くじ【籤/鬮】
紙片や竹片などに文句や記号を記し、その一つを抜き取って、事の成否や吉凶を判断したり、当落・順番などを決めたりする方...
く‐じ【九字】
1 9個の文字。 2 修験者などが、災害を払う護身のまじないとして唱えた9文字の文句。「臨兵(りんぴょう)闘者皆陣...
くじ【久慈】
岩手県北東部の市。久慈港は漁港・工業港。昭和59年(1984)宮古とをつなぐ三陸鉄道北リアス線が開通。平成18年(...
く‐じ【公事】
1 公務。 2 朝廷の政務・儀式。「今日は—ある日なれば、とく参らるらむ」〈大鏡・伊尹〉 3 中世、年貢以外の雑税...
く‐じ【孔子】
孔子(こうし)。また、孔子の像。「—など掛け奉りてすることなるべし」〈枕・一三二〉
く‐じ【旧事】
「きゅうじ(旧事)」に同じ。
く‐じ【旧辞】
「きゅうじ(旧辞)」に同じ。
くじ‐うん【籤運】
よいくじに当たるかどうかの運。「—が強い」
クジェ‐ラカン
ブータン中部、ブムタン地方のチョコルの谷にあるブータン王室ゆかりの寺院。17世紀半ばに建立。高僧パドマサンババが瞑...
くじ‐えんとうぶんすい【久地円筒分水】
川崎市高津区にある円筒分水。二ヶ領(にかりょう)用水の水を四つの地域へ分流するための設備。直径16メートルの鉄筋コ...
くじ‐かさがけ【籤笠懸】
笠懸の一。五対のくじを竹筒に入れ、10人の射手がそのくじを馬上で受け取り、笠懸が終わったのち、対のくじを持っている...
くじ‐かた【公事方】
江戸時代、勘定奉行およびその属僚のうち、司法・警察を分掌したもの。
くじかたおさだめがき【公事方御定書】
江戸幕府の法典。2巻。8代将軍徳川吉宗の命で編纂(へんさん)をはじめ、寛保2年(1742)に完成。上巻は法令81条...
くじ‐がわ【久慈川】
福島県南部から茨城県北部を流れる川。八溝(やみぞ)山の北斜面に源を発し、南流して日立市南端で太平洋に注ぐ。長さ12...
く‐じき【求食】
食べ物を求めること。「叫喚—の声啾々(しうしう)として」〈太平記・一八〉
くじき【旧事紀】
平安時代の史書。10巻。著者未詳。序に蘇我馬子らの撰とあるが、大同年間(806〜810)以後、承平6年(936)以...
くじ・く【挫く】
[動カ五(四)] 1 手足の関節などに無理な力が加わって、関節やその周りを痛める。捻挫(ねんざ)する。「足を—・く...
くじ・ける【挫ける】
[動カ下一][文]くじ・く[カ下二] 1 手足の関節に無理な力が加わって、関節やその周りを痛める。捻挫(ねんざ)す...
くじこんげん【公事根源】
室町中期の有職故実書。1巻。一条兼良(いちじょうかねら)著。応永30年(1423)ころ成立。宮中における一年間の公...
くじ‐ごしんぼう【九字護身法】
九字を切って身を守る法。
くじざいにん【鬮罪人】
狂言。祇園会の山鉾(やまぼこ)に、鬼が罪人を責める場面を出すことになり、くじで役割を決めるが、鬼を引いた太郎冠者が...
くじ‐し【公事師】
江戸時代、当事者に代わって訴訟を進めたり、手続きを指導したりすることを業としていた者。種々の弊害を生じたため、幕府...
くじ‐し【久慈市】
⇒久慈
くじ‐しょ【公事所】
昔、訴訟を取り扱い、それを裁いた所。今の裁判所にあたる。公事場。
くじ‐じろう【久慈次郎】
[1898〜1939]野球選手。岩手の生まれ。早大の捕手として活躍。実業団で選手を続け、昭和9年(1934)の日米...
くじ‐だおれ【孔子倒れ】
「孔子(くじ)の倒れ」に同じ。「これを世の人、—し給ふといふなり」〈今昔・一〇・一五〉
くじ‐だくみ【公事工】
[名・形動ナリ] 1 何事も訴訟によって解決しようとすること。特に、自分の利益のために理屈をつけて訴訟を起こすこと...
くじ‐づつ【籤筒】
くじを入れ、振りゆするとくじが出るように穴をあけた筒。
籤(くじ)に取(と)・る
くじを引いて決める。くじを引く。「みな紙切れに書き分けて、頭弁朝隆朝臣をして—・らせられけり」〈著聞集・四〉
くじ‐のがれ【籤逃れ】
1 くじ引きによって役目や当番などを逃れること。 2 もと、徴兵検査で甲種合格の者が、くじ引きの結果入営を免除され...
孔子(くじ)の倒(たお)れ
孔子のような聖人でも、時には失敗することがあるというたとえ。くじだおれ。「恋の山には—」〈源・胡蝶〉
くじ‐の‐やく【籤の役/孔子の役】
室町幕府の職名。毎年正月の評定始めの式で、政務の会議で発言する人を決めるためのくじを出す役。
くじ‐ば【公事場】
⇒公事所(くじしょ)
くじ‐び【公事日】
訴訟裁判が行われる日。「今度の—に、両人ともに参りませい」〈狂言記・内沙汰〉
くじ‐びき【籤引(き)】
くじを引くこと。くじで物事を決めること。抽籤(ちゅうせん)。
くじ‐ふだ【籤札】
くじ引きに使う札。
くじ‐ぶぎょうにん【公事奉行人】
鎌倉幕府の職名。政務を奉行した恩沢奉行(おんたくぶぎょう)・国奉行などの諸奉行の総称。公事奉行。
くじ‐ぶみ【公事文】
1 室町時代、将軍の用事を書いた手紙。 2 訴訟の文書。
くじほんぎ【旧事本紀】
⇒旧事紀
くじ‐まと【籤的】
鎌倉時代以後、武家の間で行われた射芸の一。矢代(やだい)を振って二組みに分かれ、物を賭けて勝負を争うもの。賭け的。
くじ‐みょうごう【九字名号】
浄土真宗で、「南無不可思議光如来」の9文字を名号とするもの。十字名号とともに仏壇などの本尊の脇にかける脇懸(わきが...
くじめ【久慈目】
カサゴ目アイナメ科の海水魚。形も色もアイナメに似るが、側線は1本しかなく、尾びれの後縁は丸みがある。南日本の沿岸の...
く‐じめ【句締め】
点取り俳諧で、点者が巻末に批評を書いて署名すること。
く‐じゃく【孔雀】
キジ目キジ科クジャク属の鳥の総称。インドクジャクはインド・スリランカの平地や開けた林にすみ、全体に青みがかった色を...
くじゃく‐いし【孔雀石】
⇒くじゃくせき(孔雀石)
くじゃく‐おうちょう【孔雀王朝】
⇒マウリヤ朝
くじゃく‐がい【孔雀貝】
イガイ科の二枚貝。岩礁に足糸で固着する。殻長約4センチ、やや三角形で、殻表に細かい筋が刻まれ、青緑色。本州以南に分布。
くじゃくきょう【孔雀経】
大乗密教経典。3巻。唐の不空訳。孔雀明王の神呪・修法、その功徳などを説いたもの。真言宗で用いる。仏母大金耀(ぶつも...
くじゃくきょうおんぎ【孔雀経音義】
平安時代の仏教書。3巻。観静著。「孔雀経」の語句の発音と意味を解説したもの。醍醐寺蔵の写本には、現存最古の片仮名五...
くじゃくきょう‐の‐ほう【孔雀経の法】
仏語。密教で、孔雀明王を本尊として、息災・祈雨を修する秘法。孔雀経の御修法。孔雀明王の法。