こ・ぐ【扱ぐ】
[動ガ五(四)]《「こ(扱)く」の語尾が濁音化したものか》草木を根のついたままそっくり引き抜く。根こぎにする。「雑...
こ・ぐ【漕ぐ】
[動ガ五(四)] 1 櫓(ろ)や櫂(かい)を使って水をかき、舟を進める。「ボートを—・ぐ」 2 足や腰を曲げたり伸...
こ・ぐ【焦ぐ】
[動ガ下二]「こ(焦)げる」の文語形。
こ‐ぐい【小食い】
少ししか食べないこと。少食。また、少しずつ食べること。
こ‐ぐすり【粉薬】
「こなぐすり」に同じ。「薬局で、—の儘含嗽剤(がんそうざい)を受取って」〈漱石・門〉
こ‐くそ【蚕糞】
《「こぐそ」とも》カイコのふん。
こ‐ぐそく【小具足】
1 鎧(よろい)の付属具の称。籠手(こて)・臑当(すねあ)て・脇楯(わいだて)など。 2 鎧下の装束に1だけを着用...
こ‐ぐち【小口】
1 切った所。切断面。切り口。 2 書物の、背の部分を除いた三方の辺。上辺の天、下辺の地、背の反対側の前小口のこと...
こ‐ぐち【木口】
木材を横に切ったその切断面。また、木材の端。きぐち。
こ‐ぐち【虎口】
1 城郭や陣営などの最も要所にある出入り口。小口。「一人も助けてやらじものをと、—に立ってぞ待ちかけたる」〈謡・烏...
こぐち‐あつかい【小口扱い】
貨物輸送で、専用の車両を必要としない程度の少量の荷物の運送。
こぐち‐あり【木口蟻】
一方の木材の端を蟻差しとして、他方の木材に固定する仕口(しくち)。主に土台の隅に用いる。
こぐち‐がき【小口書(き)】
和装本の上または下の小口に、書名・巻数などを書きつけること。また、その書いたもの。
こぐち‐きんゆう【小口金融】
個人や中小零細企業を対象とする小口の融資事業。特に、消費者金融のこと。
こぐち‐ぎり【小口切り】
物の端を少し切ること。また、長い物を端から順々に切っていくこと。「大根を—にする」
こぐち‐づみ【小口積み】
煉瓦(れんが)や切り石などを積むとき、切り口が見えるように積むこと。
こぐち‐ばかま【小口袴】
裾にくくりひものついた袴。天皇が蹴鞠(けまり)のときなどに着用した。
こぐち‐ぼり【木口彫(り)】
木口を版面とした版木に彫刻すること。また、その木版。→板目(いため)彫り
こぐち‐もくはん【木口木版】
木口に彫刻した凹版。また、その印刷物。版木としてツゲなどを使う。濃淡や諧調が表現できる。西洋木版。→板目(いため)木版
小口(こぐち)を利(き)・く
利口ぶったことを言う。多少弁舌の才がある。「この商売屋の亭主とみえて、少し小口でも利かうといふ男」〈滑・膝栗毛・六〉
コグニサイズ
《(和)cognition (認知) +exercise (運動)から》頭と身体を同時に使う、認知症を予防する取り...
コグニティブ‐コンピューティング
人間のように経験を通じて学習し、情報処理をする能力を備えたコンピューターシステム。大量のデータから相関関係を見いだ...
コグニティブ‐むせん【コグニティブ無線】
《cognitive radio》無線通信で、複数の通信方式の中から混雑状況や通信品質などを考慮して最適な方式を選...
こぐふね‐の【漕ぐ舟の】
[連語]和歌で、漕ぐ舟の縁から、「浮く」「乗る」「帆」「音立つ」「寄す」などの語を導く序詞の一部となる。「思ふこと...
こ‐ぐま【小熊/子熊】
小さなクマ。また、クマの子。
こ‐ぐま【黒熊】
中国産のヤクの黒い尾。旗・槍・兜(かぶと)などの飾りとする。→赤熊(しゃぐま) →白熊(はぐま)
こぐま‐ざ【小熊座】
天の北極近くにある星座。小さなひしゃく形をつくり、α(アルファ)星は光度2.0等の北極星。一年じゅう見えるが、7月...
こ‐ぐみ【小組(み)】
1 小さく組むこと。また、小さく組んだもの。 2 新聞で、記事ごとに組んだ組み版。
こぐみ‐ごうてんじょう【小組み格天井】
格天井の格間(ごうま)に、さらに小さい格子組みを入れたもの。平安時代以後の建築に用いられた。組み天井。
こくら
[接尾]《古くは「こぐら」「ごくら」とも》動詞の連用形、まれに名詞などに付いて、競争する意を表す。くらべ。くら。「...
こ‐ぐら・い【小暗い】
[形][文]こぐら・し[ク]どことなく暗い。薄暗い。おぐらい。「—・い路地」
こ‐ぐら・い【木暗い】
[形][文]こぐら・し[ク]木が茂って、その下が暗い。「—・い山中の道」
こぐらか・る
[動ラ五(四)] 1 糸などがからまって解けなくなる。もつれる。こんがらかる。「桃か桜か—・った様な枝風(えだぶり...
こ‐ぐるま【小車】
1 小さい車。おぐるま。 2 「輦車(れんしゃ)」に同じ。
こ‐ぐれ【木暗/木暮れ】
木陰の暗い所。木暗がり。「照射(ともし)すと鹿にもあはぬもの故に—の下に夜をあかしつる」〈堀河百首〉
こぐれ‐りたろう【木暮理太郎】
[1873〜1944]登山家。群馬の生まれ。東京市史の編纂に携わるかたわら、登山の普及に貢献した。著「山の憶い出」など。
こ‐ぐん【孤軍】
援軍がなく、孤立した少人数の軍勢。
こぐん‐ふんとう【孤軍奮闘】
[名](スル)援軍もなく孤立した中でよく戦うこと。また、だれの援助も受けずに一人で努力すること。