ぎん‐さつ【銀札】
1 銀製のふだ。また、銀色のふだ。 2 江戸時代、諸藩が発行した銀貨代用の紙幣。
ぎん‐さん【銀傘】
甲子園球場の、内野席全体を覆う屋根。面積は約7500平方メートル。
ぎん‐ざ【銀座】
江戸幕府の銀貨鋳造所。勘定奉行の管轄下にあった。慶長6年(1601)伏見に設けられ、のち駿府・京都・江戸・大坂・長...
ぎんざはっちょう【銀座八丁】
武田麟太郎の中編小説。銀座のバーを舞台とする群像劇で、昭和9年(1934)8月から10月にかけて朝日新聞に連載。同...
ぎん‐ざめ【銀鮫】
ギンザメ目ギンザメ科の海水魚。全長約1メートル。頭は大きく、尾びれは細長くて先が糸状に伸びる。えらあなは一対。体色...
ぎん‐ザラサ【銀ザラサ】
銀泥で模様を彩色したサラサ。
ぎん‐ざん【銀山】
1 銀を産出する鉱山。銀鉱。 2 鼠(ねずみ)取りに用いる石見銀山(いわみぎんざん)のこと。
ぎんざん‐こ【銀山湖】
奥只見湖の正称。
ぎん‐し【銀糸】
1 銀色の糸。 2 銀箔(ぎんぱく)を和紙にはりつけ細く切って縒(よ)ったり、銀箔を細く切って絹糸などの周囲に縒り...
ぎんシアンか‐カリウム【銀シアン化カリウム】
銀の塩化物の水溶液にシアン化カリウム水溶液を加えて得られる無色の結晶。銀めっきに用いる。ジシアノ銀(Ⅰ)酸カリウム。
ぎん‐しゃ【吟社】
詩歌を作るための結社。
ぎん‐しゃ【銀砂】
1 銀の粉末。銀粉(ぎんぷん)。 2 銀砂子(ぎんすなご)のこと。 3 銀色の砂。白砂。
ぎん‐しゃり【銀舎利】
白米の飯をいう俗語。第二次大戦中から戦後にかけての食糧不足の時代に、麦飯や代用食に対していいはじめた語。
ぎん‐しゅ【銀主】
1 「金主1」に同じ。〈和英語林集成〉 2 「金主4」に同じ。
ぎん‐しゅ【銀朱】
水銀を焼いて作った赤色顔料。主に朱墨(しゅずみ)として使う。朱。
ぎん‐しょう【吟唱/吟誦】
[名](スル)詩歌に節をつけてうたうこと。「古今の詩を—する」
ぎん‐しょう【吟嘯】
[名](スル) 1 詩歌をうたうこと。 2 嘆き悲しむ声を上げること。「鉄櫺(てつれい)の下に—せざるを得ず」〈織...
ぎん‐しょう【銀将】
将棋の駒の一。前と斜め前後の五方向に、それぞれ一つずつ進めるもの。成ると、金将と同じ働きをする。銀(ぎん)。
ぎん‐しょう【銀賞】
展覧会・品評会などで、金賞に次ぐ第2位の入賞。
ぎん‐しょうふ【銀生麩】
色が白い生麩。最も良質のものとされる。
ぎん‐しょく【銀色】
ぎんいろ。
ぎん‐しょく【銀燭】
1 銀製の燭台。 2 美しく輝くともしび。「—の光に照らされた会場」
ぎんしん【銀震】
円盤状の構造をもつ銀河において、円盤内のガスが、地震のように垂直方向に運動する振動波。銀河の渦巻き状の構造形成など...
ぎん‐じ【銀地】
紙・布・塗り物などの地に、銀箔(ぎんぱく)を押したり銀泥を塗ったりしたもの。「—の舞扇」
ぎん‐じゅ【銀樹】
銀イオンの水溶液から析出した金属樹(樹枝状結晶)。
ぎん‐じょう【吟醸】
[名](スル)吟味した原料を用い丁寧に醸造すること。酒・醤油などにいう。
ぎんじょう‐か【吟醸香】
⇒ぎんじょうこう(吟醸香)
ぎんじょう‐こう【吟醸香】
吟醸酒がもつ、果物のような華やかな香りのこと。酵母が発酵する過程で生成するエステル類の香りを主体とする。吟香。
ぎんじょう‐しゅ【吟醸酒】
60パーセント以下に精米した白米を原料とし、低温で発酵させて醸造した清酒。
ぎんじょう‐づくり【吟醸造り】
吟味して醸造すること。伝統的に、よりよく精米した白米を低温でゆっくりと発酵させ、特有の芳香を有するように醸造するこ...
ぎん・じる【吟じる】
[動ザ上一]「ぎん(吟)ずる」(サ変)の上一段化。「漢詩を—・じる」
ぎん‐す【銀子】
1 銀貨。 2 おかね。金銭。
ぎん‐すじ【銀筋】
1 銀色の筋。特に、制服の襟・袖・ズボンなどに縫いつけたもの。 2 刀で、沸(にえ)が集結してできる、銀色の光を放...
ぎん‐すすだけ【銀煤竹】
染め色の名。竹のすすけたような赤黒い色に銀色を加味した色。
ぎん‐すだれ【銀簾】
細いガラス棒をすだれのように編んだもの。夏、氷とともに盛った刺身・あらいなどが水につかるのを防ぐために皿に敷く。
ぎん‐すなご【銀砂子】
銀箔(ぎんぱく)を粉にしたもの。絵画・蒔絵(まきえ)・ふすま地などに用いる。銀粉。銀砂(ぎんしゃ)。
ギンズバーグ
[1926〜1997]米国の詩人。1950年代後半、反管理社会を打ち出したビート派文学運動の代表者。長詩「吠(ほ)...
ぎん・ずる【吟ずる】
[動サ変][文]ぎん・ず[サ変] 1 詩歌に節をつけてうたう。吟詠する。吟唱する。「古歌を—・ずる」 2 詩歌や俳...
ぎん‐せい【吟声】
詩歌などを吟ずる声。
ぎん‐せい【銀製】
銀で作ること。また、そのもの。
ぎん‐せかい【銀世界】
雪が一面に降り積もって白一色になっている景色。「一面の—」
ぎん‐せつ【銀雪】
銀色に輝く雪。「—の山々」
ぎん‐せん【吟箋】
詩歌を書くための用紙。詩箋。
ぎんせん【銀川】
中国、寧夏回族自治区の中心都市。旧名、寧夏。宋代、西夏の首都で興慶といった。黄河中流の銀川平野にあり、交通の要地。...
ぎん‐せん【銀扇】
地紙に銀箔(ぎんぱく)をおした扇。
ぎん‐せん【銀銭】
銀で鋳造した銭。銀貨。
ぎん‐せん【銀箭】
銀の矢。銀色の矢。
ぎん‐せん【銀線】
銀の線。銀色の線。銀すじ。
ぎん‐ぜん【銀髯】
銀白色のほおひげ。白髯(はくぜん)。
ぎん‐だい【銀台】
1 細工物で、銀を地金とすること。また、そのもの。「—の帯留め」 2 銀で飾った高楼。美しい高楼。 3 香をたいた...