こし【越/高志】
⇒越(こし)の国
こし【腰】
[名] 1 人体で、骨盤のある部分。脊椎が骨盤とつながっている部分で、上半身を屈曲・回転できるところ。腰部(ようぶ...
こし【層】
高い建物の階層の一つ一つ。しな。「朱雀門の上の—に」〈今昔・二四・一〉
こし【輿】
1 人を乗せる、屋形の下に2本の轅(ながえ)をつけた乗り物。轅を肩に担ぐ輦(れん)と、腰の辺りにささげ持つ手輿(た...
こ‐し【古史】
古い時代の歴史。古代史。
こ‐し【古址/故址】
1 昔あった建築物の土台石。 2 昔、建築物や都のあった場所。古跡。旧址。
こ‐し【古祠】
古くからあるほこら。
こ‐し【古詩】
1 古代の詩。 2 漢詩で、唐代に完成した絶句・律詩などの近体詩に対し、それ以前の、韻を踏むだけで平仄(ひょうそく...
こ‐し【虎子】
1 虎の子。虎児(こじ)。 2 便器。
こ‐し【虎視】
虎が獲物をねらうときのように、鋭い目つきで見まわすこと。転じて、じっと機会をうかがうこと。
こ‐し【故紙/古紙】
古い紙。不用の紙。反故(ほご)。
こ‐し【枯死】
[名](スル)草木が枯れてしまうこと。「街路樹が排気ガスで—してしまった」
こ‐し【顧視】
[名](スル)振り返って見ること。かえりみること。「(敵兵ハ)ただ左往右往して我が軍人を—せり」〈独歩・愛弟通信〉
こし【古志】
日本の俳句雑誌。平成5年(1993)、長谷川櫂の主宰により創刊。平成23年(2011)以降は大谷弘至が主宰。
こしあか‐つばめ【腰赤燕】
ツバメ科の鳥。全長19センチくらいで、腰が赤褐色。軒下などに徳利(とっくり)形の巣をつくる。日本では夏鳥で、西日本...
こし‐あかり【腰明かり】
「腰提灯(こしぢょうちん)」に同じ。「組の捕手(とりて)の—武威輝かす高提灯」〈浄・盛衰記〉
こし‐あき【腰明き】
⇒腰変わり
こしあき‐とんぼ【腰明蜻蛉】
トンボ科の昆虫。体は黒色で腹部の途中が白色。夏、各地にみられる。《季 秋》
こし‐あげ【腰揚げ/腰上げ】
着物の着丈を調節するため、長い分を腰の位置で縫い上げすること。また、その部分。
こし‐あて【腰当て】
1 すわるときに腰の後ろに当て、姿勢を楽にしたり保温したりするもの。 2 修験者・猟師などが腰につけた敷き皮。長方...
こし‐あぶら【漉油/金漆】
ウコギ科の落葉高木。山地に自生。樹皮は灰色。葉は手のひら状の複葉で、小葉は縁にぎざぎざがある。夏、淡黄緑色の小花が...
こし‐あん【漉し餡】
煮た小豆などをすりつぶし、裏ごしして皮を除き、砂糖や塩を加えて作ったあん。→潰(つぶ)し餡
こし‐いし【腰石】
建物の土台の根石の上部にある石積み。
こし‐いた【腰板】
1 壁・障子などの下部に張った板。 2 男の袴(はかま)の後ろ腰に当てる板。現在では厚紙を共ぎれで包んで用いる。
こしいた‐ばり【腰板張り】
障子・壁・垣根などの下部に板を張ること。また、板を張ったもの。
こしいのり【腰祈】
狂言。修行を終えたばかりの山伏が、祖父の曲がった腰を直そうと祈るが、伸びすぎたり曲がりすぎたりして祖父にしかられる。
こし‐いれ【輿入れ】
[名](スル)《昔、嫁入りのとき、嫁の乗った輿を婿の家に担ぎ入れたことから》とつぐこと。嫁入り。「秋の吉日に—する」
コーシャ
《「コーシェル」とも》⇒カシュルート
こ‐しお【小潮】
潮の干満の差が最も小さいこと。また、その日。上弦または下弦の月のころに起こる。⇔大潮。
こし‐おうぎ【腰扇】
扇を腰に差すこと。また、その扇。「迷ひを開く—」〈浄・油地獄〉
こしおう‐じんじゃ【古四王神社】
秋田市寺内にある神社。祭神は武甕槌命(たけみかづちのみこと)・大彦命(おおひこのみこと)。古四王大権現。
こし‐おけ【腰桶】
⇒鬘桶(かずらおけ)
こし‐おし【腰押し】
1 険しい坂道を登るとき、人の後ろから腰を押して力を貸すこと。また、その人。「—やかかる岩根の下もみぢ/其角」〈雑...
こし‐おび【腰帯】
1 女性の和服で、腰で着物をからげ結ぶ細いひも。こしひも。 2 「帯」に同じ。 3 「石帯(せきたい)」の異称。 ...
こし‐お・る【腰折る】
[動ラ下二]歌や文章がうまく作れないさまになる。「—・れたる歌合、物語、庚申(かうしん)をし」〈源・東屋〉
こし‐おれ【腰折れ】
[名](スル) 1 老いて腰が曲がること。また、腰の折れ曲がった老人。 2 景気や経済活動が、成長・回復・現状維持...
こしおれ‐うた【腰折れ歌】
和歌の第3句と第4句との接続がうまくない歌。へたな歌。また、自作の歌をへりくだっていう語。
こしおれ‐ぶみ【腰折れ文】
へたな文章。また、自作の文章をへりくだっていう語。「わづかなる—作ることなど習ひ侍りしかば」〈源・帚木〉
こしおれ‐やね【腰折れ屋根】
切妻屋根の勾配(こうばい)を途中から急にしたもの。駒形屋根。マンサード屋根。
こし‐かき【輿舁き】
輿を担ぐこと。また、その人。輿丁(よてい)。
こし‐かけ【腰掛(け)】
1 腰を掛ける台。いす。 2 本来の希望を達するまでの間、一時ある職や地位に身を置くこと。「郷里に帰るまでの—に勤...
こしかけ‐あり【腰掛け蟻】
木材の継ぎ手の一種。材の上半分を蟻継ぎにし、下半分を相欠(あいがき)にしたもの。
こしかけ‐いし【腰掛(け)石】
1 腰を掛けるのに適した石。また、腰を掛けるために置いてある石。 2 著名な人が腰を掛けて休んだといういわれのある石。
こしかけ‐ぎん【腰掛(け)銀】
将棋で、序盤の陣形の一。5筋の歩(ふ)を進めず、その上に銀将が出る形。
こしかけ‐しごと【腰掛(け)仕事】
一時の間に合わせに従事する、職業や仕事。
こしかけ‐ぢゃや【腰掛(け)茶屋】
「掛け茶屋」に同じ。
こしかけ‐まつ【腰掛(け)松】
1 腰掛けとするのに都合のよい枝ぶりの松。 2 有名な人が腰掛けたという伝説の松。「金が崎には義貞の—」〈浄・反魂香〉
こし‐か・ける【腰掛ける】
[動カ下一][文]こしか・く[カ下二]椅子(いす)・台などの上に腰を下ろす。腰をかける。「ベンチに—・ける」
こ‐し‐かた【来し方】
[連語]《「こ」は動詞「く(来)」の未然形、「し」は過去の助動詞「き」の連体形》 1 過ぎ去った時。過去。きしかた...
こしかた‐ゆくすえ【来し方行く末】
[連語] 1 過去と未来。「眠られぬ儘に—を思い回(めぐ)らせば回らすほど」〈二葉亭・浮雲〉 2 通り過ぎてきた方...