く‐じゃく【孔雀】
キジ目キジ科クジャク属の鳥の総称。インドクジャクはインド・スリランカの平地や開けた林にすみ、全体に青みがかった色を...
くじゃく‐いし【孔雀石】
⇒くじゃくせき(孔雀石)
くじゃく‐おうちょう【孔雀王朝】
⇒マウリヤ朝
くじゃく‐がい【孔雀貝】
イガイ科の二枚貝。岩礁に足糸で固着する。殻長約4センチ、やや三角形で、殻表に細かい筋が刻まれ、青緑色。本州以南に分布。
くじゃくきょう【孔雀経】
大乗密教経典。3巻。唐の不空訳。孔雀明王の神呪・修法、その功徳などを説いたもの。真言宗で用いる。仏母大金耀(ぶつも...
くじゃくきょうおんぎ【孔雀経音義】
平安時代の仏教書。3巻。観静著。「孔雀経」の語句の発音と意味を解説したもの。醍醐寺蔵の写本には、現存最古の片仮名五...
くじゃくきょう‐の‐ほう【孔雀経の法】
仏語。密教で、孔雀明王を本尊として、息災・祈雨を修する秘法。孔雀経の御修法。孔雀明王の法。
くじゃく‐サボテン【孔雀サボテン】
サボテン科の半低木。メキシコ中央高原の野生種からつくりだされた園芸種。若い茎は平たく、葉状。花は大輪で、赤・紫・白...
くじゃく‐ざ【孔雀座】
南天の小星座。射手(いて)座のはるか南方にあり、日本からは見えない。暗い星が多く見つけにくい。学名(ラテン)Pavo
くじゃく‐しだ【孔雀羊歯】
イノモトソウ科のシダ。葉は扇形に広がり、細かく裂けた裂片の前縁に胞子嚢(ほうしのう)群が並び、これを葉の縁が裏側に...
くじゃく‐せき【孔雀石】
水酸化銅、炭酸銅からなる鉱物。緑色で光沢がある。針状または塊状で産出。単斜晶系。銅の鉱石、また飾り石・顔料、花火の...
くじゃく‐そう【孔雀草】
1 クジャクシダの別名。 2 マリーゴールドの別名。 3 ハルシャギクの別名。《季 夏》「借家見やどこの庭にも—/立子」
くじゃく‐ぞめ【孔雀染(め)】
孔雀やその羽の模様を染め出すこと。また、その模様の着物。
くじゃく‐ちょう【孔雀蝶】
鱗翅(りんし)目タテハチョウ科の昆虫。翅(はね)の開張約5.5センチ、翅の表面はえび茶色で円紋があり、裏面は黒い。...
くじゃく‐とう【孔雀島】
《Pfaueninsel》ドイツの首都ベルリンの南西郊、ハーフェル川の島。プロイセン王フリードリヒ=ウィルヘルム2...
孔雀(くじゃく)の卵(たまご)
なかなか帰らないことをしゃれていう語。クジャクの卵が容易に孵(かえ)らないことに掛けていう。
くじゃく‐の‐ま【孔雀の間】
平安京内裏の校書殿(きょうしょでん)東庇(ひがしびさし)の北にあった部屋。
くじゃくのみち【孔雀の道】
陳舜臣の長編推理小説。昭和44年(1969)刊。神戸を舞台に、日英混血の女性が自身の親の過去をひもといていく。著者...
くじゃく‐ばと【孔雀鳩】
ハトの一品種。羽色が白色のものが多く、尾羽を扇状に開く。
くじゃくぶね【孔雀船】
伊良子清白の詩集。明治39年(1906)刊行。約200編の中から自身が厳選した18編が収録されており、明治詩壇の代...
くじゃく‐みょうおう【孔雀明王】
《(梵)Mahāmayūrīの訳》毒蛇を食うクジャクを神格化した明王。祈れば一切の害毒を除くとされる。金色の孔雀に...