ぐん【軍】
[音]グン(慣) [訓]いくさ [学習漢字]4年 1 兵士の集団。戦うための組織。「軍医・軍人・軍隊・軍部/援軍・...
ぐん【郡】
[音]グン(呉) [訓]こおり [学習漢字]4年 1 行政区画の一。「郡下・郡司(ぐんじ)・郡部」 2 古代中国で...
ぐん【群】
[音]グン(呉) [訓]むれる むれ むら [学習漢字]4年 〈グン〉 1 多くのものが集まる。多くの。「群居・群...
ぐん【軍】
1 軍隊。「—を率いる」 2 陸軍・海軍・空軍の総称。 3 数個軍団または師団によって構成される軍隊の編制単位。「...
ぐん【郡】
1 都道府県の区・市以外の町村を包括する区画。明治11年(1878)府県の下の行政区画とされ、同23年の郡制によっ...
ぐん【群】
1 群がること。集団。「—をなす」 2 抽象代数学で、集合Gの元a, b, cの間に一つの演算方法*が規定されてい...
ぐん‐い【軍衣】
軍服。
ぐん‐い【軍医】
軍隊で、医務に従事する武官。軍医官。
ぐん‐えい【軍営】
軍隊の駐屯地。兵営。陣営。
ぐん‐えい【群泳】
[名](スル)魚などが、群れをなして泳ぐこと。また、その群れ。「—するイルカ」
ぐん‐えき【軍役】
1 軍隊で、軍人として務めること。「—につく」 2 戦争、戦役のこと。ぐんやく。 3 戦国時代以後、武士が主君に対...
ぐん‐おう【郡王】
中国の封爵の名称。清朝では親王の次位にある封号。
ぐん‐か【軍靴】
軍隊用の靴。特に、兵隊の履く編み上げ靴。「—の響き」
ぐん‐か【軍歌】
軍隊の士気を高めるための歌。また、愛国心・軍隊生活などをうたった歌。
ぐん‐かく【軍拡】
「軍備拡張」の略。⇔軍縮。
ぐん‐かく【群鶴】
群れをなしている鶴。
ぐん‐かん【軍監】
1 軍事の監督をする役職。また、その人。 2 ⇒ぐんげん(軍監)1
ぐん‐かん【軍艦】
1 海軍の艦艇で、戦闘力をもつものの総称。 2 艦艇の種類の一。旧日本海軍では戦艦・巡洋艦・航空母艦・潜水母艦・水...
ぐんかん‐き【軍艦旗】
軍艦の艦尾に国籍、および軍艦であることを示すために掲揚する旗。
ぐんかん‐じま【軍艦島】
《島の形が軍艦に似るところから》 1 長崎県長崎市にある端島の通称。 2 石川県珠洲(すず)市にある見附島の通称。
ぐんかん‐そうれんじょ【軍艦操練所】
江戸幕府が安政6年(1859)に江戸築地の講武所内に設置した洋式軍艦の教練所。
ぐんかん‐どり【軍艦鳥】
カツオドリ目グンカンドリ科の鳥の総称。5種が熱帯の海に分布。オオグンカンドリは全長99センチくらい、コグンカンドリ...
ぐんかん‐ぶ【軍艦部】
フィルム式カメラなどで、シャッターボタンや各種設定ダイヤルが設けられた上部カバーの部分。戦艦の甲板に見立てたもの。軍艦。
ぐんかん‐ぶぎょう【軍艦奉行】
江戸幕府の職名。軍艦の建造、操艦術、教練などをつかさどった。安政6年(1859)設置。
ぐんかん‐まき【軍艦巻(き)】
(形が似ているところから)握った寿司飯の側面を大きめの海苔で巻き、飯の上にウニ・イクラなどをのせたすし。軍艦。
ぐんかんまり【軍艦茉莉】
安西冬衛の第1詩集。昭和4年(1929)発表。
ぐんかんマーチ【軍艦マーチ】
行進曲名。鳥山啓(とりやまひらく)作詞、瀬戸口藤吉作曲の「軍艦」を、明治33年(1900)瀬戸口が自ら行進曲に編曲...
ぐんかん‐ラシャ【軍艦ラシャ】
厚地で目が詰まっている毛織物。保温力に富むので外套(がいとう)・制服などに用いられた。
ぐん‐が【郡衙】
律令制下の郡の役所。→国衙(こくが)
ぐん‐がく【軍学】
用兵・戦術など兵法を研究する学問。兵学。
ぐん‐がく【軍楽】
軍隊で、士気を奮いたたせるためや式典などで奏される音楽。管楽器に打楽器を加えた編成のものが多い。
ぐんがく‐きょうどう【軍学共同】
大学などの研究機関が、軍などと共同研究をしたり資金提供を受けたりすること。
ぐんがく‐しゃ【軍学者】
軍学を研究し、それによく通じている人。兵法者。軍者。
ぐんがく‐たい【軍楽隊】
軍隊に所属し、軍楽を演奏する楽隊。
ぐん‐き【軍紀/軍規】
軍隊で守らなければならない風紀や規律。軍律。「—を乱す」
ぐん‐き【軍記】
1 戦争を題材として記述した書物。戦記。軍書。 2 「軍記物」「軍記物語」の略。
ぐん‐き【軍旗】
1 戦場で、主将の所在を示す旗。 2 軍隊の表章とする旗。旧日本陸軍では歩兵・騎兵の連隊ごとに天皇から賜ったもの。...
ぐん‐き【軍毅】
律令制で、国司のもとで軍団を統率した将。大毅・少毅に分かれていた。
ぐん‐き【軍機】
軍事上の機密。「—を漏らす」
ぐん‐き【群起】
[名](スル) 1 多くの人々が一時に事を起こすこと。「武人地方に—し、封建の元素を形成するに及んで」〈田口・日本...
ぐんき‐さい【軍旗祭】
旧日本陸軍の歩兵と騎兵の各連隊で、軍旗を下賜された記念日に行った祭典。
ぐんき‐しょ【軍機処】
中国、清朝の軍事・行政上の最高機関。1729年、軍機をつかさどるために設けられ、のちには一般政治をも統轄した。19...
ぐんきはためくもとに【軍旗はためく下に】
結城昌治の小説。軍事刑法の罪状を章題にし、戦争の非情を描く。昭和44年(1969)より発表。昭和45年(1970)...
ぐんきほご‐ほう【軍機保護法】
軍事上の秘密を保護することを目的とした法律。明治32年(1899)に制定され、昭和20年(1945)廃止。
ぐんき‐もの【軍記物】
1 江戸時代に出た小説の一種。戦争・合戦を題材に、事実と空想をまじえて書いたもの。絵本太閤記など。 2 ⇒軍記物語
ぐんき‐ものがたり【軍記物語】
中世文学で、戦争・合戦を主題として時代の展開を描いた叙事的物語。保元物語・平治物語・平家物語・太平記など。広義には...
ぐんきものがたりけんきゅう【軍記物語研究】
国文学者、五十嵐力の著作。昭和6年(1931)に刊行。早稲田大学出版部「文学講義」に連載された論文「軍記物語研究」...
ぐん‐きょ【群居】
[名](スル)群れをなしていること。また、群がり住むこと。「ウミウが—する島」
ぐんき‐よみ【軍記読み】
江戸時代、軍記物を講釈すること。また、その人。軍書読み。軍談師。軍談読み。
ぐん‐ぎ【軍議】
軍事に関する評議。「—を凝(こ)らす」