き‐に‐いり【気に入り】
(多く「おきにいり」の形で)好みに合うこと。好ましく思うこと。また、その人や物。「社長のお—」「お—の店」
気(き)に入(い)・る
1 好みに合う。 2 他人の機嫌をとる。「色々お—・りて、すかし給へども」〈浮・好色盛衰記〉
気(き)に掛(か)か・る
心にかかって離れず、心配である。
気(き)に掛(か)・ける
心にとめて考える。心配する。
キニク‐がくは【キニク学派】
《犬のような、の意のギリシャ語kynikosから》アンティステネスを祖とする古代ギリシャ哲学の一派。シノペのディオ...
気(き)に食(く)わ◦ない
不満である。気にいらない。
気(き)に障(さ)・える
⇒障える2
気(き)に障(さわ)・る
いやな気持ちを起こさせる。感情を害する。「—・る物の言い方をする」
機(き)に乗(じょう)・じる
好都合な状況や時期をうまく利用する。「—・じて攻め込む」
気(き)に◦する
心にとめて不安に思う。心配する。「人がなんと言おうと—◦するな」
木(き)に竹(たけ)を接(つ)・ぐ
違う性質のものをつぎ合わせる。前後関係や筋が通らないことのたとえ。
き‐にち【忌日】
1 故人の死亡した日と同じ日付の日で、毎年または毎月、回向(えこう)をする日。命日。忌辰(きしん)。きじつ。 2 ...
き‐にち【帰日】
[名](スル)海外から日本に帰ること。帰朝。「駐在員が—する」
き‐にち【期日】
⇒きじつ(期日)
気(き)に留(と)・める
心にとどめる。留意する。また、忘れないでいる。
気(き)にな・る
心配になる。気にかかる。
機(き)に臨(のぞ)み変(へん)に応(おう)ずる
その時、その場に応じて適切な処置をとる。臨機応変。
木(き)にも草(くさ)にも心(こころ)を置(お)く
小さなことにもおどおどすることのたとえ。木にも萱(かや)にも心を置く。
気(き)に病(や)・む
心配する。悩む。「業績不振を—・む」
き‐にゅう【記入】
[名](スル)所定の用紙などに書き入れること。「必要事項を—する」
き‐にゅう【鬼乳/奇乳】
生後2、3日の新生児の乳腺(にゅうせん)から出る乳汁。母体から受けたホルモンによる。魔乳。
き‐にょう【鬼繞】
漢字の繞(にょう)の一。「魁」「魅」などの「鬼」の称。
木(き)に縁(よ)りて魚(うお)を求(もと)む
《「孟子」梁恵王上から》方法を誤ると目的は達せられないことのたとえ。
機(き)に因(よ)りて法(ほう)を説(と)く
仏教の真理は一つであるが、その時、その場に応じて適切な説法を行う。転じて、臨機応変に処理をする。
き‐にん【帰任】
[名](スル)一時離れていた自分の任地や任務に戻ること。「出向先から—する」
き‐にん【貴人】
「きじん(貴人)」に同じ。
キニン
⇒キニーネ
きにん‐ぐち【貴人口】
1 茶室で貴人用の出入り口。通常2枚の障子を立て、立ったまま出入りできる。→躙(にじ)り口 2 能舞台で、正面に向...
きにん‐だたみ【貴人畳】
茶室で、床(とこ)の前の畳。貴人の座席とされたところからいう。床前畳。
キニーネ
キナの樹皮に含まれる主要なアルカロイド。マラリア治療の特効薬として知られ、塩酸塩・硫酸塩が用いられる。白色の結晶で...