある財について、多数の供給者と需要者がおり、誰もが現在価格を左右する影響力をもたず、...
かんぜんきんじゅうぞく‐えいようしょくぶつ【完全菌従属栄養植物】
⇒菌従属栄養植物
かんぜん‐けっしょう【完全結晶】
格子欠陥や不純物を含まない結晶。事実上存在しないため、概念的に考えられた理想的な状態にある結晶をさす。理想結晶。
かんぜん‐げんこう【完全原稿】
修正する必要がないように仕上げられた原稿。印刷所に入稿する際などにいう。
かんぜん‐こがいしゃ【完全子会社】
発行済株式の総数を他の会社に保有されている会社をいう。→完全親会社
かんぜん‐コピー【完全コピー】
他者の演奏やダンス、動作などを、そっくり同じになるようにまねること。完コピ。
かんぜん‐こよう【完全雇用】
働く意思と能力をもっている労働者が、現行の実質賃金率で、すべて雇用されている状態。
かんぜん‐こんごうしりょう【完全混合飼料】
⇒ティー‐エム‐アール(TMR)
かんぜん‐しつぎょうしゃ【完全失業者】
働く意思と能力をもち、求職活動を行っていながら、就職の機会を得られない者。
かんぜんしゅうしょく‐ドメインめい【完全修飾ドメイン名】
《fully qualified domain name》⇒エフ‐キュー‐ディー‐エヌ(FQDN)
かんぜん‐しょく【完全食】
身体や健康の維持に必要な栄養素の全て、または多くが含まれている食品。公的・統一的な定義はない。
かんぜん‐しんくう【完全真空】
物質が全く存在しない空間。絶対真空。理想真空。→真空
かんぜん‐じあい【完全試合】
⇒パーフェクトゲーム
かんぜん‐じどううんてん【完全自動運転】
人間の介在を全く必要としない自動運転。完全自動走行。→自動運転車
かんぜん‐じどうそうこう【完全自動走行】
⇒完全自動運転
かんぜん‐じゆうしゅぎ【完全自由主義】
⇒リバタリアニズム
かんぜんじゆうしゅぎ‐しゃ【完全自由主義者】
⇒リバタリアン
かんぜんじょうほう‐ゲーム【完全情報ゲーム】
ゲーム理論におけるゲームの分類の一。プレーヤーが互いの意思決定の内容と展開をすべて観察できるゲーム。将棋やチェスが...
かんぜん‐すう【完全数】
自然数aで、a以外の約数(1を含む)の和がaに等しいとき、aを完全数という。例えば、6の約数は、「1」「2」「3」...
かんぜんスピンへんきょく‐きょうじせいたい【完全スピン偏極強磁性体】
⇒ハーフメタル
間然(かんぜん)する所(ところ)がな・い
非難すべき点が一つもない。「理路整然として—・い」
かんぜん‐せいめいひょう【完全生命表】
生命表の一つ。厚生労働省が、国勢調査による人口の確定数や人口動態統計による死亡・出生の確定数をもとに、5年ごとに作...
かんぜん‐そうび【完全装備】
危険などに対処するために必要なものをすべて調えること。「—で雪山に登る」
かんぜん‐だんせい【完全弾性】
外力で変形した物体が、その外力を取り除くと完全にもとの状態に戻る性質。
かんぜん‐だんせいしょうとつ【完全弾性衝突】
⇒弾性衝突
かんぜん‐ちょうあく【勧善懲悪】
善事を勧め、悪事を懲らすこと。特に、小説・芝居などで、善玉が最後には栄え、悪玉は滅びるという筋書きによって示される...
かんぜんちょうあく‐いいんかい【勧善懲悪委員会】
⇒宗教警察
かんぜんちょうあくのぞきからくり【勧善懲悪覗機関】
歌舞伎狂言。世話物。8幕。河竹黙阿弥作。文久2年(1862)江戸守田座初演。講談「大岡政談」を脚色したもの。極悪非...
かんぜん‐どうたい【完全導体】
電気伝導率または熱伝導率が無限大である理想的な導体。
かんぜんなゆうぎ【完全な遊戯】
石原慎太郎の小説。昭和32年(1957)発表。無軌道な若者たちの暴力を描く。昭和33年(1958)、舛田利雄監督に...
かんぜん‐ねんしょう【完全燃焼】
[名](スル) 1 可燃物が、十分な酸素の供給のもとで燃え尽きること。二酸化炭素や水蒸気などを生じる。 2 (比喩...