げんぱつ‐せい【原発性】
その部位で最初に発症すること。発病原因がその臓器にあること。「—肝がん」
げんぱつせい‐かんがん【原発性肝癌】
肝臓から発生する癌。原発性肝癌の約90パーセントは肝細胞癌で、胆管細胞癌が約5パーセントを占める。他に、肝細胞芽腫...
げんぱつせい‐がん【原発性癌】
最初にできた癌(がん)。原発癌。→続発性癌
げんぱつせい‐はいこうけつあつしょう【原発性肺高血圧症】
心臓から肺に血液を送る肺動脈の血圧が高くなることで、心臓と肺の機能に障害を引き起こす病気。原因は不明。比較的若い人...
げんぱつせい‐ふにんしょう【原発性不妊症】
不妊症のうち、一度も妊娠したことがない状態のもの。原因には、女性側の排卵障害・卵管の通過障害・子宮の異常など、男性...
げんぱつせい‐むげっけい【原発性無月経】
18歳を過ぎても月経が始まらないものをいう。原因として、ターナー症候群などによる卵巣の異常、また子宮や膣の先天的な...
げんぱつせい‐めんえきふぜんしょうこうぐん【原発性免疫不全症候群】
免疫グロブリンの産生能力やリンパ球の機能が生まれつき弱いために起こる免疫不全症候群。先天性免疫不全症候群。
げんぱつ‐そう【原発巣】
癌(がん)が最初に発生した場所にある病巣。
げんぱつひなんしゃ‐とくれいほう【原発避難者特例法】
《「東日本大震災における原子力発電所の事故による災害に対処するための避難住民に係る事務処理の特例及び住所移転者に係...
げんぱつ‐むげっけい【原発無月経】
⇒原発性無月経
げんぱつりっち‐じちたい【原発立地自治体】
原子力発電所などの原子力施設がある都道府県市町村。
げん‐ぱん【元版】
中国の元代に刊行された書物。宋版の復刻本が多い。
げん‐ぱん【原板】
写真で、焼き付け・引き伸ばしなどに使う現像した乾板やフィルム。ネガ。
げん‐ぱん【原版】
1 最初に組み上げる版。活字印刷で、鉛版や紙型のもとになる組み版をいう。 2 複製・翻刻などの、もとになる版。
げんぱん‐ずり【原版刷(り)】
印刷部数の少ないとき、組み版のままで印刷すること。また、その印刷物。
げん‐びき【現引】
信用取引や先物取引で、買い方が転売しないで現物を引き取ること。
げんび‐けい【厳美渓】
岩手県南部、一関市西部の磐井(いわい)川上流にある渓谷。長さ約2キロメートル。川の浸食作用により生じた巨岩・奇岩・...
げんび‐るい【原尾類】
昆虫、カマアシムシの旧称。
げん‐びん【減便】
[名](スル)船・航空機などの定期便の運航回数を減らすこと。⇔増便。
げん‐ぴ【元妃】
天子・君主の正妻。皇后。正妃。
げん‐ぴ【原皮】
なめしなどの加工をしてない皮。
げん‐ぴ【原肥】
⇒基肥(もとごえ)
げん‐ぴ【厳秘】
絶対に外部に漏らしてはならない秘密。極秘。「この件は—に付する」
げん‐ぴつ【減筆】
絵画、特に水墨画の描法の一。筆数を極度に省略し、そのものの本質を表現しようとするもの。南宋の梁楷(りょうかい)の作...
げん‐ぴょう【原票】
手形・小切手・証書などの、控えとして手元に残しておく伝票。
げん‐ぴん【原品】
複製や模造品のもとになる品物。
げん‐ぴん【現品】
実際の品物。今、実際にある品物。現物。「—と引き換えに代金を払う」「—限り」
げんぴん‐やき【元贇焼】
明からの帰化人陳元贇(ちんげんぴん)が寛永(1624〜1644)のころに名古屋で焼いた陶器。瀬戸産の陶土を用いた素...
げん‐ふうけい【原風景】
原体験におけるイメージで、風景のかたちをとっているもの。
げん‐ふく【厳復】
[1853〜1921]中国、清末の啓蒙思想家。侯官(福建省)の人。字(あざな)は又陵(ゆうりょう)、のち幾道(きど...
げん‐ふくえい【阮福映】
[1762〜1820]ベトナム、阮朝(げんちょう)の初代皇帝。在位1806〜1820。廟号(びょうごう)は世祖。年...
げん‐ぶ【玄武】
四神(しじん)の一。天の北方の守護神で、カメの甲に蛇が巻きついた形に表す。げんむ。
げん‐ぶ【減歩】
区画整理などで換地処分が行われた際に、処分後の土地面積が従前よりも減ること。
げんぶ‐がん【玄武岩】
火山岩の一。暗灰色または黒色の緻密(ちみつ)な岩石で、斑晶は斜長石・橄欖(かんらん)石・輝石など。柱状節理をもつも...
げんぶがんしつ‐はり【玄武岩質玻璃】
⇒タキライト
げんぶがんしつ‐マグマ【玄武岩質マグマ】
玄武岩の組成をもつマグマ。すべての火成岩の本源マグマと考えられ、地下100〜200キロ付近で、岩石の部分溶融によっ...
げんぶ‐き【玄武旗】
四神旗(しじんき)の一。玄武を描いた旗。げんむき。
げん‐ぷく【元服】
[名](スル)《「げんぶく」とも》 1 奈良時代以降、男子が成人になったことを示す儀式。ふつう、11〜16歳の間に...
げんぷく‐おとり【元服劣り】
元服して髪を結い上げると、以前に比べて容姿が劣って見えること。あげおとり。「御—の、ことのほかにせさせ給ひにしをや...
げんぷく‐おや【元服親】
⇒烏帽子親(えぼしおや)
げんぷく‐な【元服名】
⇒烏帽子名(えぼしな)
げんぷく‐ぶぎょう【元服奉行】
鎌倉・室町時代、将軍の元服に関することをつかさどった職。また、その人。
げん‐ぶつ【元物】
法律でいう果実(収益物)を生み出すもとになるもの。牛乳を産出する乳牛、地代を生む土地など。
げん‐ぶつ【原物】
写真に写されたものなどに対して、もとのもの。「—のほうがきれいな色だ」
げん‐ぶつ【現物】
1 現にある品物。実際の品物。「—を見てから買う」 2 金銭に対して、品物。物品。「ボーナスは—で支給する」 3 ...
げんぶつ‐かぶしき【現物株式】
信用取引でなく、通常取引で売買される株式。株券電子化以前は実際の株券として入手することができた。現物株。
げんぶつ‐かわせ【現物為替】
⇒直物為替(じきものかわせ)
げんぶつ‐きゅうふ【現物給付】
社会保障給付の一。医療保険における療養給付、社会福祉の各種対人サービスなど、金銭以外の方法で提供されるもの。
げんぶつ‐きゅうよ【現物給与】
給与の一部または全部を通貨以外の物品で支給すること。
げんぶつ‐けいざい【現物経済】
⇒自然経済