きり‐こ・む【切(り)込む/斬(り)込む】
[動マ五(四)] 1 刃物で深く切る。「肩先深く—・まれる」 2 刀を抜いて切って入る。踏み込んで切る。「敵陣に—...
きり‐ころ・す【切(り)殺す/斬(り)殺す】
[動サ五(四)]刃物で切って殺す。「一刀のもとに—・す」
きり‐ごま【切り胡麻】
炒(い)り胡麻を包丁でみじんに切ったもの。
きり‐さいな・む【切り苛む/斬り苛む】
[動マ五(四)]むごたらしくずたずたに切る。めった切りにして苦しめる。「身を—・まれる思い」
きり‐さき【切(り)裂き】
指物(さしもの)や幟(のぼり)などの縁(へり)に切り目を多く入れて、なびきやすくしたもの。
きりさき‐ジャック【切り裂きジャック】
《Jack the Ripper》19世紀末の英国ロンドンで、売春婦を連続して惨殺した犯人の通称。事件は未解決で、...
きり‐さ・く【切(り)裂く】
[動カ五(四)]切って開いたり、切って二つに分けたりする。また、切ってばらばらにする。「魚の腹を—・く」「布を—・く」
きり‐さげ【切(り)下げ】
1 切り下げること。 2 物価や貨幣価値を低くすること。「平価—」⇔切り上げ。 3 「切り下げ髪」の略。
きりさげ‐がみ【切(り)下げ髪】
1 髪を首のあたりで切りそろえて垂らした髪形。 2 ⇒切り髪2
きり‐さ・げる【切(り)下げる】
[動ガ下一][文]きりさ・ぐ[ガ下二] 1 上から下へと切る。切り下ろす。「肩先から—・げる」 2 切って垂らす。...
きり‐さば・く【切り捌く】
[動カ五(四)] 1 切っていくつかの部分に分ける。「マグロを—・く」 2 うまく処理する。取りさばく。「紛争を—・く」
きり‐さめ【霧雨】
霧のような細かい雨。水滴の直径0.5ミリ未満をいい、低い層雲から降る。糠雨(ぬかあめ)。小糠雨。きりあめ。《季 秋》
きり‐ざんしょう【切(り)山椒】
糝粉(しんこ)に山椒の汁または粉と砂糖とを混ぜて蒸し、臼でついてから拍子木形に切った和菓子。《季 新年》「暮からの...
キリシタン【吉利支丹/切支丹】
天文18年(1549)フランシスコ=ザビエルの布教以来、日本に広がったキリスト教(カトリック)、またその信徒。江戸...
キリシタン‐じ【キリシタン寺】
⇒南蛮寺(なんばんじ)
キリシタン‐だいみょう【キリシタン大名】
近世初期、キリスト教徒となった大名。高山右近・大友宗麟・有馬晴信・大村純忠・小西行長らが有名。豊臣秀吉や徳川氏の禁...
キリシタン‐バテレン
《(和)cristão(ポルトガル)+padre(ポルトガル)》キリシタン布教時代の外国人宣教師で司祭職の者の称。
キリシタン‐ばん【キリシタン版】
近世初期、イエズス会が主として九州地方で刊行した活字本の総称。バリニャーノが天正18年(1590)に活字印刷機を伝...
キリシタン‐ぶぎょう【キリシタン奉行】
江戸幕府の職名。キリシタンの探索や取り締まりのために、寛永17年(1640)設置。のち宗門改役(しゅうもんあらため...
キリシタン‐ぶんがく【キリシタン文学】
室町末期から江戸初期にかけて、キリシタンの宣教師などにより、日本語で著述・翻訳された宗教文学、および宣教用・語学用...
キリシタン‐やしき【キリシタン屋敷】
江戸小石川茗荷谷(東京都文京区)にあった、転びバテレンらを収容した牢獄。正保3年(1646)宗門改役(しゅうもんあ...
キリシトホロしょうにんでん【きりしとほろ上人伝】
芥川竜之介の短編小説。大正8年(1919)、雑誌「新小説」に発表。ヨーロッパ中世の聖人伝「黄金伝説」に着想を得た作...
きりしま【霧島】
鹿児島県、鹿児島湾北岸にある市。北部の霧島山系から平野部まで温泉が数多い。鹿児島空港がある。平成17年(2005...
きりしま‐おんせん【霧島温泉】
鹿児島県北東部、霧島山の南西面の中腹にある温泉群。林田・丸尾・湯之谷・明礬(みょうばん)などの温泉がある。泉質は炭...
きりしま‐かざんたい【霧島火山帯】
九州の阿蘇山から霧島山・桜島・吐噶喇(とから)列島・硫黄鳥島を経て台湾北部に至る火山帯。阿蘇・姶良(あいら)・阿多...
きりしまきんこうわん‐こくりつこうえん【霧島錦江湾国立公園】
宮崎・鹿児島両県にまたがる霧島地域と、池田湖・佐多岬・桜島などを含む錦江湾(鹿児島湾)地域からなる国立公園。霧島地...
きりしま‐し【霧島市】
⇒霧島
きりしま‐じんぐう【霧島神宮】
鹿児島県霧島市にある神社。旧官幣大社。主祭神は天津日高彦火瓊瓊杵尊(あまつひたかひこほのににぎのみこと)。
きりしま‐つつじ【霧島躑躅】
ツツジ科の常緑低木。ヤマツツジの変種とされる。葉は楕円形で、枝先に集まってつく。春、紅色の筒形の花を開く。品種が多...
きりしまやく‐こくりつこうえん【霧島屋久国立公園】
霧島錦江湾国立公園と屋久島国立公園の旧指定名称。昭和9年(1934)に霧島国立公園として指定。昭和39年(1964...
きりしま‐やま【霧島山】
宮崎・鹿児島両県にまたがる火山群。最高峰は韓国(からくに)岳の標高1700メートル。第2の高峰は高千穂峰の1574...
きり‐じに【切(り)死に/斬(り)死に】
[名](スル)切り合って死ぬこと。「大勢と渡り合って—した」
きり‐すか・す【切(り)透かす】
[動サ五(四)]切って間がすくようにする。「障子の上の部分を少しずつ—・した」〈藤村・家〉
きり‐すて【切(り)捨て/斬(り)捨て】
1 切り取って捨てること。 2 不要なものとしてかえりみないこと。「福祉の—」 3 計算で、求める位未満の端数を捨...
きりすて‐かんばつ【切(り)捨て間伐】
伐採した木や枝を、林内にそのまま置いておく間伐。→搬出間伐
きりすて‐ごめん【切(り)捨て御免】
江戸時代、武士に与えられていた特権の一。町人・百姓などが無礼な行為に及んだ場合、殺しても処罰されなかったこと。転じ...
きり‐す・てる【切(り)捨てる/斬(り)捨てる】
[動タ下一][文]きりす・つ[タ下二] 1 切り取ってその部分を捨てる。「枝を—・てる」 2 無益なもの、不要なも...
キリスト
「イエス=キリスト」に同じ。 [補説]「基督」とも書く。
キリスト‐きょう【キリスト教】
仏教・イスラム教と並ぶ世界三大宗教の一。イエスをキリストすなわち救世主と信じる宗教。神の国の福音を説き、人類の罪を...
キリスト‐きょうかい【キリスト教会】
キリスト教を信仰する人々の組織。また、その礼拝や儀式を行うための建造物。教会。
キリストきょうこうよう【キリスト教綱要】
《原題、(ラテン)Institutio Christianae Religionis》キリスト教神学の最初の組織的...
キリストきょう‐しゃかいしゅぎ【キリスト教社会主義】
キリスト教の思想と信仰とを基礎とする社会主義。19世紀中ごろから、イギリス・ドイツなどで提唱され、各国に広まった。...
キリストきょう‐しゃかいどうめい【キリスト教社会同盟】
《(ドイツ)Christlich-Soziale Union》ドイツ、バイエルン州の保守政党。キリスト教民主同盟(...
キリストきょう‐じょしせいねんかい【キリスト教女子青年会】
⇒ワイ‐ダブリュー‐シー‐エー(YWCA)
キリストきょうせいずい【キリスト教精髄】
《原題、(フランス)Génie du christianisme》シャトーブリアンの著作。1802年刊。副題「キリ...
キリストきょう‐せいねんかい【キリスト教青年会】
⇒ワイ‐エム‐シー‐エー(YMCA)
キリストきょう‐と【キリスト教徒】
キリスト教を信仰する人。クリスチャン。
キリストきょうとののうじし【キリスト教徒の農事詩】
《原題、(フランス)Les Géorgiques chrétiennes》ジャムの詩集。1912年刊行。古代ローマ...
キリストきょう‐みんしゅどうめい【キリスト教民主同盟】
《(ドイツ)Christlich-Demokratische Union》ドイツの保守政党。第二次大戦前の保守政党...
キリストこうか【キリスト降架】
《(フランス)Descente de Croix》日本出身の洋画家、レオナール=フジタ(藤田嗣治)の絵画。油彩。1...