くくり【括り】
1 ひもなどでくくること。 2 複数のものを一つの範疇にまとめること。ひとまとめ。枠。「すべての事故を業務上過失と...
くくり‐あ・げる【括り上げる】
[動ガ下一][文]くくりあ・ぐ[ガ下二]しっかりと縛って、ずり落ちないようにする。また、きつく縛りつけて、動かない...
くくり‐あご【括り顎】
肉づきがよくて二重になったあご。「—の円い顔」〈荷風・あめりか物語〉
くくりお‐の‐はかま【括り緒の袴】
裾に通した緒で裾口をくくるようにした袴。指貫の古い形とされる。
くくり‐ざる【括り猿】
四角な布に綿を縫い込み、四隅を足として1か所に集めてくくり、頭をつけて猿の形に作ったもの。江戸時代に流行し、幟猿(...
くくり‐ずきん【括り頭巾】
頭の形に合わせて丸く作り、へりをしぼった頭巾。大黒頭巾。「—で野暮(やぼ)めが𠮟(しか)るやつさ」〈黄・高漫斎〉
くくり‐そで【括り袖】
綿を入れてふっくらと縫った袖口。「互ひに心懸け袖の、縁に縒(よ)り糸—」〈浄・薩摩歌〉
くくり‐ぞめ【括り染(め)】
⇒絞(しぼ)り染め
くくり‐つ・ける【括り付ける】
[動カ下一][文]くくりつ・く[カ下二]ひもなどで他のものに縛りつける。また、比喩的に行動の自由を奪う。「荷物を車...
くくり‐なおし【括り直し】
事業などの枠組みを再編成すること。取引所での売買の単位となる、また、株主総会での議決権の単位となる株式数を変更する...
くくり‐ばかま【括り袴】
裾口にひもを通してくくり、すぼめた袴。指貫・狩袴など。「其の身は玉だすきをあげて—利根(りこん)に、烏帽子(えぼし...
くくり‐ひも【括り紐】
物をくくるのに使うひも。
くくり‐まくら【括り枕】
布帛(ふはく)で筒形に縫い合わせ、そば殻・茶殻などを入れ、両端をくくって作る枕。箱枕・木枕などと区別していう。
くくり‐もの【括り物】
くくり染め(絞り染め)にしたもの。「巻き染め、むら濃、—など染めたる」〈枕・一五九〉
くくり‐わな【括り罠】
動物が仕掛けに脚を踏み入れるとワイヤーが締まり、捕獲する罠。