き‐はい【気配】
1 「けはい(気配)1」に同じ。「何か門に近づく—がする」〈木下尚江・良人の自白〉 2 「けはい(気配)2」に同じ。
き‐はい【起拝】
神や天皇、または貴人に対して行う座礼の作法の一。右膝から立ち、左足から進め、両足を踏み整えて姿勢を正し、笏(しゃく...
き‐はい【亀背】
脊柱の胸椎(きょうつい)部が後方へ曲がって突き出している状態。
き‐はい【跪拝】
[名](スル)ひざまずいて礼拝すること。拝跪(はいき)。
き‐はぎ【木萩】
マメ科の落葉低木。山野に自生。葉は3枚の小葉からなる複葉。夏から秋まで蝶形の花を多数つける。花は旗弁が淡黄色、翼弁...
き‐はく【気迫/気魄】
力強く立ち向かってゆく精神力。「—がこもる」「—に満ちた演技」
き‐はく【希薄/稀薄】
[名・形動] 1 液体や気体などの濃度・密度がうすいこと。また、そのさま。「酸素の—な山頂」 2 ある要素の乏しい...
きはく‐ごうきん【希薄合金】
ある基本となる金属に、他の金属や非金属をごく少量溶かし合わせた合金。
きはくじせい‐ごうきん【希薄磁性合金】
磁性をもたない金属に磁性材料をごく少量添加した合金。希薄合金の一種。温度低下に伴って電気抵抗が異常に増大する近藤効...
きはく‐ようえき【希薄溶液】
溶質の濃度が十分に薄い溶液。理想溶液の性質を示すほど希薄な溶液は理想希薄溶液とよばれ、溶質の種類によらず、蒸気圧降...
気(き)は心(こころ)
額や量は少ないが、真心をこめているということ。贈り物をするときなどにいう言葉。「—ですから、少しだけ値引きします」
き‐はずかし・い【気恥ずかしい】
[形][文]きはづか・し[シク]なんとなく恥ずかしい。きまりが悪い。「面と向かって言うのも—・い」
き‐はだ【木肌/木膚】
木のはだ。樹木の外皮。また、樹木の外皮をはぎ取った表面。
き‐はだ【黄肌】
サバ科の海水魚。熱帯海域の代表的なマグロで、全長約2メートル、体重300キロに達する。第2背びれとしりびれは濃黄色...
き‐はだ【黄蘗/黄膚】
1 ミカン科の落葉高木。樹皮は厚く、内部は黄色。葉は羽状複葉。雌雄異株。夏、黄緑色の小花を円錐状につける。樹皮を漢...
きはだ‐いろ【黄蘗色】
キハダの樹皮で染めた明るい黄色。きわだいろ。
きはだ‐し【黄蘗紙】
キハダの樹皮の煎汁(せんじゅう)で染めた黄色の和紙。虫害に強く、古く写経などに使われた。おうばくし。
きはだ‐まぐろ【黄肌鮪】
キハダの別名。きわだまぐろ。
き‐はちじょう【黄八丈】
黄色地に茶・鳶(とび)色などで縞や格子柄を織り出した絹織物。初め八丈島で織られたのでこの名がある。
き‐はちす【木蓮】
1 ムクゲの別名。 2 フヨウの別名。
き‐はつ【既発】
すでに発生したこと。「—の災を救うの慈善」〈福沢・福翁百話〉
き‐はつ【揮発】
[名](スル) 1 液体が、常温で気体となって発散すること。「ベンジンが—する」 2 「揮発油」の略。
きはつ‐さい【既発債】
これから発行される新発債に対し、発行日を過ぎた債券。特に市場で取引される発行済みの債券。
きはつせい‐メモリー【揮発性メモリー】
《volatile memory》電源を切ると、記憶内容が消去してしまう半導体メモリー。DRAMなどがある。揮発メ...
きはつせい‐ゆうきかごうぶつ【揮発性有機化合物】
揮発性があり大気中で気体状になる有機化合物の総称。光化学反応によって光化学オキシダントを発生させるほか、土壌・地下...
きはつ‐メモリー【揮発メモリー】
《volatile memory》⇒揮発性メモリー
きはつ‐ゆ【揮発油】
原油を分別蒸留する際、低沸点で得られる油。ふつう燃料用のものをガソリン、溶剤用のものをベンジンとよぶ。揮発油税法な...
きはつゆ‐ぜい【揮発油税】
ガソリンに課せられる国税の一。昭和12年(1937)創設で一時廃止後、同24年(1949)に復活。道路特定財源だっ...
き‐はな・る【来離る】
[動ラ下二]今までいたところを離れる。「青丹(あをに)よし奈良を—・れ」〈万・四〇〇八〉
気(き)は世(よ)を蓋(おお)う
《「史記」項羽本紀から》精神が天下をおおいつくすほどに雄大である。意気が非常に盛んなさまをいう。
き‐ばらい【既払い】
《「きはらい」とも》すでに支払ってあること。支払いずみ。⇔未(み)払い。
きはら‐ひとし【木原均】
[1893〜1986]遺伝学者。東京の生まれ。京大教授。イネ科植物の細胞遺伝学を研究し、ゲノム分析によって栽培小麦...
き‐はん【帰帆】
[名](スル)港に帰る船。また、船で帰途につくこと。「故国に—する」
き‐はん【規範/軌範】
1 行動や判断の基準となる模範。手本。「社会生活の—」 2 《(ドイツ)Norm》哲学で、判断・評価・行為などの基...
き‐はん【羈絆】
《牛馬をつなぐ意から》足手まといとなる身辺の物事。きずな。ほだし。「この世の—と濁穢(じょくえ)を脱ぎ捨てる」〈寅...
き‐はん【帰阪】
[名](スル)大阪に帰ること。
きはん‐いしき【規範意識】
《(ドイツ)Normalbewusstsein》 1 ウィンデルバントの用語。相対的な現実の価値判断を超えて、あら...
きはん‐がく【規範学】
一定の価値目的(真・善・美など)を実現するための当為・規範を取り扱う学問。論理学・倫理学・美学など。経験科学に対し...
きはん‐せん【機帆船】
発動機と帆を備えた小型の木造船。主に内海・近海の貨物輸送に用いた。
きはんてき‐せきにんろん【規範的責任論】
違法行為をした者の刑事責任の本質を、非難可能性という規範的なものに求める法理論。故意・過失などの心理的要素を重視す...
きはん‐ぶんぽう【規範文法】
言語のありのままの状態を記述するのではなく、正しい言語表現と考えられる言葉のきまりを述べた文法。学校文法。教科文法。
きはん‐ほうそく【規範法則】
自然法則に対して、倫理学・法律学などにみられる当為や価値に関する法則。カントの定言的命令がこれにあたる。
きはん‐りょく【既判力】
確定した判決のもつ効力の一。一旦判決が確定すれば、その後同一の事件が訴訟上問題となっても、当事者はこれに反する主張...
キハーダ
キューバ音楽で用いられる打楽器の一。馬やロバの顎(あご)の骨で、叩くと歯の部分が振動して音が出る。