けた【方】
[名・形動ナリ]《「けだ」とも》四角な形。方形。また、かどばったさま。「—なる形に作りたる円柱の廊」〈鴎外訳・即興詩人〉
けた【桁】
1 家などで、柱の上に横に渡して垂木(たるき)を受ける材。梁(はり)と打ち違いになる。 2 橋で、柱脚上の長手方向...
け‐た【化他】
1 仏語。他人を教化すること。 2 浄瑠璃を語り、長唄をうたったりした門付け。「夜もろくろくに、—には一はなだち」...
けた‐あふれ【桁溢れ】
⇒オーバーフロー
けた‐あみ【桁網】
引き網の一。鉄や木の枠につめを付けたものを袋網の口に付け、船で引いて海底の砂泥を掘り起こし、貝やエビ・シャコなどを捕る。
け‐たい【仮諦】
仏語。天台宗で説く三諦(さんだい)の一。すべてのものは実体がなく、因縁によって仮に生じて存在しているということ。
け‐たい【卦体】
[名]易の算木(さんぎ)に現れた卦の形。占いの結果。転じて、縁起。 [形動][文][ナリ] 1 《「きたい(希代)...
け‐たい【懈怠】
1 《近世ごろまでは「けだい」》なまけること。おこたること。怠惰。「—の心が生じる」 2 仏語。善行を修めるのに積...
卦体(けたい)が悪(わる)・い
縁起が悪い。いまいましい。腹立たしい。「けたいの悪い、ねじねじした厭な壮佼(わかいもの)で」〈鏡花・高野聖〉
けたい‐くそ【卦体糞】
《「卦体」を強めていう語》いまいましいこと。けたくそ。けったくそ。「いっそ—で売らずに帰りて」〈胆大小心録〉
けた‐えん【桁縁】
縁側のふち。縁側。
け‐たお・す【蹴倒す】
[動サ五(四)] 1 足でけって倒す。「椅子(いす)を—・す」 2 負債を返さないで済ませる。ふみたおす。「借金を...
けた‐おち【桁落ち】
コンピューターで浮動小数点演算を行う際、絶対値がほぼ等しい数値同士を減算(符号が異なる場合は加算)した時に、有効桁...
け‐だか・い【気高い】
[形][文]けだか・し[ク]《古くは「けたかし」》 1 すぐれて上品に見える。気品がある。「—・い雰囲気」「—・い...
けた‐かくし【桁隠し】
屋根の妻側の桁を隠す、降(くだ)り懸魚(げぎょ)のこと。
桁(けた)が違(ちが)・う
格段の差がある。「同じ広いといってもこの家の広さは—・う」
桁(けた)がはず・れる
普通の尺度では計れない。標準をはるかに超えている。「—・れた大人物」
けた‐がまえ【桁構え】
橋の桁などの構造。
け‐たぐり【蹴手繰り】
相撲のきまり手の一。相手と当たる瞬間に体(たい)を開き、内から外に相手の足を払うと同時に、肩をはたくか手を手繰って...
けた‐けた
[副]甲高い声で軽薄にとめどなく笑うさま。「おかしそうに—(と)笑う」
けた‐じんじゃ【気多神社】
石川県羽咋(はくい)市にある神社。旧国幣大社。祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)。気多大神宮。能登国一の宮。
けたたまし・い
[形][文]けたたま・し[シク] 1 突然、人を驚かすような高い音や声がするさま。「—・いサイレンの音」「—・い叫...
けた‐ちがい【桁違い】
[名・形動] 1 そろばんの桁を違えること。数の位取りを間違えること。 2 価値や規模などが、他と比較にならないこ...
け‐た・てる【蹴立てる】
[動タ下一][文]けた・つ[タ下二] 1 けったり、勢いよく進んだりしてあとに土ぼこりや波を立たせる。「土煙を—・...
けた‐はずれ【桁外れ】
[名・形動]価値や規模などが、他からかけ離れていること。また、そのさま。けたちがい。「—な(の)要求」
けた‐ばし【桁橋】
荷重を桁で受け、それを橋台・橋脚で支える構造の橋。こうきょう。
けたべつ‐コード【桁別コード】
ある対象をコード化する際、各桁に特定の分類を割り当てたもの。国名・会社名・銘柄などを意味する数字を割り当てて組み合...
ケタミン
全身麻酔薬の一つ。1962年、米国の製薬会社パーク‐デービスが開発。日本では、昭和45年(1970)から人用の医薬...
けた‐ゆき【桁行】
建物の桁の長さ。すなわち、一棟(ひとむね)の家の長さ。→梁行(はりゆき)
ケタラール
解離性麻酔薬「ケタミン」の商品名。