くろ‐うすご【黒臼子】
ツツジ科の落葉小低木。高山や北地に生え、高さ約50センチ。葉は楕円形。初夏、壺状の白い花をつける。実は球形で一部が...
くろ‐うたどり【黒歌鳥】
ヒタキ科ツグミ属の鳥。クロツグミと同属。全長約25センチ。雄は全身黒色で、鳴き声が美しい。雌は茶色。ヨーロッパから...
くろ‐うと【玄人】
1 技芸などに熟達した人。ある一つの事を職業、専門としている人。専門家。くろと。「—と思わせる包丁さばき」⇔素人(...
くろうと‐うけ【玄人受け】
商品や作品、また政策などが専門家や造詣の深いファンに評価されること。また、その度合い。一般からの人気はなくとも、味...
くろうと‐すじ【玄人筋】
専門家とされる人々。特に、取引所で相場を専門の職業とする人々。
くろうと‐はだし【玄人跣】
《玄人もはだしで逃げだすほどである意》素人が技芸や学問などに専門家が驚くほどすぐれていること。「—の腕前」
くろうど【蔵人】
《「くらひと」の音変化》 1 蔵人所(くろうどどころ)の職員。もと皇室の文書や道具類を管理する役であったが、蔵人所...
くろうど‐どころ【蔵人所】
平安初期に設置された令外(りょうげ)の官。天皇と天皇家に関する私的な要件の処理や宮中の物資の調達や警備などをつかさ...
くろうどどころ‐の‐べっとう【蔵人所別当】
蔵人所の長官。殿上人(てんじょうびと)および蔵人所の職員を統轄した。殿上別当。蔵人の別当。
くろうど‐の‐ごい【蔵人の五位】
六位の蔵人が6年の任期が満ちて五位に叙せられ、欠員がなくて殿上を下った者。
くろうど‐の‐とう【蔵人頭】
別当の次に位する蔵人所の官職。定員2名で、一人は弁官から、一人は近衛府の官人から採用され、頭弁(とうのべん)、頭中...
くろうど‐まち【蔵人町】
蔵人の詰め所。校書殿(きょうしょでん)の西、後涼殿(こうろうでん)の南にあった。蔵人所町屋。
くろう‐にん【苦労人】
苦労を経験して、世の中の事や人情に通じている人。
クロウフット‐ひょうが【クロウフット氷河】
《Crowfoot Glacier》カナダ、アルバータ州南西部にある氷河。バンフ国立公園内、標高3000メートル級...
くろうまものがたり【黒馬物語】
《原題Black Beauty》シューエルの児童文学作品。1877年発表。美しい黒馬が、波乱万丈のすえ心優しい飼い...
くろ‐うめもどき【黒梅擬】
クロウメモドキ科の落葉低木。山地に自生。枝の先はとげになり、葉は卵形で先がとがる。雌雄異株で、夏、淡黄色の小花が集...
クローリング
サーチボットがウェブページの情報を自動的に巡回して収集すること。
くろ‐うるし【黒漆】
黒色の漆。古くは透き漆に油煙などをまぜてつくったが、現代では鉄分や鉄の化合物を用いてつくる。
くろ‐うんも【黒雲母】
雲母の一。カリウム・鉄・マグネシウム・アルミニウムなどを含む珪酸塩(けいさんえん)鉱物。黒・暗褐・暗緑色などで、六...
くろえ【黒江】
和歌山県海南市北西部の地名。
くろえ‐ぬり【黒江塗】
和歌山県海南市の黒江から産する漆器の総称。寛永年間(1624〜1644)に始まり、現在は家具・調度や蒔絵(まきえ)...
くろ‐おおあり【黒大蟻】
アリ科の昆虫。全体に黒色で光沢があり、体長約1センチ。土中に巣を作る。初夏、羽アリが巣から結婚飛行に飛び出し、空中...
くろ‐おび【黒帯】
柔道・空手などで、有段者が締める黒色の帯。また、その帯を締めている者。
くろ‐かげ【黒鹿毛】
馬の毛色の名。黒みを帯びた鹿毛。
くろ‐かじき【黒梶木/黒旗魚】
マカジキ科の海水魚。体長約4メートル、体重500キロに達する。体は側扁し、濃い黒紫青色の地にコバルト色の横帯が十数...
くろ‐かなぶん【黒金蚉】
コガネムシ科の昆虫。体長約2.5センチ、真っ黒でつやがある。夏、成虫は樹液に集まる。本州や九州に普通にみられる。
くろ‐かび【黒黴】
1 コウジカビで胞子の黒いもの。クロコウジカビのこと。 2 クラドスポリウムの俗称。《季 夏》
くろ‐かみ【黒髪】
黒くてつやのある髪。髪の美称。「緑の—」 [補説]作品名別項。→黒髪
くろかみ【黒髪】
長唄・地歌の曲名。初世桜田治助作詞、初世杵屋佐吉(きねやさきち)(地歌としては湖出(こいで)市十郎)作曲。天明4年...
くろ‐かみきり【黒天牛】
カミキリムシ科の昆虫。体は黒色で触角や脚は短い。夏、灯火に集まる。幼虫は松・杉・ヒノキなどの材部を食害する。
くろかみ‐の【黒髪の】
[枕]髪は長く、乱れやすく、解けやすいところから、「長し」「乱れ」「別れ」にかかる。「長からむ心も知らず—乱れて今...
くろかみ‐やま【黒髪山】
栃木県日光市にある男体(なんたい)山の別称とも、奈良市北端の佐保山に続く丘陵地などともいう。[歌枕] 佐賀県西南部...
くろかわ【黒川】
姓氏の一。 [補説]「黒川」姓の人物黒川紀章(くろかわきしょう)黒川利雄(くろかわとしお)黒川春村(くろかわはるむ...
くろ‐かわ【黒革/黒皮】
1 黒色に染めた革。 2 藍で濃く染めた革。 3 (黒皮)マツバハリタケ科のキノコ。秋、松林に生える。傘は直径5〜...
くろかわ‐おどし【黒革威】
鎧(よろい)の威の一。藍で濃く染めた黒革で威したもの。
くろかわ‐きしょう【黒川紀章】
[1934〜2007]建築家。愛知の生まれ。丹下健三に師事。槙文彦らとメタボリズム運動を展開。建築だけでなく都市計...
くろかわ‐としお【黒川利雄】
[1897〜1988]医学者。北海道の生まれ。東北大学学長。癌(がん)研究会付属病院長。胃癌の早期発見に力をつくし...
くろかわ‐のう【黒川能】
山形県鶴岡市黒川に伝わる能。現在の五流の能にはない伝承を残し、2月1、2日の同所春日神社の王祇祭(おうぎさい)など...
くろかわ‐はるむら【黒川春村】
[1799〜1867]江戸後期の国学者。江戸の人。通称次郎左衛門。号、薄斎。初め狂歌を学び、のち国学に入り、考証に...
くろかわ‐ひろゆき【黒川博行】
[1949〜 ]小説家。愛媛の生まれ。高校美術教師などを経て「二度のお別れ」でデビュー。綿密な取材にもとづくリアル...
くろかわ‐まより【黒川真頼】
[1829〜1906]幕末・明治時代の国学者。上野(こうずけ)の人。本姓は金子。号、荻斎(てきさい)。黒川春村の門...
クロ‐カン
「クロスカントリー」の略。
クロカン‐よんダブリューディー【クロカン4WD】
《クロカンは「クロスカントリー」の略。4WDは、four-wheel driveの略》舗装路面だけでなく不整地も走...
クロカンブッシュ
《「口の中でぱりぱりと砕ける」の意》フランスの伝統的な祝い菓子の一。小型のシュークリームにカラメルをからめ、円錐(...
くろ‐がい【黒柿】
「くろがき」の音変化。「蘇芳(すはう)、—、唐桃(からもも)などいふ木どもを」〈宇津保・吹上上〉
くろ‐がき【黒柿】
カキノキ科の常緑高木。台湾・フィリピンなどに分布。心材は暗紫色で堅く、黒檀(こくたん)同様に建築・工芸用に珍重され...
くろ‐がし【黒樫/黒橿】
樹皮が黒いカシの総称。イチイガシ・アラカシ・ツクバネガシなど。
くろ‐がしら【黒頭】
能で、黒毛の頭(かしら)。鬼畜、男の怨霊(おんりょう)などに用いる。狂言でも牛・馬・犬・幽霊などに使う。→赤頭(あ...
くろ‐がね【鉄】
《黒い金属の意》鉄のこと。→あかがね →こがね →しろがね
くろがね‐とり【鉄取り】
鉄鉱を採掘する人。「—六十人が長(をさ)なりける者」〈宇治拾遺・四〉