きりかみ‐ざいく【切(り)紙細工】
紙を切り抜いて、種々の形をつくる手芸。切り抜き細工。
きりかみ‐でんじゅ【切紙伝授】
1 古今伝授で、奥義とする秘説を切り紙に記して伝授する形式。東常縁(とうつねより)が宗祇(そうぎ)に行ったものを最...
きり‐かわ・る【切(り)替(わ)る】
[動ラ五(四)]それまでの物事に替わって別のものになる。「新貨幣に—・る」
きり‐がい【錐貝】
シチクガイ科の巻き貝。浅海にすむ。貝殻は細長く、殻高約10センチ。殻表は細かい顆粒(かりゅう)で覆われる。本州中部...
きり‐がくれ【霧隠れ】
霧にかくれること。
きり‐がたり【切(り)語り】
義太夫節一段のうち、最も重要な切りの部分を語る太夫。切り場語り。→口語り
きり‐がね【切(り)金】
江戸時代、債務を分割して弁済する手続き。また、その額。きりきん。
きり‐がみ【桐紙】
桐材を薄く紙のように削ったもの。紙箱の外面などに張る。
きり‐が‐みね【霧ヶ峰】
長野県中部、諏訪(すわ)湖の北東にある高原。車山(くるまやま)の標高1925メートルを最高にゆるやかな起伏の草原が...
きり‐が‐やつ【桐が谷】
桜の一品種。花は淡紅色で、多くは八重咲き。鎌倉の桐ヶ谷から出たといい、最高の品種とされる。きりがや。
きり‐きざ・む【切(り)刻む】
[動マ五(四)]細かく切る。「キャベツを—・む」「身を—・まれる思い」
きり‐ぎし【切(り)岸】
《「きりきし」とも》切り立った険しいがけ。絶壁。断崖(だんがい)。
きり‐きず【切(り)傷/切り疵】
刃物などで切ってできた傷。切創。
きり‐きょうげん【切狂言】
⇒大切(おおぎ)り2㋑
きり‐きり
[副] 1 物が強く擦れ合う音を表す語。「歯を—(と)いわせて悔しがる」 2 きつく巻きつけるさま。「後ろ手に—(...
きりきり‐しゃん
[副]身支度にすきがなく、かいがいしいさま。きりりしゃん。「—(と)台所に立つ」
きりきりじん【吉里吉里人】
井上ひさしの長編小説。日本からの独立を宣言した東北の寒村、吉里吉里村の騒動を描いた作品。昭和48年(1973)連載...
きりきり‐まい【きりきり舞(い)】
[名](スル) 1 片足を上げて勢いよくからだを回すこと。 2 慌ただしく立ち働くこと。また、あわてふためくこと。...
きり‐きん【切(り)金】
1 室町時代、金の延べ金(がね)を必要に応じて切り、はかりにかけて貨幣として使ったもの。 2 ⇒きりがね
きりぎりす【螽蟖/螽斯/蟋蟀】
1 直翅(ちょくし)目キリギリス科の昆虫。体は緑色または褐色で、体長4センチくらい。夏から秋にかけて日当たりのよい...
きり‐ぎん【切(り)銀】
中世末から近世初期、切り金と同様に使った銀。
きり‐くい【切り杭】
1 木の切り株。 2 《木の杭から芽が生え出るのにたとえて》中古、正月の女叙位(にょじょい)のとき、女官が、自分の...
きり‐くぎ【切り釘】
「合い釘」に同じ。
きりく‐しゃ【軌陸車】
軌道(線路)と道路の両方を走ることのできる車両。鉄道の保線工事や整備作業などに用いられる。
きり‐くず【切り屑】
物を切ったときに出る不用の部分。
きり‐くずし【切(り)崩し】
切り崩すこと。「組織の—を図る」
きり‐くず・す【切(り)崩す】
[動サ五(四)] 1 削り取ってもとの形でなくする。「山を—・す」 2 相手方の弱点などを突いて、全体のまとまりを...
きり‐くだしぶみ【切下文】
平安時代、大蔵省から諸国に、租税や儀式・行事の費用の割り当てなどのために発行された文書。
きり‐くち【切(り)口/截り口】
1 物を切った面。切断面。小口(こぐち)。 2 切り傷の口。 3 切る手並み。また、方法。物事を批判したり分析した...
きり‐くび【切(り)首/斬(り)首】
1 首を切ること。また、切り落とされた首。首級。 2 歌舞伎の小道具の一。作りものの首級。
きり‐くみ【切(り)組(み)】
1 材木を切り組むこと。また、そのもの。「—柱」 2 能で、切り合いの場面。また、そのとき奏する囃子(はやし)の名称。
きりくみ‐とうろうえ【切(り)組(み)灯籠絵】
人物・建物・風景などの絵を描いた錦絵(にしきえ)風の版画を切り抜き、板の上に立体的に組み立て、火をともして眺めるもの。
きり‐く・む【切(り)組む】
[動マ五(四)]材木を種々に切って組み合わせる。「床板を格子に—・む」
キリグア
グアテマラ東部、ホンジュラスとの国境近くにあるマヤ遺跡。モタグア川の中流域において8世紀頃を中心に最も繁栄した。保...
きり‐ぐも【霧雲】
霧のようにぼんやりと漂う雲。俗に、層雲のこと。
きり‐ゲージ【錐ゲージ】
ドリルの直径を検査・測定する器具。鋼鉄製の板に各種の大きさの穴をあけたもの。ドリルゲージ。
きり‐こ【切(り)子/切り籠】
1 立方体のそれぞれの角を切り落とした形。 2 《「切り子ガラス」の略》「カットグラス」に同じ。《季 夏》 3 「...
キリコ
[1888〜1978]イタリアの画家。ギリシャ生まれ。幻想的、神秘的な画風によって形而上絵画を代表、シュールレアリ...
きり‐こうじょう【切(り)口上】
1 一語ずつ区切ってはっきりという言い方。堅苦しく改まった言い方。また、形式的で無愛想な言い方。「—のあいさつ」 ...
きりこ‐ガラス【切(り)子ガラス】
⇒カットグラス
きり‐ごたつ【切り炬燵】
床に炉を切って、下に火入れを作った炬燵。掘り炬燵。《季 冬》
きりこ‐だま【切(り)子玉】
古墳時代から奈良時代にかけて、装身具に用いられた玉。ふつう、長さ2〜3センチの細長いそろばん玉のような形の多面体で...
きりこ‐どうろう【切(り)子灯籠】
枠を切り子1の形に組んで、四方の角に造花や紙・帛(はく)などを細長く切ったものを飾りつけた灯籠。盂蘭盆会(うらぼん...
きり‐こまざ・く【切(り)細裂く】
[動カ五(四)]切ってこまかく裂く。「彼は目の前の闇を、力いっぱいステッキを振り廻して—・いた」〈里見弴・今年竹〉
きり‐こみ【切(り)込み/斬(り)込み】
1 刃物である深さまで切ること。また、その部分。「用材に—を入れる」 2 刀を持って攻め入ること。攻撃をしかけるこ...
きりこみ‐こ【切込湖】
栃木県北西部、奥日光最北の湖。西側の刈込湖とつながり、ひょうたん形をしている。三岳(みつだけ)(標高1945メート...
きりこみ‐さんがわら【切(り)込み桟瓦】
横断面が波状で、対角の二隅を切り込んだ瓦。普通の屋根瓦。
きりこみ‐じゃり【切(り)込み砂利】
採取したままで、砂の混じっている砂利。道路の敷き込みなどに使用。
きりこみ‐たいちょう【切(り)込み隊長/斬(り)込み隊長】
1 まっさきに敵陣に突撃する部隊の隊長。 2 (比喩的に)まっさきにそのことをする人。例えば、野球の一番打者、新規...
きりこみ‐たん【切(り)込み炭】
採掘したままで、粉炭と塊炭とが分別されていない石炭。