かん‐ねい【奸佞/姦佞】
[名・形動]心が曲がっていて悪賢く、人にこびへつらうこと。また、そのさま。「—邪知」「宦官というと—な物のように聞...
かんねい‐じゃち【奸佞邪知】
[名・形動]心が曲がっていて悪知恵が働き、人にこびへつらうこと。また、そのさま。
かん‐ねつ【寒熱】
1 寒さと暑さ。寒暑。「—の差が大きい」 2 からだが病的に冷えている状態と熱している状態。悪寒(おかん)と発熱。
かんねつ‐おうらい【寒熱往来】
寒けを催したり、熱気を催したりする病状。漢方でいう。
かんねつ‐し【感熱紙】
表面に顕色剤としてフェノール化合物を塗布し、加熱するとその部分が融解して発色する用紙。感熱式プリンターに用いる。
かんねつ‐しきそ【感熱色素】
温度によって色が変わる色素。感熱紙に使用される。感温色素。
かんねつしき‐プリンター【感熱式プリンター】
感熱紙に印字ヘッドを接触させ、パルス電流で瞬時に加熱して、文字を印字するプリンター。レシートや鉄道の切符などに使用...
かんねつ‐めっきん【乾熱滅菌】
高温下で滅菌を行うこと。ふつう160度から200度程度の高温下で1時間程度加熱することで滅菌する。高温高圧の水蒸気...
かん‐ねぶつ【寒念仏】
僧が寒の30日間、明け方に山野に出て声高く念仏を唱えること。のちには俗人も寒夜、鉦(かね)を打ちたたいて念仏を唱え...
かん‐ねん【観念】
[名](スル) 1 物事に対してもつ考え。「時間の—がない」「固定—」 2 あきらめて、状況を受け入れること。覚悟...
かんねん‐けいたい【観念形態】
⇒イデオロギー
かんねん‐しゅぎょう【観念修行】
もっぱら観念の行を修すること。また、観念と修行。観行。
かんねん‐しょうせつ【観念小説】
ある観念の具象化を目的として書かれた小説。特に日清(にっしん)戦争直後に現れた、現実社会の矛盾・暗黒面に対する作者...
かんねん‐せい【観念性】
主観的な観念によってのみ構成されていること。また、そういう性質。→実在性
かんねん‐てき【観念的】
[形動]具体的事実に基づかずに頭の中で組み立てられただけで、現実に即していないさま。「—でわかりにくい映画」
かんねんてき‐きょうごう【観念的競合】
一個の行為が同時に数個の罪名に触れる場合をいう語。そのうちの最も重い刑によって処断される。想像的競合。
かんねん‐ねんぶつ【観念念仏】
阿弥陀仏や浄土を観想すること。観想念仏。→口称(くしょう)念仏
観念(かんねん)の臍(ほぞ)を固(かた)・める
もはやこれまでとあきらめ、覚悟する。
かん‐ねんぶつ【寒念仏】
⇒かんねぶつ(寒念仏)
かんねん‐ほんいつ【観念奔逸】
考えが次々と方向も決まらずにほとばしり出る状態。躁病によくみられる。
かんねん‐れんごう【観念連合】
ある観念とある観念とが結びつくこと。また、その結びついたもの。連想。
かんねん‐ろん【観念論】
1 精神的なものと物質との関係において、精神的なものの側に原理的根源性を置く哲学説。プラトンの客観的観念論、バーク...
カンネー‐の‐たたかい【カンネーの戦い】
第二回ポエニ戦争中の前216年、イタリア南東部のカンネー(Cannae)でハンニバルの率いる5万のカルタゴ軍が8万...
かん‐の‐いり【寒の入り】
寒に入ること。また、その日。1月5、6日ごろにあたる。《季 冬》「晴天も猶つめたしや—/杉風」
かん‐のう【完納】
[名](スル)納めるべき金銭・物品などを、残らず納めること。「学費を—する」
かん‐のう【肝脳】
肝臓と脳髄。また、肉体と精神。
かん‐のう【官能】
1 生物の諸器官、特に感覚器官の働き。「—検査」 2 肉体的快感、特に性的感覚を享受する働き。「—をくすぐられる」...
かん‐のう【貫納】
米の代わりに銭貨をもって年貢を納めること。
かん‐のう【堪能】
[名・形動] 1 仏語。よくたえ忍ぶ能力。 2 深くその道に通じていること。また、そのような人や、そのさま。たんの...
かん‐のう【間脳】
脊椎動物の脳の一部で、中脳と大脳との間にある部分。視床・視床下部などからなり、中に第三脳室がある。自律神経の働きを...
かん‐のう【勧農】
農業を奨励すること。
かん‐のう【感応】
[名](スル)《「かんおう」の連声(れんじょう)》 1 仏語。人に対する仏の働きかけと、それを受け止める人の心。ま...
かん‐のう【還納】
一度手に入れたものを、もとのところに戻すこと。「品位(=宮号)を—せんとす、朝廷允(ゆる)さず」〈岡部啓五郎・開化評林〉
かんのう【観応】
《「かんおう」の連声(れんじょう)》南北朝時代、北朝の崇光(すこう)天皇の時の年号。1350年2月27日〜1352...
かんのう‐き【官能基】
有機化合物を、同族として特徴づける原子団。アルコール類の水酸基、カルボン酸のカルボキシル基など。また、分子内の反応...
かんのう‐けんさ【官能検査】
人間の感覚(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)によって、製品の品質を判定する検査。人の好みなど、機械では測定できない場...
かんのう‐しけん【官能試験】
⇒官能検査
かんのう‐しょうせつ【官能小説】
性行為の描写を主題とする小説。
かんのう‐じ【神呪寺】
兵庫県西宮市にある真言宗御室派の寺。山号は摩尼山。淳和天皇の妃如意尼が天長8年(831)に創建と伝える。現在の本堂...
肝脳(かんのう)地(ち)に塗(まみ)る
《「史記」劉敬伝から》顔や腹が断ち割られ、脳や肝が泥まみれになる。非常にむごたらしい死に方をすることのたとえ。
かんのう‐ちょう【勧農鳥】
《春に「田を作らば作れ、時過ぐれば実らず」と鳴き、農業を奨励するといわれたところから》ホトトギスの別名。
かんのう‐てき【官能的】
[形動]性的感覚をそそるさま。肉感的。「—な描写」
かんのう‐どうこう【感応道交】
仏語。仏の働きかけと、それを感じ取る人の心とが通じ、相交わること。師と弟子とが相投合することにもいう。
かんのう‐の‐じょうらん【観応の擾乱】
観応年間、足利尊氏とその弟直義(ただよし)の政争。一時和睦したが、観応3年(1352)直義は鎌倉で毒殺された。
かん‐のうよう【肝膿瘍】
大腸菌・ぶどう球菌や赤痢アメーバの感染によって肝臓が化膿する病気。悪寒・発熱・疼痛(とうつう)などの症状がある。肝...
肝脳(かんのう)を絞(しぼ)・る
あるだけの知恵を絞って考える。
かん‐の‐きみ【長官の君】
1 「尚侍(ないしのかみ)」に同じ。 2 律令制の官司の長官。かんのとの。
かんの‐すが【管野すが】
[1881〜1911]社会主義者。大阪の生まれ。幸徳秋水の内妻。大逆事件で捕らえられ、死刑。獄中手記に「死出の道艸...
かん‐の‐ちょう【官の庁】
太政官(だいじょうかん)庁。
かん‐の‐つかさ【官の司】
太政官(だいじょうかん)。また、太政官庁。かんのちょう。