くろ【畔/畦/壠】
1 土を盛り上げた田畑の境。あぜ。 2 小高くなった所。
くろ【黒】
1 色の名。墨・木炭のような色。黒色。「—のセーター」 2 黒い碁石。また、それを持つほう。先手。「—が三目の勝ち...
くろ‐あえ【黒和え/黒韲え】
1 いってすりつぶした黒ごまであえること。また、その料理。 2 イカを、その墨であえたもの。黒作り。
くろ‐あげは【黒揚羽蝶】
アゲハチョウ科の昆虫。黒色で大形。後ろ翅(ばね)の突起は幅広く短い。幼虫の食草はミカン・カラタチ・サンショウなど。...
くろ‐あざ【黒痣】
1 皮膚に生じた黒または褐色の斑紋。メラニン色素を含む細胞が増殖したもので、小形のものはほくろと呼ぶ。色素性母斑。...
くろあし‐ねこ【黒足猫】
ネコ科の哺乳類。体長約40センチメートルと小形。体は黄褐色で黒斑があり、足の裏が黒い。アフリカ南部の乾燥地帯に生息。
くろ‐あずき【黒小豆】
アズキの栽培品種。実は小さくて黒い。
クロアゼット‐どおり【クロアゼット通り】
《Boulevard de la Croisette》フランス南東部、アルプ‐マリチーム県の観光保養都市、カンヌの...
クロアチア
ヨーロッパ中部の国。正称、クロアチア共和国。北はハンガリーとスロベニアに接し、西はアドリア海に面する。首都ザグレブ...
くろ‐あぶら【黒油】
白髪(しらが)染めに用いた黒色の鬢付(びんつ)け油。「いればをおはぐろでごまかし、—でしらがをかくす」〈魯文・安愚楽鍋〉
くろ‐あり【黒蟻】
黒色のアリの俗称。クロオオアリ・クロヤマアリなど。《季 夏》
くろい【黒井】
姓氏の一。 [補説]「黒井」姓の人物黒井健(くろいけん)黒井千次(くろいせんじ)
くろ・い【黒い】
[形][文]くろ・し[ク] 1 墨のような色をしている。「—・い色の服」 2 黒みがかっている。黒に近い色である。...
くろいあめ【黒い雨】
井伏鱒二(いぶせますじ)の小説。昭和40〜41年(1965〜1966)発表。広島の原爆を扱った記録的作品。黒い雨に...
くろい‐あめ【黒い雨】
核兵器、原子炉事故等による核爆発で生じた放射性物質と、高熱で瞬時に燃焼した家屋、樹木の煤(すす)などが強い上昇気流...
くろいいえ【黒い家】
貴志祐介の小説。平成9年(1997)、第4回日本ホラー小説大賞を受賞し、同年に刊行。保険金殺人をテーマとするサスペ...
くろいうみへのほうもんしゃ【黒い海への訪問者】
丸山健二の長編小説。昭和47年(1972)刊行。
くろいかげ【黒い影】
阿部知二の長編小説。昭和24年(1949)刊行。ハンセン病を扱った作品。
くろい‐きり【黒い霧】
背後に不正や犯罪などが隠されていることのたとえ。松本清張の著作「日本の黒い霧」に由来する語で、政財界の不正な行為をいう。
くろい‐けん【黒井健】
[1947〜 ]絵本作家・イラストレーター。新潟の生まれ。本名、健(たけし)。絵本編集者を経てイラストレーターに転...
くろ‐いし【黒石】
1 黒い色の石。 2 黒の碁石。
くろいし【黒石】
青森県中部の市。もと津軽支藩の陣屋町。米とリンゴの産地。浅瀬石川沿いに黒石温泉郷がある。人口3.6万(2010)。
くろいし‐し【黒石市】
⇒黒石
くろいしんりん【黒い森林】
井上光晴の小説。昭和41年(1966)1〜12月にかけて雑誌「展望」に連載、昭和43年(1968)刊行。スターリン...
くろいせいぼ‐の‐いえ【黒い聖母の家】
《Dům U Černé Matky Boží 》チェコ共和国の首都プラハの中心部、旧市街にあるキュビスム様式の建...
くろい‐せんじ【黒井千次】
[1932〜 ]小説家。東京の生まれ。本名、長部舜二郎(おさべしゅんじろう)。「内向の世代」の作家の一人。富士重工...
くろいそ【黒磯】
栃木県北東部にあった市。那須温泉郷の入り口。平成17年(2005)に西那須野町、塩原町と合併して那須塩原市となる。...
くろいそ‐し【黒磯市】
⇒黒磯
クロイソス
[?〜前546]リディア王国最後の王。在位、前560ころ〜前546。小アジアのギリシャ人を征服し、巨万の富を築いた...
くろいたいよう【黒い太陽】
《Black Sun》イサム=ノグチによる彫刻作品。1969年制作。米国シアトルのキャピトルヒルにあるシアトルアジ...
くろいた‐かつみ【黒板勝美】
[1874〜1946]歴史学者。長崎の生まれ。号、虚心。東大教授。「国史大系」の校訂に従事。日本古文書学の確立者。...
くろいたびじ【黒い旅路】
寺内大吉の短編小説。昭和31年(1956)、第8回オール新人杯(現オール読物新人賞)を受賞。昭和36年(1961)...
くろい‐ダイヤモンド【黒いダイヤモンド】
石炭の別称。石油がエネルギーの主流になる以前、石炭が経済にとって非常に重要な資源だったことから。
クロイツァー
[1884〜1953]ロシア生まれのピアノ奏者。1909年、ドイツへ移って活躍。のち日本に定住、東京音楽学校教授と...
クロイツェル‐ソナタ
《原題、(ドイツ)Kreutzer Sonate》ベートーベン作曲のバイオリンソナタ第9番、イ長調、作品47。18...
クロイツェンシュタイン‐じょう【クロイツェンシュタイン城】
《Burg Kreuzenstein》オーストリア北東部、ニーダーエスターライヒ州の町レオベンドルフにある城。12...
クロイツ‐ぐん【クロイツ群】
近日点が太陽に極めて近い、類似した軌道をもつ彗星の一群。太陽の近くをかすめるように通過するサングレーザーに含まれる...
クロイツフェルト‐ヤコブ‐びょう【クロイツフェルトヤコブ病】
主に40歳代から発症し、大脳などの神経細胞に病変が起こって、認知症・人格変化・錯乱・運動失調などの症状を呈する病気...
クロイツボーデン
スイス南西部、バレー州、ワリスアルプス山中、サース谷の町、サースグルントの近くにある展望地。人造貯水湖のクロイツボ...
くろいてぶくろ【黒い手袋】
東郷青児による油絵。昭和8年(1933)の作品。濃い青を背景に、黒い手袋を片方だけ外して立つ女性の像。損保ジャパン...
くろいてんし【黒い天使】
三好徹の短編小説、および同作を表題作とする連作短編小説集。「天使」シリーズの一つ。小説集は昭和47年(1972)刊行。
くろ‐いと【黒糸】
1 黒い色の糸。 2 「黒糸威(おどし)」の略。
くろいと‐おどし【黒糸威】
鎧(よろい)の威の一。黒糸でつづり合わせたもの。
クロイドン
英国の首都ロンドンの南部にある行政区。アウターロンドンを構成するロンドン特別区の一つ。
くろいわ【黒岩】
姓氏の一。 [補説]「黒岩」姓の人物黒岩重吾(くろいわじゅうご)黒岩涙香(くろいわるいこう)
くろいわ‐じゅうご【黒岩重吾】
[1924〜2003]小説家。大阪の生まれ。社会派の推理小説の第一人者として活躍し、後年は日本古代史を題材とした歴...
くろいわ‐るいこう【黒岩涙香】
[1862〜1920]ジャーナリスト・翻訳家。高知の生まれ。名は周六。「万朝報(よろずちょうほう)」を創刊、主筆。...
く‐ろう【苦労】
[名](スル) 1 精神的、肉体的に力を尽くし、苦しい思いをすること。「—が絶えない」「—を共にする」「—の種」「...
くろ‐うしのした【黒牛の舌】
ウシノシタ科の海水魚。全長約40センチ。体は長楕円形で、扁平。北海道南部以南、南シナ海に分布。底引き網で漁獲され、...
くろう‐しょう【苦労性】
[名・形動]小さいことまで気にかけて心配する性質。また、そのさま。「見掛けによらず—な男」