くまの【熊野】
和歌山県の東牟婁(ひがしむろ)・西牟婁両郡および三重県の南牟婁・北牟婁両郡一帯の称。森林が多く、製材業が盛ん。古来...
くま‐の‐い【熊の胆】
1 熊の胆嚢(たんのう)を胆汁をとらずに干したもの。苦みが強く、健胃薬・気つけ薬などに用いる。熊胆(ゆうたん)。 ...
くまの‐かいし【熊野懐紙】
鎌倉初期、後鳥羽上皇の熊野行幸に際して催された歌会で書かれた和歌の懐紙。三十数枚が残存し、当時の代表的歌人の仮名筆...
くまの‐かいどう【熊野街道】
熊野三社に至る交通路。東の伊勢からと西の紀伊からの二つがあった。
くまの‐がわ【熊野川】
和歌山・三重県境を流れる川。源は奈良県の天(てん)ノ川。上流は十津(とつ)川といい、途中で北山川を合わせ、新宮市で...
くまのこううふ【くまの子ウーフ】
神沢利子の文、井上洋介の挿絵による児童文学作品。幼いクマの男の子ウーフの視点で、生きる喜びや世界の不思議をみずみず...
くまの‐こどう【熊野古道】
⇒熊野街道
くまの‐ごおう【熊野牛王】
熊野三社から出す護符。75羽の烏の絵を図案化して「熊野牛王宝印」と記したもの。烏は昔から熊野の神使といわれ、中世以...
くまの‐さんけい【熊野参詣】
⇒熊野詣で
くまの‐さんざん【熊野三山】
⇒熊野三社(くまのさんしゃ)
くまの‐さんしゃ【熊野三社】
熊野地方にある、熊野本宮大社・熊野速玉(はやたま)大社・熊野那智大社の総称。熊野三山。三熊野。
くまのさんしょ‐ごんげん【熊野三所権現】
熊野三社の主祭神として祭られる、本宮の家都御子神(けつみこのかみ)、新宮の熊野速玉(はやたま)神、那智の熊野夫須美...
くまの‐し【熊野市】
⇒熊野
くまのしきいし【熊の敷石】
堀江敏幸の短編小説。平成12年(2000)発表。同年、第124回芥川賞受賞。
くまのしらはまリゾート‐くうこう【熊野白浜リゾート空港】
南紀白浜空港の愛称。
くまの‐しんこう【熊野信仰】
熊野三社を中心とする信仰。
くまの‐たいしゃ【熊野大社】
島根県松江市にある神社。祭神は神祖熊野大神櫛御気野命(かむろきくまののおおかみくしみけぬのみこと)(素戔嗚尊(すさ...
くまの‐でんざぶろう【熊野伝三郎】
江戸後期の大道商人。熊皮の袖無しを着て、熊の脂から作ったという膏薬を売った。生没年未詳。
くまの‐どうじゃ【熊野道者】
熊野に参詣(さんけい)する巡礼者。
くまの‐なだ【熊野灘】
和歌山県の潮岬(しおのみさき)から三重県の大王崎(だいおうざき)に至る海域。航海の難所といわれた。好漁場。吉野熊野...
くまのなち‐たいしゃ【熊野那智大社】
和歌山県東牟婁(ひがしむろ)郡那智勝浦町にある神社。主祭神は熊野夫須美神(くまのふすみのかみ)。那智の滝を中心とし...
くまのにます‐じんじゃ【熊野坐神社】
⇒熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)
くまのはやたま‐たいしゃ【熊野速玉大社】
和歌山県新宮市にある神社。旧官幣大社。主祭神は熊野速玉神。熊野三社の一。平成16年(2004)「紀伊山地の霊場と参...
くまの‐びくに【熊野比丘尼】
中世から近世にかけ、地獄極楽の絵解きをしながら、熊野三所権現勧進のため諸国を歩いた尼僧。小歌や俚謡(りよう)をうた...
くまのプーさん【クマのプーさん】
《原題Winnie-the-Pooh》英国の童話作家ミルンによる童話集。1926年刊。著者の息子をモデルとした少年...
くまのほんぐう‐たいしゃ【熊野本宮大社】
和歌山県田辺市本宮町本宮にある神社。旧官幣大社。主祭神は家都御子神(けつみこのかみ)。中世、熊野大権現と称し、修験...
くまの‐まがいぶつ【熊野磨崖仏】
大分県北東部、国東(くにさき)半島南部の豊後高田(ぶんごたかだ)市にある岩壁に刻まれた石仏群。田原(たわら)山(標...
くまの‐まんだら【熊野曼荼羅】
熊野三山を描いた垂迹(すいじゃく)画の一種。熊野三所権現に対する信仰から生まれたもの。
くま‐の‐み【熊の実】
スズメダイ科クマノミ属の海水魚。全長約15センチ。体は楕円形で側扁し、暗褐色で青白色の横帯がある。本州中部以南の岩...
くまの‐みずき【熊野水木】
ミズキ科の落葉高木。葉は対生し、卵状長楕円形で裏側は白色を帯びる。6、7月ごろに白色の小花を密集してつけ、果実は黒...
くまの‐もうで【熊野詣で】
熊野三社に参詣すること。熊野参詣。
くまの‐やまぶし【熊野山伏】
熊野三社を根拠地として修行する山伏。
くまのゆ‐おんせん【熊ノ湯温泉】
長野県の志賀高原にある温泉。泉質は硫黄泉。熊がこの湯で傷を治したという伝説がある。
くま‐たな【熊棚】
ツキノワグマが樹上で木の実を食べたあと、折れた小枝が残されて鳥の巣のような形になったもの。くまだな。くまのたな。